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疑問

「ふぅ……」


 もそもそと布団の中で丸くなりながら、私は通路でのアネモネとのやり取りを思い返す。


(裏切った、って、どういう意味なんだろう……?)


 言われた言葉に心当たりはない。

ベルリンでの戦闘の事を指しているのだとしても、あの地下壕に彼女はいなかったし、そもそもトゥーレ協会の魔女は----。


(……いや、その事は後で考えよう)


 私は唇を噛む。

 今はアネモネの件をどうするかだ。


 アネモネの能力ちからは、いわゆる風の声を聞くという抽象的な表現をされるものだが、科学的に説明するとすれば、大気を伝わる電波や電磁波を視覚化していた、というのがきっと近いのだろう。

 なればこそ、ケーブルや電線を通って地下深くのこの場所にまで意識を入り込ませる事もできたのではないだろうか。


(でも……彼女、あそこまで他人の意識に入れてたっけ?)

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