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一応鍛冶屋やってますよ?  作者: 金剛
第四章 帝都
21/30

1話 帝都

久しぶりの投稿になりました!

強化週間と言っておきながら昨日は投稿できずすみません。

 リムの街を出発し、東街道を西に進みながら、デューイは帝都に向かっていた。

 ちょうど大森林と呼ばれる森林地帯を横断するように作られたこの街道を進んでいると前方に1人ポツンと立ってこちらを見ている者がいることに気がついた。

 盗賊であれば一人でこんなところで待っていないだろうし、旅人かと思い気軽に近づいてみることにした。

 その人物の隣に立ってみると、どうやら行商人なのかいろいろな荷物を背負っていることが分かった。

 また、ヴァント帝国において人間は珍しいなと思いつつも声をかけてみることにした。


「やあ、行商人。帝都に向かっているのかい?」

「………そうだ。しかし、思った以上に遠くて困っているんだよ。できれば君の馬車に乗せてくれないかな?」

「俺の馬車に?いいよ。好きなところに乗ってくれ。見たところ人間のようだが、名前は何て言うんだ?ちなみに俺はドワーフのデューイって言うんだ。」

「俺の名前はシュウジ、よろしく頼む。もう一つお願いがあるんだが街の近くまで行ったら馬車から降ろして欲しいんだ。そこで知り合いと合流する予定でね。」

「そうか、変わった知り合いもいるものだな。まあ狭い馬車だがゆっくりして行ってくれ。あと、中に乗ってる俺のツレとも仲良くしてくれよ。」

「わかった。それじゃしばらくお世話になるよ。」


 予想通り行商人だったようだ。しかし、街の外で仲間と待ち合わせとは随分変わっているな。

 それにこんな所に人間が一人でいるというのはとても珍しいことだ。

 まぁ変なこと聞いて巻き込まれるのは嫌だからそっとしておこう。

 そう心に決めたデューイだった。


 馬車の中からは時折サーシャ達3人とシュウジの話し声が聞こえてきた。

 そうこうしているうちに正面と真後ろ以外木に覆われていた視界が開け、帝都を囲む城壁が遠くにうっすらと見えるようになってきた。

 この辺まで来るとほかの商人などの馬車などともすれ違ったり、人通りが多くなってくる。

 その時馬車の中にいたシュウジから仲間との待ち合わせがあるからここで降りると告げられ、馬車を止めるとすぐにシュウジは降りた。

 少しの間シュウジに手を振りながら馬車を進め、俺たちはついに帝都の東門に到着した。


 門は東西南北の四箇所に有り、それぞれ東門、西門、南門、北門という名前がつけられている。

 それぞれ通称があって、東門はこの大陸の東側に海をはさんでもう1つ大陸があるので、異大陸の門と呼ばれている。

 同様に西門は終結したとは言え西側にはかつての敵であった人間国家があり、帝都生まれのティランという英雄が西門から出て行き、行人魔大戦の折に活躍したのでことからティランの門と呼ばれている。

 また、南門は南の豊富な水源地や森林、農業に適した土地が広がっているため、恵の門と呼ばれている。

 これらに対して、北門のイメージはあまり良くない。

 北側には重犯罪を犯したものが強制労働をさせられる鉱山などの流刑地が数多く存在する土地で不毛の地帯であるために農業はできず、海は荒れており漁業もろくにできない。

 その上帝都内の北門周辺の地区はスラム街になっており、治安も良くない。

 そのため北門は罪深き門と呼ばれている。


 さて、異大陸の門なんて大層な名前がついているが、実際に東側にある大陸に行った者はいないので、この名前は変えるべきではないかと言われている東門なのだが、実は名前を変えるにもいい手が思いつかないのだ。

 それは大陸があること以外に目立ったものがないからだ。

 それにともなって東側は帝都で北側に次いで2番目に人気がない。


 実際街の中心に元老院があり、その北側に魔軍本部や裁判所が、西側には経済省や入国管理局が、南側には農業省やギルド本部がある。

 しかし東側で中心部近くにあるのは、元老院に通う爵位を持った者たちの屋敷くらいだ。

 また、公的な建物の影響か商売に関係する建物も西側や南側に多く、東側はベットタウンのような役割しかなかった。

 そんな風景を東門から入り中央広場や元老院の前を通りすぎ西側のロールの店に着くまで眺めていた俺はこれからどこに店を構えようか迷っていた。

 実際西側や南側に家を借りようと思えば借りられるかもしれないが、空きを探すのが大変な上に、家賃もかなり高い。

 それなら東側にと思うのが普通なのだが、借家の空きはそこそこあるだろうし商店はあっても工房になるような家はおそらくないだろう。

 となれば一から立てることになるのだろうが、狩りにも帝都である。

 お金が心もとない……

 新しい店のことを考えていると、ついにロールさんの店に着いた。

 ここは一旦気持ちを切り替えて、ロールさんと話をしなければ!

 気持ちを新たに、俺は馬車を近くに止めて、ロールさんのお店に入った。







名前:デューイ

種族:ドワーフ

契約精霊:火(下位) 水(下位) 土(下位) 雷(下位) 風(下位)

職業:遊人Lv2 鍛冶師Lv37 上級調合士Lv7 狩人Lv5 釣り人Lv1 商売人Lv9 錬金術師Lv8

レベル:68

体力:290/290

魔力:205/205

攻撃:109+57

防御:101+57

力:57

知恵:65

敏捷:29

運:40

ユニークスキル:鍛冶Lv37 鎚Lv3 酒豪

スキル:調合Lv7 水泳Lv1 槍Lv1 釣りLv1 話術Lv14 取引Lv9 錬金術Lv8

装備:作業服




名前:シャーリー

種族:獣人(兎)

職業:戦士Lv1 商人Lv4

レベル:3

体力:23/23

魔力:5/5

攻撃:10+10

防御:9+10+1

力:10

知恵:11

敏捷:17

運:6

種族固有スキル:身体強化Lv1 聴覚強化 

スキル:話術Lv3 暗算Lv4 取引Lv4

装備:麻の服(防御+1)





名前:サーシャ

種族:エルフ

契約精霊:風(上位)

職業:狩人Lv3 鍛冶見習いLv15

レベル:18

体力:68/68

魔力:105/105

攻撃:33+17

防御:271+17

力:17

知恵:23

敏捷:29

運:10

ユニークスキル:弓Lv3 身体強化Lv1 異種族言語|(精霊)

スキル:鍛冶Lv15

装備:作業服





名前:リリ

種族:魔人

契約精霊:

職業:魔術士Lv3 鍛冶見習いLv15 錬金術師Lv3

レベル:21

体力:80/80

魔力:170/170

攻撃:34+37

防御:34+37

力:57

知恵:18

敏捷:15

運:10

ユニークスキル:魔術Lv3

スキル:錬金術Lv3 鍛冶Lv15

装備:作業服

変な表現、間違いなどありましたら教えてください。


さて、今日からは23日まで隔日で投稿しようと思っています。

今までの話が導入部分くらいのつもりで、ここからが本編?のつもりなのでいい作品をかけるように頑張りたいです。


最後になりましたがこの話が通算21話目となります。

特段キリがいい訳ではないのですが、20話までのアクセス数、つまり昨日までの通算アクセスですがPV約34000、ユニーク約8000となっています。

この話を始めたときからは想像もできない数字です。

正直この時点でPVが20000を超えたり、ユニークが5000を超えるとは思っていませんでした。

いつも読んでくださっている方々本当にありがとうございます!

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