9 エピローグ
本日二話目です、ご注意ください。
名前:――
種族:コボルトキング
スキル:『精霊魔法(地水火風限定)』『テイム』『魔物牧場』『鑑定』『槍術』『暗視』『念話』『育成』『統括』
称号:『魔王』
特殊従属:<ジーン:ゴブリンキング><ユフ:フェンリル><スン:スライム><マティー:エルダーリッチ><スーン:スケルトンキング><ジル:サキュバス><クオ:オークキング><ルエ:王鬼><アム:リビングアーマーキング><イノ:吸血鬼(女王)><ケル:ケルベロス><ジック:セイレーンクイーン><メイ:マーマンクイーン><クホ:グランパス><リック:リザードマンキング><クウ:ワイバーン><ニト:コカトリス><ジャン:イルヤンカ><フェニ:フェニックス><フォン:グリフォン><パウ:ゴーレムキング><タンガ:サイクロプス><テト:ロック鳥><ケア:キマイラ><モク:エルダートレント><フウリ:風龍><エンリ:炎龍><スイリ:水龍><チド:地龍><アンリ:闇龍><キリ:光龍><テフト:ダンジョンマスター><><><><><><><><><>
従属:<ハイゴブリン×2000><スコル×1000><ハティ×1000><スライム×2000><サキュバス×1000><インキュバス×1000><ハイスケルトン×1000><リッチ×1000><ハイオーク×2000><武鬼×2000><吸血鬼(公爵)×2000><ハイリビングアーマー×2000><ケルベロス×2000><ハイセイレーン×1000><ハイマーマン×1000><グランパス×1000><ハイリザードマン×2000><ワイバーン×2000><コカトリス×2000><ニーズヘグ×2000><フェニックス×2000><グリフォン×2000><ハイゴーレム×2000><ルフ鳥×2000><キマイラ×2000><エルダートレント×2000>
あれから何年たったか。俺は魔物牧場で自分のステータスを見ながらそう思った。
このダンジョンをクリアしてから始めた事は、先ず自分のレベルを上げる事だった。
ダンジョンマスターは魔力を溜めて魔物を作るようで、四千年の間溜めていた魔力はすさまじく、それでいて此方が死なないようにしてくれているので、かなり格上――コボルトにとって――の相手とも戦えたので直ぐに……とも言えないがすんなりとレベルを上げて進化することが出来た。
次に取り組んだのは配下の進化を行う事。基本的にウォーリアー、コマンダー、ジェネラル、ハイ、キングという順番で進化していったが、進化しない種族もいた。
これに当てはまらない進化をした者は、各々バラバラな名前へと進化していった。スケルトンはコマンダーまでは一緒だが、魔法を使う奴はそこからワイトになり、リッチ、エルダーリッチへと変化したし、オーガはジェネラルから鬼、武鬼、王鬼となった。吸血鬼は下位吸血鬼、上位吸血鬼、吸血鬼(伯爵)、公爵、女王となった。多分だが男が王になると吸血鬼(王)になるのだろう。グールは男がインキュバス、女がサキュバスへと見た目がものすごく変化し、進化した時はあっけに取られてしまった。ウルフはブラックウルフから中々進化しないと思ったらヘルハウンドへ、そこからブラックウルフはスコル、ホワイトはハティ、そしてフェンリルへと至った。トレントは次がエルダートレントで、オルトロスはケルベロスへ。
基本はそんなところか。ドラゴンたちは進化しないようで、普通にレベリングしている。
そして、基本的な進化の法則が出そろったところで、配下の数を整えることにした。基本的に一種族二千、スケルトンのように分かれている物は千ずつ。その代表として各種名前を付けてリーダーとした。
テイムしてしまえば暇になる。なにせ後はテフトに頼んで強敵と戦わせていたからだ。しかし配下たちにそこそこ格上で自分を殺しに来ている敵と戦って貰った。そのため、本当に稀に亡くなってしまう配下もいた。だが、配下にはちゃんと殺気の中を生き抜いてほしかったからだ。
