下町でお買い物 後半
「ロイゼン、お昼ご飯はあそこで食べましょう!」
目に飛び込んできた、洋風なレストランをビシッと指差してそう言う。
良い匂いが馬車の中まで漂ってきていて、良い感じに人も入っている。見た目はオレンジ色の、明るい雰囲気がするレストランだ。
外観が綺麗で明るい雰囲気のレストランはだいたい美味しい。……私個人の意見だけど。
馬車が止まり、私はよいせっと外に出る。
日射しが強くなってきた。生地が厚めの長袖ワンピースにはきつい。
これは冬用なのでは?と思うくらい熱が籠もる。私は暑さに弱いので、いつも着ている涼しい服が恋しい。
貴族の服ってやっぱりすごいのね。贅沢だ。貴族に生まれて良かったって心の底から思う。
ロイゼンが扉を開けると、カランコローンと心地良い音が店内に響いた。
「いらっしゃいませ」
ウェイトレスさんが軽く挨拶をして、二名様ですか?と尋ねてくる。それに私はこくりと頷きながら、店内を見回してみた。
内装は全体的に茶色で纏めている、割と落ち着いた雰囲気だった。ポツポツと観葉植物が置かれていて、緑も多い。
座席数も多くて、スペースが奥と手前で分かれていた。おそらく、奥にある、階段をちょっと上がったところにある席が富裕層向けなのだろう。若干下側スペースよりも豪華に見えた。
私たちはその奥側のスペースに案内され、お水とメニューを渡される。前世ぶりの外食に心が踊る。
わあっ、ハンバーグもグラタンもピザもある!すごく美味しそう、迷っちゃうよ〜。
しばらくうんうんと唸りながら考え、これにするわとグラタンを指差した。熱々のグラタンは美味しいのだ。前世でも大好きだった。
注文すると、割とすぐにグラタンがやって来た。熱々で湯気が出ているグラタンをパクリと一口食べてみる。
「おいひ〜」
あまりの美味しさに笑みが溢れる。
このグラタン最高だ。トロリとしたソースや、こんがりと焼けたとろとろチーズはマカロニとよく合っている。
ふーふーしないと火傷してしまいそうなくらい熱いグラタンを食べて、お水をゴクッと飲む。最高のシチュエーションだ。
正面に座っているロイゼンは、優雅にパスタを食べていた。あれは白いからカルボナーラかな?
パスタはミートソースのしか食べたことがないからカルボナーラがどんな味するのか分からない。でも、グラタンが美味しいここの料理はきっとなんでも美味しいだろう。
満腹になった私たちはレストランを後にして、運動がてらふらふらと辺りを彷徨う。荷物だけを乗せた馬車も、のろのろと私たちの後を着いてくる。
私に残された時間はあと僅か。その間にプレゼントを決めなくては。
手当たり次第お店に入ったり出たりを繰り返して、良い物がないか探す私たち。ロイゼンも色々提案してくれるのだが、いまいちピンとくるものがなかった。本当に申し訳ない。
時間が迫ってきているので、もうここが最後ですと言われながら入ったのは、暗い雰囲気が漂う怪しいお店だった。
私が入ろうとしたらロイゼンに、ここはダメですと反対されたのだが、人間反対されると反抗したくなる生き物なのだ。
私は、ここにきっとプレゼントがあるわと食い下がり、しぶしぶロイゼンの承諾を勝ち取った。
スウッと音もなくロイゼンが扉を開けて、私はわくわくしながらお店の中に入る。
店内は真っ暗で、ほんのりと明るいだけだった。しかもそれが赤っぽい炎のような色だったので、より薄気味悪さを演出していた。
棚には黒いカーテンがぶら下がっていたり、目の大きな人形が何体もいたり、天井の隅には飾りか本物か分からないけれど、蜘蛛の巣がかかっていた。
足元にぞんざいに置かれている物(おそらく商品)を蹴飛ばさないように注意しながら、恐る恐る歩きだす。
