表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/38

NO5 フルーさん 2

さて、ドワーフの長は言葉足らずのようですね。

頑固な人が多い族長は言いたいことだけ言って、

他の補足がないからフルーさんが不安になっているのでしょう。


フルーさんのことを思って

子供を引き取った理由言えば良いのにね。

族長の思いを本当にちゃんとふさに伝えなければ いけないようです。

届かない気持ちを代弁いたしましょう。


ー フルーさん。

 最初に1番大切なことを伝えますね。ー


「はい。何でしょう」


ー長たちはフルーさんを大切に思っているからこそ

 お子さんを引き取りました。ー


「子供も私といたいのにですか?」


ーフルーさんが最初に体調崩したのは

 がんばって働いたからじゃないですか?ー


「確かに子供のためにがんばりました。

 私しかいないので。」


ネイザンではシングルマザーだからといって

偏見等は強くないです。


なぜなら種族によっては

父しかいない、母しかいない

という状況がよくあるからです。


よって親が1人で子育てする事は

よくあることなんです。


だからこそ、

親族が助け合って子供を育てる環境を作ります。


けれど、中には一族で責任感強すぎて、

全てを1人で背負うとする真面目すぎる親が出たり

そんな親も守ろうとする親族たちがいます。


どうやら、フルーさんそんな真面目な一族で

親になった方であったようです。


真面目過ぎるフルーさんを見ている長たちは、

とてもフルーさんのことを心配しており、

それが今回、的中してしまったのです。


ーフルーさんが1人で全てを背負い、

 頑張りすぎて体調崩したことを長たちが心配しています。

 それを長たちはフルーさんに言葉にして伝えてないみたいですね。ー


訳 大切なことを言葉にして伝えんのかい長!


「そんなこと、長は一言も言ってくれてません!」


ーそうなんです。

 だからフルーさんに伝わっていないのです。

 長は伝わっているだろうと思っている。

 フルーさんは、

 ただ体調悪いから取り上げられただけと思っている。

 そこでお互いに噛み合わなくなっているのです。ー


訳 ”だろう”も”つもり”も伝わってねーから。


言葉にしてちゃんと言えば、

長の気持ちをフルーさんをわかっていたのだと思います。


ーフルーさんのお子さんはドワーフの15歳でしょ。

 いつ何をしでかすか分からない年頃ですよね。

 実際に危ないこともあったのではないですか?ー


訳 子供いると落ち着かないよね。


「えー、1人で家を飛び出たり、

長の鍛冶場で竈門に触ろうとしました。」


ーね、そんなお子さんの面倒を見ながら仕事して、

 家のことをして体調が良くなると思いますか?ー


「え、多分無理です。」


自分の今の状況冷静に判断できない方も多く、

言葉にして他人から言われると初めて気がつく人も多いです。


フルーさんの場合、

身内の長たちに言われるより

第三者である他人に指摘されると

冷静に受け止められるみたいですね。


フルーさんだけではなく、

すごく真面目な方に限って頑固すぎて、

身近な人の言葉を受け入れない傾向があります。


身近な人が言えば言うだけ聞き入れないのは、

身近な人だからこそ反抗したくなる心理が働くんですね。


めんどくせぇなぁ〜でしょう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