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第一王子と和解

 馬車が家に着き、私はとぼとぼと帰宅する。さっきまでの威勢はどこへやら、私は怒られるのが怖くてビクビクしていた。

 だって私、前世では割と優等生だったし真面目だったからあんまり怒られたことなかったんだよ。だから怒られ慣れてないというか、怒られるのが怖かった。


 ビクビクしながら自室へ入り、ガチャンと扉を閉めてホッと息をつく。明らかに私が安心したのを見て、部屋を整えていたラーニャは怪訝な顔をする。

「お嬢様……?もしかしてお茶会で何かあったんですか?」

 さすがラーニャ、鋭い。私は肩を竦めながら、えへっと笑う。

「ん〜、あったというか何というか……。シューベルトさまだけだと思ったのにフォスライナさまもお茶会に参加することになって、地獄のお茶会になったよ」

 あっけらかんと言った私とは対照的に、その言葉を聞いたラーニャがサッと顔色を変える。

「王子様が二人もですか!?大丈夫でしたか!?」

 私の前に慌ててやってきて、前のめりになって聞いてくる。

 うんうん、その慌てよう分かるよ。私も内心パニクってやばかった。そしてちゃんとやらかしてきた。

「大丈夫なわけないでしょう」

 私はそれだけ言うと、本棚から数冊の本を取り出して読書を始める。心の休息は大事だ、うん。

 後ろで何かラーニャが言っているのが聞こえたが、私は気付かないふりをして読書を楽しむ。せめて今だけは現実逃避させて欲しい。


 夕食の席に着き、みんなが揃ってご飯を食べ始めて少ししたら、お父さんが早速尋ねてきた。

「ルナディール、お茶会はどうだった?」

 その言葉にドキリと手を止める。私の動揺が伝わったのか、お母さんが厳しい目でじっと見つめる。

「あ、ああ、あの……。も、申し訳ありませんでしたっ!!」

 ガバッと勢いよく頭を下げる私に、お父さんは不思議そうな顔をする。

「何かあったのかい?」

 私はビクビクしながら、今日のお茶会で起こったことを家族に話した。


 急にフォスライナもお茶会に参加することになったこと。私が今日呼ばれたのは前回のお茶会で騒ぎを起こしたことを咎めるためだったこと。緊張と混乱で余計なことを口走り、二人の王子を怒らせてしまったこと。そしてそのことに対し、ちゃんとした謝罪もせずに逃げ出してしまったこと。

