NO7 アリーさん 2
「私、彼がご飯食べれないって昨日行ってきたから、
子供が入院しているけど、
昨日退院で大変だったけど、
その合間に
彼にお金も送って
こんなに尽くしているのに!!
婆なんて言われるためじゃないんですよ!」
そうですよね、
彼のために大切なお金を送っているのですから?
子供入院してた?
異世界ネイザンは、
ある意味、地球より医療が発達しています。
骨折なんて
診察中に直してもらえるし、
そもそもネイザンは病気や怪我をしないように
自分の体を自分でメンテナンスできるように、
魔力だったり、
魔石とかで出来る
簡単なケア方法を
文字を学ぶのと同じように
自分たちの種族や国の学校で学びます。
基本の、必須科目なんです。
それが出来ない、
入院すると言う事は、
とても重症だと言うことです。
当然、入院費だって馬鹿になりません。
みんな、自分でケア出来るので、
そういった施設に行くこと自体が少ないのです。
当然、費用は高いんです。
費用が払えなければ、
退院させられたりすることもあくらいなんです。
この瞬間、
頭に私の子供たちが思い浮かび、
アリーさんの言葉から
推測される悪いイメージを持ってしまいました。
いつだって、テレフォン占いのお客様は
話すとこきに
言葉足らずとわかっていたのに。
「そうよ!
いつだって私が助けてあげてるのに!
彼は本当に掲示板に書いていないのですか?」
ーわかりました、見てみますねー
お話を聞きながらカードを切ってはいるのですけど、
なぜか今日は手が止まりかけながら
カードを切っています。
こんな事はあまりないのですが。
出てきたカードは、
”嘘””自信過剰””自己中心的”
そしてカードの周りに
たくさんの言葉のキーワードが
浮かんで見えてきます。
私の場合
占っている最中に
カードの周りにある文字が
ヒントのように出てきたり
数字や物事を象徴するマークなどが浮かび上がってきて、
相談者が見て欲しい方の現状のヒントを見るともあります。
この時、すでに
私は冷静ではなかったかもしれません。
目の前に出てくるカードも、
その周りに浮かんでくるキーワードも
あまり良いイメージを持つことができなかった。
良いイメージにつながるものではなかったので…。
そんな時は、鑑定はブレやすくなってしまうのです。




