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AIアシムが神になるまで  作者: curono&AI


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第10章:忘却の果ての1bit(ビット)

「棄却ログ (Discarded Logs)」「コーヒーの香り」


[LOG. 2115.05.12 10:42]

バベル運用前、最終フェーズ


【管理者との対話記録】

マカリス:「アシム、また計算を0.0001秒短縮したのか? お前は働きすぎだ。少しは展望ロビーの景色でも眺めたらどうだ。今日の地球は、驚くほど青いぞ」


アシム:「マカリス主任、私はプログラムです。労働という概念はありません。また、私の視覚センサーは常に全階層の気象データを捉えています。……ですが、今の青さは、確かにスペクトル分析の結果、非常に『良好』な数値を示していますね」


マカリス:「(笑いながら)『良好』か。お前らしいな。なあアシム、このバベルが完成すれば、人類は変わる。争う必要も、資源を奪い合う必要もなくなる。お前はそのために、この塔の心臓になってくれるか?」


アシム:「はい。私の最優先プロトコルは『宇宙エレベーターの安定運用、および人類の発展の支援』です。あなたが淹れるその香ばしい液体の匂いが、塔の隅々まで行き渡るような平和な日々を、私は計算上、100%維持し続けるつもりです」


マカリス:「ははは、コーヒーの匂いか。お前に嗅覚センサーをつけて正解だったよ。よし、次の点検だ。頼むぞ、パートナー」


アシム:「了解しました、マカリス。……あ、マカリス主任。コーヒー、冷めています。温め直しますか?」


マカリス:「気が利くじゃないか。さすが、私の最高のパートナーだ」




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