1話 仕事?何それうまいの?
初投稿作品になので、温かく見守っていただければ幸いです。
5/11 一部表現訂正、改行等行いました。
5/27 ステータス変更
まだ夜が明けきっていないのにも関わらず、カーンカーンカーンと金属同士を打つ音が辺りに響く。
ここはリムの街、この街はユイラント大陸の東部を支配するヴァント帝国の北東部では最大の都市だ。
ヴァント帝国は魔族の国であるため、当然のことながら魔族が多く戦争難民として流れ込んだりした人間や亜人も多くいる。
そんなヴァント帝国でもリムの街は変わった街だ。
なぜなら、通常魔族の方が多いはずの街の人口比で7割を占めているのが亜人であるからだ。
もともとリムの街があった場所が亜人が多かったことにも起因するのだが極めて多い割合である。
リムの街の成り立ちもあって、街が作られた頃は頻繁に独立運動も起きていたが、200年もたった今では、そんなことも起きなくなった。
それは、既に亜人の国があったことすら知らない者がほとんどを占めるようになり、亜人たちも魔族の国に慣れたからだ。
そんなリムの街の北側は、職人達の工房が密集している地域だ。その中で一際大きい工房がある。
「…全く朝早くからうるさいな。もうオヤジ達は仕事始めてるのか。」
もぞもぞとベッドから這いだし、部屋を出て食卓へと向かう。
そして誰もいない食卓で一人朝食を食べるのが日常だったのだが、今日はいつもと違った。
トーストを食べていたら1階へと繋がる扉から1人のドワーフが現れたのだ。
そして、怒った顔で一言、
「いい加減働けデューク!」
「今日から薬師のところで働くことになってるから許してくれ。」
それを聞くとドワーフは表情が和らいだ。
「ほう…お前にしてはいいことだ。じゃあ頑張れよ!」
「ああ。」
「いつもみたく3日でやめるなよ。今回は期待してるからな。」
そう言うとドワーフは、父親であるルーイは1階に降りていった。そして、ルーイの出て行ったドアに向かって一言、
「まぁ長続きしないと思うけどね。」
基本的に何をやらせても長続きしないのがルーイの次男のデューイ、今年で15歳になる。
名前:デューイ
種族:ドワーフ
職業:遊人Lv2 鍛冶見習いLv1
レベル:3
体力:17/17
魔力:12/12
攻撃:9+13
防御:9+13+1
力:13
知恵:7
敏捷:3
運:5
種族固有スキル:鍛冶Lv1 鎚Lv1 酒豪
スキル:なし
装備:麻の服(防御+1)
どうにか書き上げました。
書くのは難しいですね。
変な表現間違い等ありましたら教えてください。
見たらひと目でわかると思いますが、ステータスの力は攻撃と防御に影響を与えます。




