あとがき
寵愛のテベルに最後までお付き合い頂いて有難うございます。
この作品は一年以上前に書き始めたものだったのですが、途中から書きたいと思うことが変わってしまい、物語の半分まで書き終えていたところそれらを全て一から書き直して現在の形に着地致しました。ぶっちゃけタイトルすら合わなくなり変えてしまいました。
内容についてですが、最終話でテベルが救われた後、ハーミヤとルドルフの行方を知る者は一人もいません。
当然王女であるハーミヤが失踪したということで、森には捜索隊が派遣されますが神木のある場所はルドルフが閉ざしてしまい、人が立ち入ることのできない場所となりました。
六年前は森が戦争に巻き込まれて、その結果ルドルフは不完全な形で目覚めてしまったわけですから、それの予防策といったところでしょう。
そして世界に起こった天変地異も一般の人にはただの天災という認識しかありません。
神獣に戻ったルドルフの姿は、普通の人間に視認することはできませんし、ハーミヤにはお墓もありません。
ハーミヤの行方不明に一番涙を流したのはフレイアでしょう。
ちなみにルドルフ、ハーミヤと共にダーウェントに向かっていて崖崩れに巻き込まれた他の騎士達は、その後無事に目的地へと到着しています。
そして危険地帯へ向かったランズールも無事です。よかった。
ちなみに当初考えていた結末は、ルドルフがハーミヤを短剣で殺すのではなく、ハーミヤを喰べて力を取り戻す、という形を思い描いていたんです。
でも神獣のルドルフがハーミヤを食べるのは想像できても、人間のルドルフがハーミヤを食べるのはちょっと想像できなくて変更しました。
長くなりましたが、これで寵愛のテベルも終了です。
正直に言うと加筆してハッピーエンドに持っていこうか迷ってもいます。自分で書いといてルドルフが可哀想だなぁって、ちょっと、思ってしまって……。
ご意見あればぜひお聞きしたいです。
稚拙な文章ながらここまで読んでくださったあなたに、最大限の感謝を。




