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司祭枢機卿曰く

 しばらくの間、私と司祭枢機卿の間には沈黙が流れた。

 正確には、私とノートパソコンの間、と言うべきなのだろうか。


「魔女とは何だと思う?」

「は……?」


 突然の問いに、私は困惑する。


「お前も魔女なんだからそのくらいは答えられるだろうが」

「いや、そんな事言われても……そもそも、私は魔女なんかじゃないって言ってるでしょう」


 まぁそれはいい、と返して、男は続ける。


「我々法王庁としては、魔女とは強力な脳波を持つ者、と定義している」

「脳波……?」


 聞いた事のない言葉に眉を顰めても、男にはもちろん見えてなどいない。お構いなしに話し続ける。

「そうだ、脳波……それも右半球の、だ」


 説明などさらさらする気はないらしい。

 しかし、私にはなんとなく、心当たりがあった。

 

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