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アイリス、勉強を始める

アネモネの存在は法王庁側こちらには知らせず、私だけで解決する----。


 と、決意したのはいいが、私一人でやれる事は少ない。

 もっと言うと、実際問題として、やれる事は現状ではほぼないのだ。


「うーん……我ながら地道過ぎる……」


 文字通りの本の山に埋もれて、私は書庫の机の上に突っ伏していた。

 カーラに相談しない以上、調べもの一つままならないのが本当のところだ。


「調べたい事があっても、まず言葉の意味が分からないし……」


 結果、私は毎晩書庫に籠る羽目になったのだった。


 幸いにも書庫には各国語の辞書が揃っていた。

 それを見ながら百科事典を捲り、時には義務教育用の教科書と首っ引きで、私は主に科学と世界史について学んでいた----もちろんメリッサが寝静まった後である。


(とにかく、分からない言葉が多すぎ……! 適度な負荷は脳梁を成長させるとか言ってたけど、こんなに頭を酷使してたら脳細胞が死にそう……!)

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