曲げちゃえ 曲げちゃえ
3時間後
「さて、もうちょっと超能力について説明するっす」
となぜ家にあるのかホワイトボードをひぱってくる
「さて、まず3について説明するっす」
ブラックペンでホワイトボードにでかく3って書く
「3って曲げるって後の数字のこと?」
「そうっす」
そしてホワイトボードに強さと書きその隣に
1,2,3,4,5
と書いて
「書いたまんまっす」
「数字が高いほど強いと」
「そうっす、だけどこれは同じ能力の中での話っす」
「つまり、曲げるの中で3ぐらいの力と」
「正解でやんす」
ブラックペンをそこらへんに投げる
「後力を使うときは、使う感じをイメージするだけでいいっす」
「イメージね~」
すると秀太が立ち上がり
「じゃあちょっと外行くっす」
「なぜ?」
「それはもちろん練習っす」
そう言って部屋から出て行く秀太
「待てよ」
そう言って追いかけるように部屋を出る
靴を踏みつつ外に出ると秀太がもう自転車に乗っていた
「俺走ってきたんだけど」
「じゃあ~ 走っていくす」
やっぱりと言って、俺は走り出す
秀太と平行に走っていると
矢野工場が見えてくる
隣から
「後10分程度でテンズ波がきいてくるっす」
「もうそんなに経ったか」
「結構経ったすよ」
「ゲームとかしてたからな」
「・・・てか何で息切れてないんすか」
「まだ3キロ程度だろ」
「・・・そうすっか」
矢野工場
「ここで何やんの?」
「もう力は使えると思うっす」
俺は手をニギニギとやったり足でそこらへん蹴ったりするが
何か変わった感じは全くしない
「特に変わってないと思うけど」
するとそこらへんに落ちてる鉄パイプを秀太が拾って
「今から殴るっすから、曲がれと思くれっす」
「はい? て、えぇぇぇぇ!」
すると有無言わさず
秀太が腕にむかって鉄パイプを振り落とす
マジ、ってか曲がれ曲がれ曲がれ
と思いつつ目を閉じ腕で払いのけるように鉄パイプに接触する
「とま~ こんなとこっすね」
秀太の声がしゆっくり目を開ける
すると秀太の手の中に
ストローのように直角に曲がっている
「どうなったの?」
今腕にあたった感覚はしたのだが
なんかアルミ缶を握りつぶす時の感覚に近かった
「栄太が曲げたんすよ」
「マジで」
秀太はじゃあ次と言ってさらに何個か投げつけてくる
よしゃ~と俺は大声をあげそれに応対していく
「疲れた」
と俺は近くにあったドラム缶に座る
「お疲れっす」
やっと練習が終わり周りはもう真っ暗になっていた
「帰るすよ」
「また 走らないかんの~」
「がんばるっす」
きたときと同じ用に走る
「とりあえず、今日分かった事説明するっす」
「おう」
「まず栄太の力は触れてる物のみっす」
「おう」
「触れてるところが曲がるっす」
「おう」
「・・・おうばっかっすね」
「おう」
「もういいっす」
「おう」
「・・・」
秀太の家
「じゃあ明日学校で会うっす」
「じゃあ~ね~」
と会話後
俺は家に向かってもうひと走りする
家の前
「あれ誰かいんじゃん」
と俺は走るスピードを落として
歩くのと変わらないスピードになる
家の前に青髪の高校生ぽいのがいた
するとこっちにきずいたかと思うと
手のスケボーを下におろして
それにのりさっていった
「あれ、最初スケボーなんか持ってたか? まぁいいや気味が悪い奴だな」
と俺は家に入って行った。
秀太モード
家に着いて何個か持ち帰った
鉄パイプを机に置く
「曲がるどころじゃねっす」
と鉄パイプに触る
「曲がる以前にねじれてるっす」
秀太が考えるようなそぶりを見せ
結論を出す
だが頭を振り無いと否定する
「ねじ曲げるって伝説能力の一つっすもんね」
ふ~と言って布団に座り
しかしもしそうならと考える
「ちょっとやばいっすね~」