 こうやって改めて考えてみると、私はとんでもないことをしてしまったことに気付く。本当に何をやっているんだろう。


 私が全て話終わると、重い沈黙が訪れた。お父さんもお母さんも義兄も、少し難しい顔をして考え込む。

「それで私、謝罪に向かいたいのですけれど……」

 小さくそう言うと、お父さんはこくんと頷いて、

「そうだね、そうした方が良い」

 と同意してくれた。そしてにっこりと笑って、

「私からも一緒に謝るから、そんな顔をしなくても良いよ」

 と言ってくれた。なんて優しいお父さんだろう。私は感激でいっぱいになる。すると隣からも、

「私も一緒に行かせてください。お茶会での騒動なら私にも非があります」

 と同行を頼む声がする。お父さんは「分かった」と頷き、これで謝罪に行くのは私とお父さん、義兄の三人になった。

「本当にすみません、このようなことに巻き込んでしまって……。もう二度とこのような過ちを犯さないように気を付けます」

 家族を巻き込まないと決めたのに、結局迷惑をかけてしまった。魔法研究所のことといい、お茶会のことといい、最近迷惑をかけてばっかりだ。

「いいんだよルナディール。それより、いつ謝りに行くか決めようか」


 義兄とお父さんが明日お城でお仕事があるらしいので、その時にシューベルトとフォスライナの予定を聞いてくれることになった。

 なので、謝罪は早くても明後日ということに決まる。私はそれまでに謝罪の言葉を考えておかなければならない。


 翌日。お父さんと義兄を見送った後、私はお庭で剣術のお稽古(素振り)をしていた。とりあえず剣を振り回せる力をつけておこうと思ったのだ。

 しかし、真剣は重い。数回振っただけで腕が痛くなってしまう。これでは私が剣に振り回されてしまいそうだ。

 私は一旦休憩し、重さがどうにかならないか考えた。今から筋力をつけても一ヶ月でそれなりに戦える技術が身に付くとは思えない。

 今の私でも軽々と振るえる剣がないだろうか。


 そこで、前世で読んだファンタジー世界での剣を色々思い浮かべてみた。軽くて、私にもすぐ扱えて、普段移動する時にも邪魔にならない剣。

 あ、あれはどうだろう、魔法でパッと創るやつ。頭の中で想像して、自分の魔力から創り出す剣。魔剣っていうの?あれなら必要な時にパッと取り出せるし、自分の身体の一部で創るから扱いも簡単そう。


 じゃあなんの属性で剣を創ろう?火とかで創ったら炎が噴き出す魔剣になるのかな。なんか面白くて強そう。

 とりあえず、全属性それぞれで創ってみて一番しっくりするのに決めよう。


 そう思った私は目を閉じて集中する。手に魔力を集中させて、剣を創るようイメージする。最初は火でいこう、火剣だ火剣。全体がオレンジ色で、うっすらと炎を纏っていて、何かを切ったら爆発するとか攻撃力高くて面白そう。大きく一振りしたら遠くまで炎が飛んでいくとかしたら遠隔攻撃もできるんじゃない?


 そこでふと、どうせなら召喚獣っぽく名前をつけるのはどうだろうかと思った。もしかしたら剣と意思疎通できるようになるかもしれない。よく剣術マスターとか呼ばれてるお爺さんが、強くなる秘訣とかで、己の剣と対話することが大切だ、と言っているシーンがあった気がする。

「……ファイアルビット」

 ポロッと口から言葉が出た途端、私の手にはイメージした通りの火剣が握られていた。

 ザ・ファンタジーみたいなその剣を見て、テンションがぐぐんと上がる。試しに振ってみると、重さが全く感じられず思うように動かせる。

 そこで試しに、思いっきりブンと剣を振ってみると、グオンと炎が飛び出して遠くまで飛んでいった。そして五十メートルほど行くとパァンと弾ける。


 威力すごい。これ相当すごいもの創り出しちゃったんじゃない?

 そこで、ふとさっき思い付いた、何かを切ったら爆発するっていうのも本当にそうなっているのか確かめたくなって、辺りをキョロキョロと見回してみる。

 近くに落ちていた枝を地面に刺して、軽くえいっと横に切ってみる。すると、スパンッと気持ちよく切れた枝は、切断部分が赤く光ってボンッとそこから爆発した。


 ……これ、人に使ったら即死しない?中身吹っ飛ばない?危険すぎない?この火剣恐ろしい。

 そう思ったら急に頭の中で、

【恐ろしいとは酷いことを言うなぁ!俺は主人に創られたんだぜ?せっかく出てきたのにそれはねぇよ!】

 と声が聞こえて、驚いた私は飛び上がる。

「うひゃあ!なに誰どういうこと?」

【俺は主人が創り出した魔剣、ファイアルビットだぜ!】

「ふぁ、ファイアルビット……?」

【そうだ!よろしくなっ!これからは、俺の名前を言えばすぐに主人の前に姿を現すぜ!一緒にたくさん切って切って切りまくって、世界の誰よりも強くなろうな、主人!】


 なんと、対話できる火剣が欲しいと思ったら暑苦しい剣ができてしまった。頭の中に直接語りかけてくるこの感じに慣れなくて、つい顔を顰めてしまう。

 どうせならもっと紳士的な剣が良かったな〜。

【なんてこと言うんだ主人!俺は紳士的だろう!剣術には暑苦しさも必須だろう?根性でゴリ押しして勝利をもぎ取るんだ!】

「うえっ、声に出てた?」

 私が慌てて口を押さえると、

【声に出さなくても俺と主人は一心同体!心の中で繋がってるんだぜ!】

 と返された。つまり、心の中で思ったことは全てファイアルビットに筒抜けらしい。


 それにしても、本当に魔剣が創れちゃうなんて驚きだ。これだと他の属性でも魔剣が創れるかもしれない。ファイアルビットが暑苦しいのは火剣だからだとすると、水剣だとクール系?ちょっと気になる。

