巻き込まれてしまった!
「何故お前は、人核などに着いたんだ?」
「好きで着いてんじゃないんだよ」
と言って鳴田は自分の周りに槍を出現させる
「これだけ受け切れるのか なぁっと」
そう言って狼似に向かって槍を発射する
しかし狼似は顔を変えずに一言
「似て比になるもの」
それだけ言うと、俺と同じ槍、いや俺のよりかなりデカイ槍が飛んでくる
質量によって、俺の槍が勝てるはずも無くむなしく
打ち砕かれる
勝った狼似の槍はそのまま俺に向かって飛んでくる
それを紙一重で交わす
「俺が理解できるものは、似せる事ができさらに比率を変えることができる、自分が原理を理解している創設とでは相性が悪いんだよ」
「だから、お前が俺を殺しにきたんだろ」
「その通りだ」
俺は地面から天井まで届く壁を創設する
そのまま近くにある階段で上に上がっていく
狼似は自分でそこまでの力を使う事はできない
だったら壁を作って逃げるしかない
壁を似せられても意味ないしな
何回も階段を上っていくしかしこのまま逃げても意味が無い
どうせ狼似の事だ死ぬまで追ってくるだろう
だったらちょっとあいつに手伝ってもらうとするか
人核モード
「おいおい、それはいただけないな~」
流石に俺のルールを破るんだったらこっちからも始末するしかなくなるんだけど
ちょっと様子見
栄太モード
「一位の名前画像はわかんなかったすけど、二位のは名前だけ分かったす」
「何て名前?」
「菜始龍也って名前す」
ふ~んと俺は言ってから、また布団にもぐりこむ
ちょっと考え事をしているとこの部屋の扉から
思いっきり扉を開けた音が聞こえる
「クソやろ! てめーに手伝ってもらいたい!」
と声が聞こえたので布団から顔を出すと
そこには俺を病院送りにしたあの青髪こと鳴田が立っていた
「何でてめ~がここにいる」
「話は後だ、狼似が追ってくる!」
「誰だそれ!」
鳴田は俺の話も聞かずに俺の腕を掴んで窓から飛び降りようとする
「待てここ7階」
「知らん」
と言って飛び降りた
しばらく空を飛んだ後に、鳴田の背中に翼が生える
かっこいいー
ちょっと目を輝かせてしまった
地面におりたったた後に鳴田が言う
「とりあえず、今だけ手伝ってくれ」
「嫌だ」
「そこを何とか」
「嫌」
「ガキか!」
「はぁ~」
としばらく言い争っていると
鳴田の顔に焦りが見える、しかもそれは俺の後ろに向いていた
俺が振り返るとそこには
髪がドピンクの男がいた
「やっべ、狼似にもうおいつかれたよ、とりあえず頑張って」
と言って鳴田は走っていってしまった
「マジ!」