四つ葉のクローバー
主人公・幸は、過去の出来事から対人関係に慎重になり、どんな人とも浅く広く関わっていた。クラスでは上手く立ち回れるものの、かつての友達を失ったあの日からずっと「友達」といえる存在は0人のまま。
そんな幸にも、中学3年生のクラス替えを機に転機が訪れた。以前から多少の交流があった誠奈や希歩との距離が縮まる一方で、幸と運命の出逢いを果たした愛架の過去が明らかになる。
愛架の一件で幸は、大切にするべき人たちの存在に気づき「友達」との日常を大切にしながら、自分の過去と向き合う。自分の手で“幸せ”を掴もうとする幸の姿に周囲も動かされ、それぞれが友情の意味を見出していく。幸が、誠奈が、希歩が、愛架が出した結論とは?
強くてあたたかな絆で結ばれていく、4人の物語。