七惑星連合軍 装備解説
ニールスト対機械人用ライフル
カルナーク陸軍中央装備局が地球との戦争中に開発した対アンドロイド用狙撃銃。
当初は一般的なカルナーク人向けに配備されたものの、高度なFSCや電子装備によって超人的な命中精度を誇るアンドロイド相手の銃撃戦は本銃を以てしても困難であり、ほとんど戦果を上げる事が出来なかった。
そのため戦争中期からはアイアオ人向けに配備され、彼女達専用に微調整された後期型が主流となった。
その射程は長大で、通常の訓練を受けたアイアオ人で有効射程6km。優秀なアイアオ人で8km。
戦争中の最大記録で13km(地球側は未確認)とされている。
使用される弾薬は2フィンガ弾と呼ばれる専用弾薬で、このフィンガというのはカルナーク語ではなく地球のフィンガー、つまり指二本分の直系の弾薬という意味である。
これは当時の開発者による地球への一種の意趣返しの様なモノ、とされているが詳細は不明。
なお、仕様弾薬にはいくつかの種類があり、それぞれ特性も口径も違う。
これら多様な弾薬を簡単な部品交換で使い分ける事が出来る汎用性も強みだった。
使用弾薬 17.44×150mm弾(地球寸法)
※戦中もっとも多用されたタイプ
15×110mm弾(地球寸法)
※現アイアオ人部隊が使用するタイプ
総弾数 4~8発入りマガジンないし単発の手動排莢
カナベルル11mm自動銃
戦争中盤から普及したカルナーク陸軍の対アンドロイド用制式採用銃。
アンドロイドに十分な打撃を与えられる最低限度の威力を実現するべく採用された銃で、その大口径から中銃と呼ばれた。
当時新開発の11mm弾を使用するが、ニールストライフルと同様になぜか地球の単位を使用している。これは当時のカルナークが合理性を優先する国是に反して初代代表の指や腕の長さを元にした単位を用いていた事に対する開発者たちのいわゆるうっぷん晴らしの側面があったと言われている。
威力は折り紙つきだが重く反動が強いためひっじょうに扱いにくい銃である。
そのため正式採用後も従来の対人用小銃が配備され続け、「当たっても意味のない軽い小銃」「当たると敵を倒せる重い中銃」と現場では呼ばれていた。
使用弾薬 11×100mm弾
総弾数 10発マガジンのセミオート
サリュガート
アイアオ人の戦士が古代から用いる戦闘用の強大な斧。
カルナーク戦後期から組織されたアイアオ人強襲部隊において特殊鋼で作られたこの斧が用いられ、6人の参謀型を含む数百体のアンドロイドを近接戦闘において撃破したと言われている。
一見すると原始的な武器だが、カルナークの職人が手間暇金をかけて手作業で作り上げている結果、驚愕するべき切れ味とコストを誇りその威力は参謀型アンドロイドを両断する程。
休日が消滅したため急遽設定を上げます。
明日の更新は14日に延期します。
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