【おいおいおい、主人!他の魔剣も創るのか?剣なら俺一人いれば十分じゃねぇか!】

 そりゃねぇよ!と嘆くファイアルビットに肩を竦めて説得する。


 でも、色んな属性の魔剣があった方が戦いには有利でしょ?それに、他の魔剣と共闘するのとかファイアルビットは燃えるんじゃない?

【共闘……!!いいなそれ、熱いぜ!さすが主人、俺のことを良く理解してるぜ!そうと決まったらすぐ創ってくれ、主人!】


 一気にテンションの上がったファイアルビットに、そうだねーと答えつつ、次は水剣を創るかと考える。

 火剣のことを考えるに、一度形が決まってしまったら変えるのは難しそうなので、私は最初から細かく決めながら創ろうと決心した。


 じゃあファイアルビット、新しい魔剣創るから一旦帰ってもらうね?ばいばい。

【おう!呼んだらまたすぐに出てくるからな、主人!】

 私がばいばいと言うと、手から魔剣がスッと消える。魔力が体内に戻っていくのが分かった。

 魔剣とは素晴らしいものを生み出してしまったなぁ、と一人感心していると、ラーニャが大変慌てた様子で駆けてきた。

「お嬢様、大変です!フォスライナさまがお嬢様に会いにいらっしゃっています!今、応接室でお待ちしているので早く向かいましょう!」

 あまりの衝撃に言葉が出ない。

 ……はい?何と言いました?なんでフォスライナが?まさか、昨日の無礼を直々に咎めに来たとか?逮捕状でも持ってきた?

 私は急かされるまま自室へ移動し、着替えを済ませ、フォスライナが待つという応接室へ向かった。


 扉の前で深呼吸をし、ゆっくりと部屋に入る。

 そこにはちゃんとフォスライナが座っていて、私と目が合うとスッと立ち上がった。

「ごきげんようフォスライナさま。このような場所までご足労いただき、誠にありがとうございます」

 ペコリとお辞儀をしながら、先に謝るべきか用件を聞くべきか考える。わざわざフォスライナが家に来るってことは、相当怒ってるってことだよね?なら先に謝った方が良い気がする。


 そう思って口を開こうとしたら、

「ロディアーナ嬢、急に訪ねてしまい申し訳ありません。ですが、昨日のことを早く謝罪しなければ、と思い予定も聞かず訪ねてきてしまいました」

 と先に用件を言われてしまった。しかし、いまいち彼の言っていることが理解できなかった。

 謝罪とはどういうことだろう。謝罪をしなければいけないのは私の方なのに。

「ロディアーナ嬢、昨日はあなたを泣かせてしまい、本当に申し訳ありませんでした」

 そう言って深々と頭を下げる様子に呆気に取られる。

 え?どうしてフォスライナが謝るの?

 私が呆然として何も言えない間、恐る恐るといった感じでフォスライナは顔を上げ、大変申し訳なさそうに顔を顰める。

「ですが、情けないことに、あれから自分の行動を顧みてもどの行動があなたを泣かせる直接の原因になってしまったのか分からなかったのです。なので、今後ロディアーナ嬢に不快な思いをさせないためにも、どうして泣いていたのか教えていただいてもよろしいでしょうか」


 ……ん?どういうことだ?私がなぜ泣いたのか?それはフォスライナに無理をさせてしまったからで……あれ?もしかして、私が泣いたことで逆に困らせた?傷付けた?勘違いさせた?