商品は、タイトルの読めない本や欠けたり壊れていそうな雑貨、物々しい武器など様々だった。たまに、妙に存在感のある壺や置き物があるので、もしかしたら貴重な物も紛れているのかもしれない。
ふんふんと店内を適当に歩いていると、ふいに後ろの方でゴソッと物音が聞こえ、私はビクッと身体を跳ねらせる。
私は少しロイゼンの方に近付きながら、恐る恐る物音の聞こえた方を窺う。
すると、音もなくヌッとフードを深く被った人が現れた。濃い紫色の長い髪がはみ出していたので、女の人だろうか。
「あ、あの、ここのお店の人ですか……?」
勇気を出して聞いてみると、その人はフードをゆっくりと取った。露わになった顔を見て、ハッと息を呑む。
その人は、とても美しい女性だった。紫色の瞳と赤い唇が印象的な、妖艶な女性といった感じだ。
「いらっしゃい」
そう言ってにこりと笑った姿に、つい見惚れてしまう。なんだろう。怪しくて近付いちゃいけない雰囲気があるのに惹かれてしまう。声もなんだか色っぽい。
「このお店に人が来るなんて、いつぶりかしらね?ここに足を運ぶだなんて、変わったお客さんだこと」
クスクスと笑う姿に目が離せない。なんて美人さんなんだろう。この世界の人はやっぱり顔面偏差値が驚くほどに高い。
私が何も言葉を発せずにただ見惚れていると、ロイゼンにポンポンと肩を叩かれた。ビクッと身体が跳ねる。
「あら、私が怖いのかしら?可愛いお嬢さんね」
その様子を見てまた楽しそうに笑う女性に、私は慌てて首を横に振る。
「ち、違います!その、綺麗だなって見惚れてしまって……」
私の言葉に一瞬驚いた顔をして、今度は嬉しそうにクスクスと笑う。
「あら、そうなの。うふふ、嬉しいわ」
口に手を当てて笑うその姿にまた見惚れてしまう。
「あ、あの、お名前を聞いても……?」
躊躇いがちに聞いてみると、女性は私に近付いてきて、グッと顔を寄せてきた。女性はとても良い匂いがした。香水でも使っているのだろうか。
「私はベルリナよ。貴女のお名前も教えてくれるかしら?」
「る、ルナディールです」
ポロッと名前が口から飛び出て、しまったと慌てて口を噤む。うっかり本名を教えてしまった。下町ではルナと統一していたのに。
「で、できればルナと呼んでください!」
そう付け足してベルリナの目を見れば、彼女はまたにこりと怪しく笑う。
どうしてもその笑みに見惚れてしまい、この人は人を惹きつける才能でもあるのではないかと疑ってしまう。
「ルナ、ね。可愛らしい名前ね。それにしても、宰相のご令嬢がここに来るとは思わなかったわ」
その言葉に、ピシャリと水をかけられたかのように背筋が凍った。ロイゼンも流れるような動作で私とベルリナを引き離す。
「あら、もしかして警戒されちゃった?」
私を守るように立つロイゼンに、こくりと首を傾げて楽しそうにクスクスと笑う。
「どうして私が宰相の娘だと……?」
緊張しながら聞くと、ベルリナは不敵に笑って言った。
「そりゃあ私、情報収集に長けているもの。下町のことや貴族街のことならあらかた知っているわ。貴女が王子様に気に入られている、不思議なご令嬢だってこともね」
その言葉にあっと思い出す。
「プレゼントまだ買ってない!」
つい大きな声が出てしまい、またしまったと口を噤む。昨日お母さんに注意されたばかりだった。思ったことをすぐに口に出すなと。
私の急な大声にも驚かず、ベルリナはくすりと笑う。
「想い人にでも渡すのかしら?」
その言葉にふるふると首を振り、違いますと答えながら商品を物色し始める。
私には残された時間がないのだ。ベルリナとお喋りしている暇なんてなかった。
