準備・・深紅の瞳
「うふん…さすがですね ヴァントレ様
精神などの魔法に長けた白の王族の方」黒猫のアシャの言葉 黒猫耳、尻尾がパタパタ
「救援の荷物とか魔法使いの人達が揃ったら 現地まで運びますね」黒猫のアシャやアラシャ達
その言葉に側近のゲルドが慌てて言う
「あ…災害のあったパピティ火山は10日は掛かる遠方ですぞ
それを百人前後の人数に荷物を魔法で!!」ゲルドが叫ぶ
「え?もし、サリューン様が身体や魔力が万全の状態なら
サリューン様も魔法で運べますよ」黒猫のアラシャ
「アラシャ、余計な事は言わなくていい」片眼の吊り上がりがちな深紅の眸サリューンの言葉
眼帯代わりの布が少しずれて、サリューンは片眼の眼帯の布を直す
「え!!」愕然として皆がサリューンこと・・を見る
「すみません
至急、魔法使いの者達を集めて下さい」サリューン
「わかりました」今は非常事態 ひとまずゲルドが立ち去る。
怪訝な顔をして、同じく深紅の眸を持つアジェンダ王が問う
「そなた…本当に黒の貴族なのか?本当は何者なのだ?」
そうして、アジェンダが問い掛ける 赤い瞳が互いに絡み合う
にこやかに笑い言うサリューン
「ん…この姿通りです
この瞳は…王族か王家の血を引く貴族の者しか持ち得ない
貴方も俺の事を同族だと感じたでしょう…くすくす」
「王家に仕える者として また本能的にも同族なら助けるのは道理ですから…ふふ
貴族ですから、王族と違い片眼しかないですけどね」
そっとアジェンダ王の傍に来てから、そう言って艶やかな艶笑みを浮かべてから
アジェンダ王に軽くキスをするサリューン
「続きは…また後でアジェンダ王様…」小声、長いエルフのような耳もとでそっと呟く。
「さてと…どう感じましたか?
私は間違いなく同族でしたでしょう?」サリューン
「そうだ…間違いない、そなたは同族だ
この時代 この赤い瞳、今は私と片眼とはいえ、そなたしかいない」
「もう一人、片眼の者はいたが、私が追い詰めて殺してしまった 従弟のアラム」アジェンダ王




