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一応鍛冶屋やってますよ?  作者: 金剛
第一章 転職する日々
7/30

7話 定職に就いたら負けかなと思ってる 冒険者ギルド編 後編

投稿が遅れてしまい申し訳ありません。


最後まで読んでいただければ幸いです。


5/27 ステータス変更

 冒険者ギルドでの仕事のうち1週間は裏方の仕事だったのだが、そこで冒険者ギルドならではの様々な仕事をすることになった。

 まず1階では冒険者の持ってきた素材の鑑定や、依頼を完了した冒険者に報酬を支払ったりする。

 2階は冒険者が依頼を受注したり、依頼を出したい人が依頼を出したりするのが表向きの仕事だ。

 裏方の仕事は依頼者に問題がないか、依頼自体が重複していないかを調べその依頼に対する報酬と必要なランクを決める。

 この時ランクを决めるのが意外と難しい。

 なぜかというと依頼の対象となっているモノに関する難易度以外に行き帰りに遭遇する可能性のある魔物の数や強さによって必要になるランクも引き上げないといけないからだ。

 大体は依頼の対象のランクの1つ上でいいのだが、途中の道で凶暴な魔物の目撃情報などがあるともう1、2ランク上げる必要もある。

 また、Eランクの依頼なのにCランクの魔物が出たりすると冒険者ギルドも違約金を払わないといけないのでランク決めは慎重に行う。


 そんな仕事を1週間もこなすと、次は受付や依頼達成時の報告窓口、そして冒険者ギルドの売店など直接冒険者に関わる窓口業務も行うことになる。

 ちなみにニーナいわく2階の受付が冒険者ギルドの花形らしいのだが、大変さも1番らしい。

 で、俺はというとまず売店で3日間働くことになった。

 冒険者とは強面の顔や姿に似合わず意外といいやつが多い。

 一応売店ということで商売をおこなっていたおかげか話術、取引というスキルと商売人という職業を獲得できた。

 3日間で色々な冒険者と仲良くなったあと、次は報告窓口で3日間働くことになった。

 この頃になると冒険者と気軽に話したりしながら楽に仕事をすることができた。

 特に仲良くなった冒険者とは仕事終わりに酒場で酒を飲んだりもしていた。

 報告窓口の3日間が終わると次はいよいよ受付で1週間働くことになった。


 受付はニーナの言っていた通りの大変さだった。

 正直売店や報告窓口の仕事はここに比べれば働いていないに等しい。

 簡単に言うと依頼人からは依頼を受注し、冒険者には冒険者が持ってきた依頼の受注を行うだけなのだが、その情報を処理するのが結構大変なのだ。

 まず依頼人には依頼発注書なるものを渡してそこに記入してもらいつつその依頼に適した報酬金を依頼人に用意してもらい、書いてもらった依頼発注書に間違いがなければ依頼発注書の中で必要な部分を1枚の紙に書き写しそれを2階の裏方に渡し自身は1階の報告窓口の裏方に依頼人から預かった報酬金と依頼発注書を渡しに行かなければならない。

 冒険者の方はその依頼のランクが合っているのかを確認しそのランクに対して冒険者のランクが足りているかを確認したあと、誰が受けたのかを受注者情報用紙に受付職員が(・・・・・)書き込んでそれを2階の裏方と1階の報告窓口に渡さなければいけない。

 それと、その依頼に関して自分が知っている情報もあればなるべく教えるのも大事な仕事だ。

 これを朝から夜まで休憩は昼に1時間のみなのでなかなかきつい仕事だ。

 仕事が終わるとそのまま3階のギルド職員用の部屋に行きすぐ寝るという生活が続いた。

 そして受付業務を1週間こなすとついに配属先が決まることになった。


 なんと受付業務だった。

 毎日死にそうになるまで働かされるなんてウレシイナ…。

 理由は冒険者が俺の一言を気に入ったかららしい。

 依頼の内容の説明のあと大概のギルド職員は依頼の時の天気や行き帰りの道に出没する魔物の話をするらしいのだが、俺は依頼が出されている地域の近辺で出没する魔物や目撃情報だけでなく最近その近辺で仕事をした冒険者に聞いた魔物の情報を書き留めた紙の束から出没するであろう魔物の情報を出していた。

 すると、他の窓口では聞かなかった魔物の名前が出てくることもありそのおかげで魔物に対する備えを万全にできたと好評だった。

 それ以外に雨が降るなら他の冒険者に聞いた情報をもとに雨具ならここの製品がいいからそれを持っていくといいとか道具の話もしていたのだがそれも好評だったようだ。


 冒険者に評価してもらえるのは嬉しいのだが正直受付は嫌だ。

 しかし、せっかく冒険者の皆に喜ばれているんだから頑張ろうと思った。

 ……だけど1週間もするとやはり辛くなってきた。

 そろそろやめたいなと毎度のように思っていた時ちょうどその知らせが飛び込んできた。

 売店時代から仲良くしてきた冒険者がランクを大きく超える魔物に襲われて死んでしまったという知らせだった。

 その依頼の受注は俺が担当していた。

 いつもどおりこんな魔物が出ると思うから注意して言ってこいよというと、そいつは今回はデューイに出没する魔物のことを教えてもらったから余裕だな笑いながら出て行ったのを覚えている。

 自分がもう少しきちんと魔物の情報を教えていればという自責の念が重くのしかかり、その翌日には辞表を出して逃げるように冒険者ギルドを去った。






名前:デューイ

種族:ドワーフ

職業:遊人Lv2 鍛冶見習いLv2 上級調合士Lv7 狩人Lv5 釣り人Lv1 商売人Lv3

レベル:20

体力:101/101

魔力:153/93+10+50

攻撃:70+29+10

防御:65+29+6

力:29

知恵:28

敏捷:18

運:16

種族固有スキル:鍛冶Lv2 鎚Lv3 酒豪

スキル:調合Lv7 水泳Lv1 槍Lv1 釣りLv1 話術Lv8 取引Lv3

装備:木の鎚(攻撃+10) 革の帽子(防御+1) 革の胸当て(防御+2)

  革の籠手(防御+1) 革のズボン(防御+2) 中級調合士の指輪(魔力+50)

変な表現間違い等ありましたら教えてください。


遅れた理由ですが、去年買ったばかりのノートPCが作業中に突然電源が落ちるというトラブルに見舞われ、データが飛んでしまったからです。

今度からは作業中に時々データを保存しようと思います。

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