どうしよう?と考えていると、ベルリナが色気のある声で、
「それなら良い物があるわよ」
と言ってきた。私はバッとベルリナの方を見る。
ロイゼンはまだ警戒しているようで、私とベルリナの距離が縮まらないように間に立っていた。
「あそこの角に、たくさんの石が置いてあるの。それでブレスレットでもネックレスでもブローチでも作って渡すのはいかが?世界に一つだけの物になるわよ」
その言葉に少し困った顔をする。
「でも私、センスがないので作れません」
しかし、ベルリナは魅力的な笑みを浮かべてゆっくりと歩きだした。
「大丈夫よ、石が教えてくれるから。さぁ、ルナちゃん。時間がないのでしょう?早く作りましょう」
私は躊躇ったけれど、ベルリナに、さぁ、と笑みを浮かべて言われれば断れるわけがない。私は押しに弱いのだ。
仕方なくロイゼンと二人、とてとてとベルリナの後をついて行った。
「ここよ」
そう言われて案内された、お店の角。そこには色とりどりの石がたくさん並んでいた。キラキラしていて美しい。
「さぁ、プレゼントを贈りたい相手を思い浮かべてみて。その人のことを強く思い浮かべれば、きっと石が反応してくれるはずよ」
そんな不思議なことを言うベルリナ。石が反応するとはどういうことだろうか。
よく分からなかったけれど、私は言われるがまま、目を閉じてフォスライナのことを考える。
フォスライナ。完璧な王子様で、私の推し。
完璧を常に強いられて、自分を押し殺している王子様。推しには幸せでいて欲しい。自分を押し殺さなくても生きていける環境が手に入れば良い。
推しのためなら私はいくらでも協力するよ。せっかく推しと同じ世界にいるのだもの。リアルで推しに貢げるならば、少しでも役に立てるのなら、どんどん使ってくださいませ。
……ああ、でも舞踏会とかお茶会とか、そういうたくさん人がいるところではあまり一緒にいたくないな。注目されちゃうし。
それに、フォスライナってなんか色々すごいなって思う。ぐいぐいくる。この前も耳元で何か囁いたり、ぐっと顔を近付けたり、こっちの心臓が止まりそう。
そういうのは好きな子以外にしない方が良いよ。勘違いさせちゃうから。
……あれ、でも基本フォスライナってそういうこと好きな子にしかしてなかったよね。お見合いも全部断ってたし、女性には興味なし!って感じだった。
……よくよく考えてみれば、これあれじゃない?主人公ルートのルナディールとフォスライナの関係に近いような……。
そこまで考えて勢いよくぶんぶんと頭を振る。
ダメだ、こう考えるのは良くない。違ったらとんでもなく恥ずかしい勘違いやろーになってしまう。
それに、フォスライナは推しだ。私はこの世界にたくさんいる推しの中から一人だけ決めて、恋仲になるなんてことはしたくない。みんなと仲良くする。
というか、心配すべきはそこじゃなくて私の平穏な生活が脅かされるかもしれないということだ。それは困る。これから魔法研究所に行くのに、トラブったらまた行く行く詐欺になってしまう。
……フォスライナにはもっと他の人と交流を持って欲しいな。レティーナとか、主人公とか。とにかく色んな人とお話したりして欲しい。
ほら、案外あのヴェール被った人とかリュークと気が合うかもしれない。男の友情とか芽生えるかも?
そうだよ、フォスライナには完璧を求めない友人ができれば良いんだ!そうしたら、忙しい私なんかよりそっちに構うはずだ。あまり会えない私より、友人を優先させるに決まっている。
そうしたらこれ以上仲良くなることはないし、私の平穏も守られる!
神様、どうかフォスライナに完璧を求めない友人ができますように!
