表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/119

二人の会話と・・

気にされないでくださいませ

うふっ


実は私、アジェンダ様とヴェントレ様達の会話を

聞いておりました


「私はまだ子供の身体ですし申し訳ないのですが


今のアジェンダ様の夜の相手を上手く勤める自信は有りません」


「相手が身分の高い美しい女性の方なら

哀しく思いますけど


同性の方なら…まあ」


「アジェンダ様の祖父様は同性がお好みだという御話でしたし…

アジェンダ様が望まれるなら 素直に従います」


それに相手は

綺麗で優しくてお菓子作りの上手なサリューン様ですから」


「私がお役に立てない分

頑張って犠牲になって下さいね うふふっ」


「私、とにかく気にしないので

うふっ


身体が成長しましたら

その時は…優しくして下さいねアジェンダ様」


本当に嬉しそうに笑う

アリシア



「ぎ…犠牲

アリサ…ちょっと待て」


気がつけば

想像だにしない状況に


アリシア姫の発言にどうしていいか

分からず戸惑い、赤くなり黙り込むアジェンダ


「あ!お邪魔でしたわね

お食事は一時間後にしましょう うふ~っ」


「ではごゆっくり…うふ」


バタンとドアが閉まる いきなり 未来の王妃に公認されてしまった二人


「アリシア姫

怒る処か喜んでいたような気がするのだが…」


毒気が抜け

ひとまず正気に戻ったアジェンダが呟く


「ええ…喜んでました

年頃ですから、房事は興味はあると思いますけど」


「まだ体験は怖いし

発情期での事件は多数ある上」


「そんな相手はまだ遠慮したいでしょうね


貴族の中には

夫が発情期に入るなり 里に戻る奥方に


奥方が高級娼婦館に行くように夫に頼むとか

娼婦や男娼を選んで連れて来たり良くある話ですね」


「・・俺の場合 あ、私の場合

酷い扱いに そうですね 荒くれ者達が乱暴に扱ってくれました」


「鞭に焼きゴテも・・」


そう、それも本当

亡国の王子

敵に掴まり献上されて・・それから 薬を飲まされて狂い

ずっと酷い扱いばかりだった

どこまでも貶められて・・故国の者達が絶望するように



もう一人のアーシュは違う運命を辿り 無事に王国を取り戻して そんな事はなかったが

彼には 残酷な死の運命が待っていた



繰り返す転生も呪われて・・今世の新しい妹アリサ アリシア姫の生まれ変わりが

あの子が救いだった 助けてくれた


「気高き王様なら もっと良い相手は・・いくらでも

私を本当にご所望ですか?」


じっと見つめる片眼 深紅の瞳


「片眼で汚れた私ですけど 宜しいのですか?」自嘲気味に苦笑するサリューン



悲しそうな目をしてアジェンダはそっとサリューンの頬を撫でる


「そなた…随分と酷い目にあったな」「え?」


「良いのか…

このままで…辛いのではないのか?」 


「アジェンダ様

俺、いえ私も同調しました 手遅れです 抗えない


私の場合は成長を止める薬だけでなく

欲情の薬も飲まされ続け


発情期を抑える薬は効かない」


「そうか…」


「手加減するように気をつけたいが

すまぬな…怖くないか?」


「馴れてますから…

アラシャも扱いは悪く手加減をしないから」


その言葉に そっと引き寄せられて 唇を重ねられ

ゆっくりと白いシーツに


長い艶やかなサリューンの黒髪が散るように 白いシーツに広がった 







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