NO5 フルーさん 2
さて、ドワーフの長は言葉足らずのようですね。
頑固な人が多い族長は言いたいことだけ言って、
他の補足がないからフルーさんが不安になっているのでしょう。
フルーさんのことを思って
子供を引き取った理由言えば良いのにね。
族長の思いを本当にちゃんとふさに伝えなければ いけないようです。
届かない気持ちを代弁いたしましょう。
ー フルーさん。
最初に1番大切なことを伝えますね。ー
「はい。何でしょう」
ー長たちはフルーさんを大切に思っているからこそ
お子さんを引き取りました。ー
「子供も私といたいのにですか?」
ーフルーさんが最初に体調崩したのは
がんばって働いたからじゃないですか?ー
「確かに子供のためにがんばりました。
私しかいないので。」
ネイザンではシングルマザーだからといって
偏見等は強くないです。
なぜなら種族によっては
父しかいない、母しかいない
という状況がよくあるからです。
よって親が1人で子育てする事は
よくあることなんです。
だからこそ、
親族が助け合って子供を育てる環境を作ります。
けれど、中には一族で責任感強すぎて、
全てを1人で背負うとする真面目すぎる親が出たり
そんな親も守ろうとする親族たちがいます。
どうやら、フルーさんそんな真面目な一族で
親になった方であったようです。
真面目過ぎるフルーさんを見ている長たちは、
とてもフルーさんのことを心配しており、
それが今回、的中してしまったのです。
ーフルーさんが1人で全てを背負い、
頑張りすぎて体調崩したことを長たちが心配しています。
それを長たちはフルーさんに言葉にして伝えてないみたいですね。ー
訳 大切なことを言葉にして伝えんのかい長!
「そんなこと、長は一言も言ってくれてません!」
ーそうなんです。
だからフルーさんに伝わっていないのです。
長は伝わっているだろうと思っている。
フルーさんは、
ただ体調悪いから取り上げられただけと思っている。
そこでお互いに噛み合わなくなっているのです。ー
訳 ”だろう”も”つもり”も伝わってねーから。
言葉にしてちゃんと言えば、
長の気持ちをフルーさんをわかっていたのだと思います。
ーフルーさんのお子さんはドワーフの15歳でしょ。
いつ何をしでかすか分からない年頃ですよね。
実際に危ないこともあったのではないですか?ー
訳 子供いると落ち着かないよね。
「えー、1人で家を飛び出たり、
長の鍛冶場で竈門に触ろうとしました。」
ーね、そんなお子さんの面倒を見ながら仕事して、
家のことをして体調が良くなると思いますか?ー
「え、多分無理です。」
自分の今の状況冷静に判断できない方も多く、
言葉にして他人から言われると初めて気がつく人も多いです。
フルーさんの場合、
身内の長たちに言われるより
第三者である他人に指摘されると
冷静に受け止められるみたいですね。
フルーさんだけではなく、
すごく真面目な方に限って頑固すぎて、
身近な人の言葉を受け入れない傾向があります。
身近な人が言えば言うだけ聞き入れないのは、
身近な人だからこそ反抗したくなる心理が働くんですね。
めんどくせぇなぁ〜でしょう。




