火星民主主義人類救世連合軍 秘匿装備解説
次話投稿が間に合わないため、設定解説を投稿します。
特別攻撃用宇宙重戦闘機 XXX-15 アウリン
火星宇宙軍が来たるべき地球連邦軍との決戦に向けて開発した重宇宙戦闘機。
地球では宇宙空間での戦闘に戦闘機と呼ぶべき小型の兵器を用いないため、人類史上唯一の宇宙戦闘機である(メビウスはあくまで軌道上での戦闘を行うための超高高度戦闘機であり、宇宙戦闘機と呼べるべきものでは無い)。
特長は加速及び最高速度、そして戦闘機としては異常なほど高められた重装甲である。
というのも、この兵器は特別攻撃。
つまり地球連邦宇宙軍及び異世界派遣軍の艦船に対して体当たりすることを目的として作られた旧日本軍の桜花以来となる自爆特攻専用の有人兵器なのだ。
しかもその有人という要素すらパイロットを保護装置に繋いだ脳髄だけにして搭載すると言う非人道的っぷり。
まさに地球へのあまりにも重い感情を拗らせた結果誕生した悪夢のような兵器である。
が、残念ながらここまでしてもなお地球の兵器に対して有効とは言い難い。
火星宇宙軍でもその点は実感しており、幾度か行われた演習においても『単なる戦闘機と思って油断しているだろう初陣においてのみ戦果を上げる可能性がある。故に計画で製造された全部隊を開戦と同時に投入し、一刻も早い地球攻略を目指す』との結論が出されている。
事実上の失敗兵器であり、火星ではより確実性の高い決戦兵器として地球連邦軍の重巡洋艦のコピーである汎用艦と呼ばれる大型万能航宙艦の開発を計画している。
基本スペック
最大速度: 不明。異世界派遣軍の航宙ミサイルと同等ないし多少上回ると予想される
航続距離:最高速度を出した後は重力や妨害が無い限り宇宙をその速度のまま飛び続ける。姿勢制御及び回避等の動作のためのスラスターは全12機、各6秒噴射可能
全幅:74m
全長:55m
全高:28m
エンジン: 熱核タービンエンジン×4
武装
固定武装:75mm機関砲×1
七連装30mmバルカン砲×2
4連装戦術核ロケット弾×4
自爆用ギガ核爆弾×1
※以下の情報は第4章 15話以降のネタバレを含みます。ご注意ください。
地球解放用人造人間 アウリン
火星が総力を挙げて開発した真の対地球用決戦兵器。
上記のアウリンは欺瞞用の架空兵器(ただし実際に脳髄だけになるパイロットは選抜された。彼らはそのままアウリンの養育係件運用スタッフになった)。
火星、地球連邦、エドゥディア帝国、ベルフ人、ンヒュギ人の技術を結集し、戦闘種族ベルフ人と地球人、アイオイ人の遺伝子を掛け合わせて作りだした身長10mの巨人種族。
単に巨大なだけでなく、火人連のサイボーグ技術やベルフ人の生命体加工技術、さらにエドゥディア帝国の魔導工学の粋を集めた結果、通常の生命体の範疇を越えた能力を持つ。
例を挙げると
・脳が頭部と胸部に二個あり、しかもそれぞれ右脳と左脳が独立した構造を持ち、どちらかが欠損しても脳機能が損なわれない。
・心臓が胸部、腕の付け根と足の付け根の全部で五か所あり、胸部ないし手足の内二個が残っていれば生存可能。
・通常の筋肉に加え、血液の代わりに流れる白く粘性の強い人工血液が一部の昆虫のように筋肉の代替と補助を行うため、見た目以上の強大な力を持つ。
・アイアオ人の遺伝子情報を強く発現させた単眼種はアイアオ人同様の特殊感覚を持ち、通常のアイアオ人の役10倍。半径50km圏内の光波、電波、赤外線、粒子や気体の流れを検知できる。
等の特徴がある。
火人連ではこの強力な能力を持つ特殊生命体であるアウリンを大量に生産。
機動甲冑と名付けられた戦闘用の全身を覆うパワードスーツを装備させて機動兵器として運用している。
申し訳ありません。
本日休日でしたが、外出が長引き執筆出来ませんでした。
次回予定日をお待ちください。
次回の更新予定は2月10の予定です。