 話を聞いていくうちに頭の中が混乱して、何が何だか分からなくなる。

 これ、今どういう状況?どうするのが正解?


 私が無言でいると、答える気が無いと受け取ってしまったらしいフォスライナがとても悲しそうな顔で、

「そうですよね、こんな謝罪では受け取ってもらえるはずありませんよね。本当に申し訳ありませんでした。あなたにとって、私は最初から邪魔者だったのでしょう。想い人との二人きりの時間を壊した挙句、あなたを泣かせてしまう始末。弟でさえあなたを泣かせなかったというのに……。いえ、でもそれは仕方ないですよね。あなたは弟のことが好きなようですし、好きな相手には泣き顔を見せたくないと思うのも当然ですから」

 とまた良く分からないことを言ってきた。

 もう意味が分からない。それでも、絶対に否定しなければならないことは分かった。

 私は真っ直ぐにフォスライナを見つめ、きっぱりと断言する。

「フォスライナさま、何か誤解をされているようですので訂正させていただきますが、わたくし、シューベルトさまのことを好きではありません。とんでもない誤解です」

「え?で、ですが、ロディアーナ嬢は……」

「フォスライナさまがどこでそういう勘違いをなさったのか分かりませんが、わたくしがシューベルトさまのことが好きだなんて、神に誓ってありえませんわ。それに、先程あなたはわたくしを泣かせたと謝罪しましたが、あれは別にあなたのせいではありません。むしろ、わたくしが謝罪をしようと思っていたところなのです」

 そこで驚きに目を見張っているフォスライナに、私は深々と頭を下げて謝罪する。

「昨日はフォスライナさまを傷付けるような発言をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。そして、フォスライナさまに無理をさせたと勝手に自己嫌悪に陥り、感情を抑えられず見苦しい姿をお見せした挙句、挨拶もそこそこに逃げ出してしまった無礼をお詫びいたします」

 しばらく頭を下げていると、慌てたようにフォスライナが、

「そ、そんなロディアーナ嬢、顔を上げてください。それよりも、私を傷付けてしまったとは何のことでしょう?無理をしているつもりもなかったのですが……」

 と首を傾げて聞いてきた。私も「え?」と少し首を傾げる。

「王族と関わらないようにしたいだとか、王族とこれ以上関わることになって嘆いているだとか、とても失礼なことを言ってしまいましたし、その後しばらく言葉を失っていたフォスライナさまが、無理矢理笑顔を作っているように見えたので、無理をさせてしまったのだと思ったのです」

 そう答えると、フォスライナはハッとした顔になり、ゆっくりと首を振った。

「違うのです、ロディアーナ嬢。私は驚いただけで別に傷付いたりはしていません。それに、確かにあの時は笑顔を作りましたが、それは戸惑いを隠そうとしたのであって、無理をして笑ったわけではありません」

 なんと、衝撃の事実。フォスライナは怒っていなかったのか、ただ戸惑っていただけなのか。

 でも、王族と関わらないようにしたいって面と向かって言ったにも関わらず、怒りより戸惑いが先にくるってどんだけ優しいんだろう。

「そうだったのですか……。それでは、わたくし達はお互いに誤解をし合っていたということですわね」

 一気に気が抜けて、その場にストンと崩れ落ちそうになる。

「そう、ですね」

 フォスライナも安心したような柔らかい笑みを浮かべる。うん、今度は作ったような笑顔じゃない。


 フォスライナは、いつも『完璧』でいようとするから表情も分かりにくい。取り繕うのが上手すぎる。貴族にとっては必須な技なのだろうが、今回のような誤解も生みやすいからやはり表情を完璧に取り繕うのもどうかと思う。考えものだ。

「完璧もこうして仇となることがあるのですね」

 ついポロッとまた本音が出てしまった。

「え?」

 聞き返されてしまったので、上手く誤魔化そうかと悩んでいると、ついさっき誤解で色々大変な目に遭ったばかりだったので、ここは正直に伝えることにした。それに、この優しいフォスライナならこれぐらい言っても許してくれると思ったのだ。

