表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/398

ノートパソコン

「……メリッサ、あとはいいから荷物を片付けてらっしゃい」


 私はそう言い、少女からノートパソコンを取り上げた。


「じゃアンソニー、またね」


 少女はノートパソコンの真っ暗な画面に向かってひらひらと手を振ると、廊下へ駆け出して行った。


 ぱたぱたぱた。


 おなじみの足音が遠ざかって行く。

 それを確認してから、私は手にしたノートパソコンに問いかける。


「……聞きたい事が色々あるわ」

「答えるか答えないかは、こちらの自由だが……まあいい、今日のところは一つだけ答えてやる」

 

 私は深呼吸する。


「貴方、科学は魔術に追い付いた、って言ったわよね?」

「ああ、それがどうかしたか?」


 ノートパソコンの熱が掌からゆっくりと身体に染み込んで来る。

 初めての感覚だ。

 でも、遠い昔、この真逆の感覚をどこかで味わったような気がするが----思い出せない。


「死んだ者でも生前の姿で甦らせる事も可能だ、って言ったわよね?」

「さあ、どうだったかな?」


 相変わらず食えない男だ。 

 たが、その答えは、全てを知ったうえでの韜晦だと私は確信した。


「だったら、どうしてあの子は……メリッサは、あんなに小さい姿なの?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