これだけ魔物が多くなれば魔物牧場も狭くなるかと思いきや、そうでもなかった。各々自分の縄張りの様な物を好きに作って悠々と生活している。ドラゴンたちは特に縄張りは決めずにばっさばっさ飛んでいるし、たまに人化して俺にちょっかいをかけてくる、特にエンリが。あいつは炎龍のエンリはちょっと戦闘狂のきらいがある。……だが俺も言い訓練になるのでホイホイついていく。するとスーンやらクオやらと色々な名持ち、特に戦闘を主にしたいという名持ちが集まって来て大乱戦になる。勿論ダンジョンで行うので、最後はテフトと俺の一騎打ちでいつも終了している。
テフトは最近ちょっと不満そうだ。話を聞いてみると、ちゃんとした武道の先生が欲しいそうだ。俺もそれは思った事だ、此処に居るのは全員素人。なにせ技よりも力で押して来た俺達だ、俺もちゃんとした指導者が欲しいと思う事は何回もあった。
……欲しいけどどうやって手に入れるかが全く見当つかないので保留にしかならない。
そしてつい先日一人キングがいると、同じ種族はキングにならないことが判明した。最初に名持ち達をレベリングして正解だったな。
どうやら、俺の配下という一種のコロニー単位になっているようで、外に行けばキングもいるだろうが、俺の配下という中ではいくらレベルを上げようと進化しないようだ。
なので際限なく今はレベルを上げたり、テフトと技術を学びたいなと話したりとグダグダと過ごしている。
何度か外に出てみたが、酷い雪で出る気が失せた。それも一年中吹雪いており、山の頂上にダンジョンがあるものだから、ドラゴンの背に乗って飛んで行くくらいしか考えられないな。
大変というよりも一番面倒臭かったのは正直名づけだ。名前を考えるのが結構辛くて、種族名をモジる事で何とかなった。
「聞いておるか主よ」
「聞いてる」
とまぁどうしてこんな回想じみたことを思っているかというと……ダンジョンの魔力が少なくなってきており、このままでは流石に不味いとテフトに相談されたからだ。
「強くなるのは良いのだがの、その分強い魔物を出し続ければガス欠にもなるわい、いくら四千年溜めたと言っても、こうもほいほい削られたんじゃ仕方ないのじゃ」
「まぁお陰でかなり早くレベル上げ出来たし、そろそろ外に行くか」
此処に居て暇だとか、つまらないだとかは思ったことがない。こう言っては何だが、ゲームの画面でしか見れなかった、アニメの中でしか見れなかった、そんな生き物や戦闘が繰り広げられているのだ。もふもふを撫でたり、ドラゴンと戦ったりといくら月日が経とうが飽きることは無かった。
だが、無くなってしまうならば仕方ない、ついに此処から離れるときが来たという事か。
さて、それならば今後の事を考えないといけないが、それよりも先ずは。
「テフト、宝箱で俺の服というか鎧って出せるか?」
正直あんまり気にしてはいなかったが、すっぽんぽんだ、最初の腰みの付けてるゴブリンよりも服では劣る。と言っても俺はフサフサの毛があるので正直そんなに気にもならなかったのだが、外に出るとなると少しは着ていきたくなるのだ。
「勿論じゃ、後で持ってこよう」
「ありがとう」
それと、外に出るならば自分の名前くらいあった方がいいだろう。と言ってもこれはもう決まっているんだけどな。野良犬から始まったこと、そして誰の下にも就くつもりはないという決意として。
「俺は俺に名付ける、名前はノラ」
野良猫のように気ままに、自由に、そんな事も思ってだ。俺犬だったけどな!
そんなツコッミをいれ、配下の名持ちにそろそろこのダンジョンと別れるという話をし、配下全体に名前を浸透させた。因みに名持ちと俺による会議は牧場の中の池のほとりで行うことになっている。じゃないと来れない奴らがいるからな。
そしてそろそろ行くかと思っていた時、懐かしい声が俺の頭に響いてきた。




