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散文 鳥さんさようなら、またどこかで

今日は激しいものを見たい気分だった。いつもの、どんなときも変わらないあの川じゃない。あの公園でもない。

結局川に来た。ジメジメした空気と地面。川はいつもより勢いを増して僕を迎えてくれた。


Twitterが大好きで、嫌いだった。辞めたかった、でも辞められなかった。Twitterは楽しい。袖が触れた程度からどっぷり首まで浸かった程まで、僕と関わったあらゆる人を見ることができる。あるいは、僕の中の衝動をそんな誰かたちに誇示できる。そして何より、誰かと繋がれる。でももうたくさんだ。流れてくる誰かの何かに、本心なんて見えやしなかった。僕の芸術にいいねが押されることはないし、誰も本当の意味で繋がろうとなんてしちゃくれなかった。いくら僕が悩み書き、消し、また書いた文でも、わかってくれる人なんていやしなかった。もういい、辞めよう。無理して自分を小出しにするのも、共感されるはずないことがやはりそうなるのにケチをつけるのも。やっと辞める決心がついた。遅すぎたかな?でもこれは、きっとハッピーエンドだ。さようなら。


この街の空はいつも一色だ。でも今日は、薄汚れた雲が浮かんで、いつもより生き生きとしている。

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