私が心の中でそうお願いすると、ほんのりと何か魔力のようなものを感じた。驚いて目を開けると、たくさんある石の中のいくつかが魔力を発していたのだ。
驚いてその石を手に取ってみると、ベルリナがふふふと楽しそうに笑った。
「それが贈る石なのね。それで何にするの?ネックレス?ブローチ?ブレスレット?」
そう尋ねるベルリナに、何のことか分からないまま咄嗟に答える。
「ネックレスです」
すると、魔力がスッと少し抜かれた感じがして、驚いて手のひらにある石を見る。しかし、なぜかそこにはバラバラの石ではなく、一つの紐で連なった石……ネックレスがそこにはあった。
「え、なんで……」
驚いて呆然と呟くと、ベルリナがくすくすと笑って説明してくれた。
「その石、実は魔石なのよ。選ばれた人が魔石に願えば、思い通りの物ができるって聞いたんだけど、どうやら本当だったみたいね。魔石で作られた物は、何か特別な力が宿るらしいわよ。作り手の願った効果がつくとか。貴女が何を願ったのかは分からないけれど、その願い、きっと魔石が叶えてくれるわ」
「……魔石」
魔石ってあれだよね、魔力を持った石。それってなんだかファンタジーっぽい!それに、なんかお守り効果もつくのかな?
じゃあこれは持っていたらお友達ができるとか!え、私もこれ欲しいな……。お友達作りたい。レティーナだけじゃ寂しいもん。
でも、なんか選ばれた人がなんちゃらって言ってなかったっけ。それってもしかして、聖剣のやつと関わりあるのかな……。
またいつものように、深い思考の海に沈もうとしていたところをロイゼンに止められた。
「お嬢様、残るお二人の分も作られてはいかがですか?もうあまりお時間がありません」
そう言われてハッと現実に戻る。そうだ、今度また遅くなったら叱られるどころじゃ済まない。
私は慌ててシューベルトのことを思い浮かべた。
シューベルトは……我儘な王子様で私の推し。だけど、実際に関わるのはちょっと面倒くさい。
なんて言われるか分からないから、下手なことは言えないんだよね。でも、私よく口滑らせちゃってるからな。この前も可愛いとか言っちゃったし。
……シューベルトって意外と孤独なんだよね。なんというか、王族に囚われてるっていうか。本当は、一人の人として見てもらいたい、王族としてではなくシューベルトとして見て欲しいって思ってるんだよね。
シューベルト目線のお話でそう書いてあるのがあった。あれ読んだ時はうるっときたな〜。
でも、その時に主人公が言ったんだよね、シューベルトさまはシューベルトさまですって。その言葉にドストライク!私も、主人公よく言った!って思ったもん。
それでシューベルトは主人公のことを好きになって……ん?ちょっと待って、なんか嫌な予感が……。あれ、私、台詞パクってない?
シューベルトと和解する時、似たようなこと言わなかった?ついカッとして、こんなの私が推してるシューベルトじゃない!って思って……。
あれ、てことはもしかしてこれは主人公ルート……まさか!嘘でしょう!?フォスライナのみならずシューベルトまでも!?
こ、これは……平凡な人生送れないのでは!?
いや、まだ間に合う、きっとそうだ。シューベルトが私を好きだなんてまだ決まったわけじゃない。
そう、シューベルトにも自分を王族とか関係なく仲良くしてくれる友人が現れれば良いのよ!
男でも女でも良いから、とりあえずシューベルトにお友達を!自分を見てくれるお友達をシューベルトに与えてください神様!