「いえ。フォスライナさまは表情を取り繕うのがお上手ですが、それが原因で今回のような誤解を生み出すきっかけとなってしまったので、常に完璧でいる必要もないのではないかな〜と思っただけですわ。もちろん、貴族には取り繕う術が必須なのは心得ておりますので、今の言葉はどうぞ聞き流してくださいまし」

 にこっと笑って伝えると、フォスライナは呆然として固まってしまった。

「ロディアーナ嬢は私が完璧でなくても良いとおっしゃるのですか?」

 どうにか絞り出したようなその声は、どこか切なげで苦しそうだった。


 完璧でなくても。……そもそもこの世界に完璧な人っているのだろうか?

 フォスライナは確かに完璧王子様と呼ばれているけれど、彼だって一人の人間だ。失敗の一つや二つするだろう。むしろ失敗しない人間がいたら見てみたい。

 私がフォスライナを推している理由は、完璧であろうと必死に努力している姿がカッコよかったからだ。でも、常に全力投球とか疲れない?前世で読んだSS(ショートストーリー)に、フォスライナがふと弱音を吐くシーンがあったのだ。常に完璧な王子様だけど、弱音を吐いているレアなシーンを見てきゅんとしたものだ。


「常に完璧な人間なんていませんよ。そんなもの、どう頑張ってもなれるわけないじゃないですか。失敗するから人間なんですよ?なので、フォスライナさまもたまには息抜きした方が良いですよ。毎日毎日、完璧であろうと必死に生きていたら疲れません?」

 私は首を傾げて聞き返す。

 フォスライナはじっと私の目を見た後、ふっとそれは素敵な笑顔をして、

「そうですね、疲れます」

 と答えた。

 そのあまりの魅力に腰が抜けそうになる。


 うわぁ、推しキャラ会心の笑み。私には刺激が強いって不意打ちは耐えられないって。

 それでも、最近毎日のようにアリステラの不意打ち笑顔をくらっている私には耐性がついてきているようで、前みたいに気絶しそうにならなかった。

 ありがとう、お義兄さま。お陰でまた王族の前で倒れずに済んだよ。


 そう一人でホッとしていたら、フォスライナがいつの間にか目の前に立っていて、周りの人に聞かれないよう小声で耳元に囁いてきた。

「あの、よろしければこれからも、息抜きをしに家に伺っても良いでしょうか?あなたの前でなら、私も休めると思うので」

「〜〜っ!?」

 イケヴォで囁かれて私は身体中一気に熱くなる。この人の距離感どうなってるの?推しにこんなことされたら昇天してしまうでしょう!?

「それでは、今日はこの辺で失礼いたしますね」

 フォスライナはにっこりと素敵な笑みで私に挨拶をする。私も慌てて挨拶を返すと、すれ違いざま、また耳元で、

「また、必ず会いに来ますから」

 と言って去っていった。


 その場に取り残された私は、ストンとその場に崩れ落ちる。

 何あの王子様、行動が大胆すぎない?確かにこんなことしてるシーンあったけど、実際にやられるとこんなに堪えるものなの?身体が動かないよ。

 あまりの恥ずかしさに身体中がどんどん熱くなってくる。推しのイケヴォや笑顔が頭から離れなくて、心臓がバクバクと鳴っている。

 やばい、私この世界で生きていけないかも。絶対心臓持たない。まだここにはたくさん推しがいるのに……。

 これ、もし最推しキャラにあったら私どうなっちゃうんだろう。本当に天国に逝ってしまうかもしれない。これは真面目にイケメン対策をしなければ、推しに殺されてしまうかもしれないと危機感を感じた。

フォスライナとの誤解が無事に解けました。良かったね、ルナディール(*´ー`*)次はフォスライナ目線で、ルナディールへの気持ちの変化です。

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