NO3 トンキーさん1
プルル
ー こんにちは。テレフォン占いサービス「エンエン」のマミーでございますー
「あー、こんにちわ。」
あら、男性の方からですね。
珍しいことではありません。
ーはじめまして、お名前伺ってもいいですか?ー
「トンキーといいます。」
ートンキーさんですね。
今日はどうされました? ー
「3年半付き合って、
同棲までしていた彼女が家を出て行って音信不通になりました。
なんで出て行ったのかもよくわからない。
来年にはプロポーズして、結婚しようと思っていたのに。
もう彼女と縁が切れたのかなあ?
それを見てほしいです。」
ー分りました。
3年半お付き合いして、同棲していた彼女とのご縁が切れたかどうかですね。
出ていかれる前、彼女は何か言っていましたか?ー
「あー、あなたに付き合ってられない。疲れた、と言っていました。」
ふんふん、疲れたね。
ー何に疲れたかは聞きましたか?ー
「自分の住んでいる家に彼女が来たし、
自分はちょっと特殊な仕事をしているから、
自分が作ったルールを守ってもらってましたね。
僕の方が収入多かったので。」
あ、察しました。
男性の場合、大体占う前に理由がわかること多いですよ。
そして、それがどうしていけないのかわかっていない男性は
結婚しても女性に捨てられることが多いような気がします。
年間3000人以上鑑定していると、
独自の解析が瞬時にできるようになりますよ。
占い師って。
まぁ、これが経験ですね。
1つ先に言っておくと、
自分にとって”当たり前”であることが、
他人には”当たり前”ではないと言うことです。
そういったことを理解して、
相手が思っている当たり前とのすれ違いをすり合わせて、
認識のズレをお互いに縮めようと努力していれば、
このような事態にはなりません。
コミニケーションの最初は会話から。
”言わなくてもわかってるだろ”は
勘違い野郎の常套文句です。
ー 彼女が出て行く前はどんな様子でしたか?ー
「出て行かないように言いました。
でも彼女は出て行くと言って出て行きました。
その時に喧嘩もしたし、
彼女からは自分との夜の生活も辛かったと言われました。」
ーそれは大変でしたねー
ここまでの会話を見ているあなた。
私が質問しすぎと思ってるでしょ。
この質問、聞き込みしてるだけでは無いんですよ!
お客様はテレフォン占いに何故かけてくるのか?
わかりますか?
シンプルに自分の話を聞いて欲しい人が多いのです。
ただ、何から話したらいいのかわからない人もいます。
なので誘導するように聞くと、
心の整理をするように話出す人、
思いが溢れて止まらない勢いで話す人、
泣きながら言葉を紡ぐ人。
それを聞いてあげるだけでも、満足する人もいます。
それだけ、お金を払ってでも聞いて欲しい話なんでしょうね。
「自分なりに彼女を大切にしてました。
彼女には連れ子がいて、
その子のためにお金だって出しました。
良い関係築けていたと思っていました。
でもつ連れ子に嫌われていたみたいで、
その子、女の子なんですけど17歳で、
これから先どうするのかも話していたのですが、
その前に出ていかれてしまって、
出て行ってから連絡の1本もないし、
どうしているのかわからない。
自分は来年プロポーズするつもりだったから、
来年には籍も一緒のつもりだったし、
今どうしたらいいのかわからない。」
このお話の間、私はお話を聞いている間ずっと手を動かしています。
メモを取ったり、カードを切ったり、かなり忙しいんですよ(笑)
カードも決まった数ではなく、スプレッドも組みません。
必要な数のタロットとオラクルのカードを直感で並べていきます。
まずは彼女の彼の気持ち、
現在の状況、トンキーさんと彼女さんの未来をそれぞれ出していきます。
テレフォン占いは相手を退屈させないことも大切な接客です。
無言の時間にもお金は発生していますから。
ー トンキーさん、
お話を伺っている間に占ってみたのですが、
1つだけ質問いいですか?ー
「はい、何でしょうか。」