そう心の中で願うと、またほんのりと石から魔力を感じた。手に取ると、これはブレスレットが一番良い気がした。するとスッと魔力が流れていき、手にはブレスレットがあった。
これもお友達が増える効果を持つお守りか。なんだろう、みんな孤独なのかな。学力上昇とか安全祈願とか恋愛成就じゃなくて友人って……なんか寂しいね。
でも、私はお友達ができるお守りが欲しいよ。だって前世でもお友達少なかったもん。
気を取り直して、今度は義兄について考える。
義兄……義兄は、優しい。とっても素敵な家族想いの義兄だ。そして、私の推し。
毎日毎日、推しである義兄と会える喜びはとてつもない。癒しをありがとうございますって心の中で崇めている。
でも、義兄も少し前までは冷酷で、私たちのことを家族だなんて思っていなかった。自分の両親を、信頼していた人に殺されたことにより、人間不信に陥っていたのだ。
そして長い間プレッシャーに耐え、何を頑張っても優秀だからと片付けられ、努力を讃えてくれる者はいなかった。プレッシャーと孤独。それがアリステラを苦しめていた。
でも、それを主人公は優しく救うのよねー。アリステラさまはとても努力家で素晴らしい人です、尊敬しますと。誰が嫌味を言おうと、妬もうと、わたしくしはアリステラさまが人知れず努力していることを知っております。わたくしは貴方の味方です。ですので、何かあればわたくしのことも頼ってください。必ずお力になりますわ、と。
それからアリステラは主人公に惹かれ始め、冷酷な心も変わっていくの。優しく笑いかけるようになり、主人公のピンチにはすぐ駆けつける。多少過保護な面も出てきて……。
そこでまたハッとする。
今の義兄っておかしくない?冷酷な心を溶かすのは主人公だ。つまり、主人公に会わないと義兄は冷酷キャラのままなはず。
なのに、今の義兄はもう優しい家族想いの義兄ですが?誰が義兄の心を溶かしたんだろう。イベント的に言えば、お茶会で義兄を庇った私だよね……。
でも、あれって結構やらかしたやつだと思うんだけど?あれで好きになるとか思えない。いや、でもよく考えてみるとカッコいいとか言ってたような……。
それに、あの時から義兄はルナディールって私の名前呼ぶようになったよね、それって……。
そこまで考えて、またぶんぶんと頭を振る。
だめだめ、そんなこと考えるな。義兄は義兄。家族想いの優しい人だから、私への想いも恋愛感情とかじゃなくて家族に対するもののはず。うん、きっとそうだ。
それより、義兄にはやっぱりお友達が必要なんじゃないかな!義兄の努力とか、そういうの全部ひっくるめて受け止めてくれるようなお友達が!
それに、義兄はお仕事で色んな人と関わるからね。友人の一人や二人いないと大変だし、仲良い人も必要だと思う。
だから神様!どうか義兄にも素敵なお友達ができるようにお力を貸してくださいませ!
そう願うと、また石が魔力をほんのりと発する。
私はそれを手に取り、あぁ、これはブローチだと直感的に思う。すると、手にはブローチが現れる。
私は満足して、できた三つの装飾品をベルリナに渡し、お会計お願いしますと言った。
ベルリナはにこりとわらってレジへ案内してくれる。
丁寧に包装してもらい、どれが誰宛てなのか分かるようリボンの色を変えた。赤がフォスライナ、青がシューベルト、緑が義兄だ。色に意味はない。ただ右から色を選んだらたまたまそうなっただけだ。
お金を渡して商品を受け取る。これでプレゼントが全部揃った。しかも高そうな物なのにとても安かった。
なんでも、実際に魔石で何かを作れる人はそうそういないらしく、何ができるのかは分からないみたいだ。だから、どんなに高そうな物ができても値段は魔石の個数分しか取れない。
つまり、私に取ってはとても良い買い物場所だということだ。
全然違うかもしれないけれど、なんか石から他のものを作るっていうのが錬金術っぽくて気に入った。
「ベルリナさん、また来てもいいですか?」
私がそう尋ねると、ベルリナは魅力的な笑みを浮かべて、
「もちろんよ。ルナちゃんならいつでも大歓迎だわ」
と言ってくれた。
私は、必ずまた来ますと約束してお店を出た。
そして馬車に飛び乗り、下町でのお買い物は幕を閉じたのだった。
下町でお買い物後半編です。魅惑的な女性のベルリナさん登場です。これからどんな風にルナディールと関わっていくのでしょうか。そして、ようやく準備ができたプレゼント。次回からお世話になった人にプレゼントを届けます。




