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第四章 登場人物

主要登場人物


一木弘和……異世界派遣軍第049機動艦隊所属第四四歩兵師団師団長、階級は代将。二十一世紀生まれの元サラリーマン。シキとの別離を済ませ、心の迷いを少しだけ吹っ切ったが、結局すぐ別の事でいろいろと迷っている人生の迷い人。


マナ……一木弘和の副官。階級は大尉。秘書業務や護衛など、様々な職務をこなす。ニャル中佐からの医療実習もオンラインで毎日行っており、順調に成長中。


グーシュリャリャポスティ……ルーリアト帝国第三皇女。兄のルイガを決闘で倒した事で皇太子の地位を得た。さらに、もう一人の自分? を心の中で殺害した事で、無意識に加えていた心理的ブレーキが外れ行動がよりアグレッシブになった。


ミルシャ……グーシュお付きの少女。スルターナ少佐の訓練とセミックとの決闘により、名実ともにルーリアト最強の騎士となった……のだが、それも失った左腕と右人差し指の治療を終えてからである。



地球連邦政府


上田 拓……一木の同期。今は第013機動艦隊所属の師団長。階級は代将。一木を慕っている。


津志田 南……一木の同期。今は第013機動艦隊所属の師団長。階級は代将。甘えん坊らしい。


前潟 美羽……一木の同期。今は第013機動艦隊所属の師団長。階級は代将。一木に惚れている。


王 松園……一木の同期。今は第013機動艦隊所属の師団長。階級は代将。来訪前のオタク趣味に詳しい。


コリンズ・ケイン上院議員……最大野党連邦民主党の大物で、反火星主義の野党連合をまとめ上げた男。しかし、そのことが却って野党の先鋭化を招いてしまい、立場が悪化していた。


イチロ―・マエガタ上院議員……過激な反ナンバーズ、反アンドロイド主義で知られるリベラル融和党の論客。いわゆるファンネルと呼ばれる熱狂的支持者を忖度させ敵対者を攻撃して、さらし者にして成り上がってきた。グーシュにやり込められ、ケイン議員に梯子を外された事で現在姿を隠している。前潟美羽の実の父親。


楊文理……人民と鉄の党出身の現職地球連邦大統領。昔の日本アニメの登場人物に見た目と名前が似ている事から、魔術師の異名を持つ。異名の元ネタと違い、強権的な手法が目立つ。


ハインリヒ・フォン・ゾンダーブルク……青の党出身の現首相。貴族的かつ高圧的な見た目に反して、愚直に正義や仁義を重んじる正面突破的な手法が目立つ。そのせいか大統領時代は野党に手玉に取られ、苦戦を余儀なくされた。


ズヴィズダー……統一共和党出身の現外務大臣。スターリンそっくりな見た目通り、公務員の火星シンパに対する大粛清を行った。その結果七回の暗殺未遂を経験し、「星の男にして鉄の男」と呼ばれた。スヴェトラーナという名前のパートナーアンドロイドを溺愛している。


アリア・ヴィクトリア……連邦労働党出身の現内務大臣。人類唯一の不老化処置者。国民的人気を誇り、四人組の総仕上げとして次期大統領選に出馬することを表明している。



ナンバーズ


アイリーン・ハイタ(ナンバー1)……一木の前に度々姿を見せていた白い少女。どことなく一木の前のパートナーであるシキの面影がある。その正体はナンバーズのリーダー格であったナンバー1にして、シキの愛情を受け継いだ存在。一木にシキの思いを託して姿を消した。


スルト・オーマ(ナンバー2)……表向きは海兵隊異世界派遣任務部隊参謀長職につく海兵隊大佐。地球人類とエドゥディア文明を争わせ、自分たちの主を決め直す事を目論んでいる。


加藤シュウ(ナンバー3)……表向きは内務省異世界局局長を名乗る細身の男。川の騎士シューとして、グーシュの先祖とも関係がある。


賽野目羅符(ナンバー4)……アンドロイド開発の功労者。一木の恩人にしてシキを作り、死なせた男。人間の事をナンバーズで最も大切にしているが、その一方で最も人間に対して非道な事をする男。


ナンバー5……詳細不明。賽野目博士と組んでいるようだが……。


アイム・コミュニスト(ナンバー6)……サーレハ司令と協力関係にあるナンバーズ。身長190cmのほっそりとした男。禿頭に袈裟という僧侶の様な格好をしており、見た目通り経を唱える。グーシュの教育係をしていたようだ。


オールド・ロウ(ナンバー7)……サーレハ司令と協力関係にあるナンバーズ。人間から皮を剥いだような不気味な見た目をしている。エドゥディア文明で魔王として活動しているようだが……。



第049機動艦隊


警護課のSS達……かませ犬の様に全滅してしまったが、実力的には艦隊最高レベルの精鋭集団。彼らの全滅が、後々響くことになる。


アミ……第四四師団第一機歩兵連隊連隊長。階級は中佐。癖のない真面目な性格のSS。


カゴ……第四四師団第二機械化歩兵連隊連隊長。階級は中佐。そばかすと糸目が特徴的な少女型SS。


ルキ……現地人のハニートラップ要員としてグーシュ親衛隊の副官に赴任したSSの少尉。通常は福利課に所属し、艦隊の人間の様々なお世話に従事している。独特の語尾は人間に媚びるために意識して付けているが、実際の所すこぶる評判が悪い。


SSTG……正式採用を逃した大型SS。その後、この機種を元に歩兵支援兵器として強化機兵や、海兵隊用の装甲歩兵などが開発された。


カレン……最初の歩兵型SS。子供好きで連邦市民から非常な人気があった。カルナーク戦におけるダニャペペの最初の犠牲者。


アブドゥラ・ビン・サーレハ……地球連邦軍第049機動艦隊司令。階級は大将。熱狂的なナンバーズ支持者の集団である”札付き”の盟主と目される男。ナンバーズと結託して陰謀を巡らせる。


スルターナ……サーレハの副官。階級は少佐。目元以外は全身を覆うヒジャブを身に着けた目つきの怖いSS。艦隊内で最強クラスの白兵戦能力を持つ。現地人に剣術の修行をつけるのが趣味。


アセナ……第049艦隊の艦隊参謀長。アラブ系の褐色美人。実はナンバーズが最初に作ったファーストロットと呼ばれる特殊なアンドロイドで、精神的には人間と変わりない。


ダグラス……艦隊首席参謀。階級は大佐。サングラスを掛けたニヤケ顔に軽薄な態度の金髪美人。姉妹の事を大切に思う根っからの姉気質。中でも末っ子のミラーを一番溺愛している。


ミラー……艦隊外務参謀。階級は大佐。すぐ怒鳴り、すぐ蹴ってくる暴力アンドロイド。実のところそれらは他者(人間、アンドロイド問わず)に甘えん坊な性格の裏返しで、最初に懐いたハンス大佐への強すぎる感情故の行動だった。だが、結果としてその強すぎた感情が仇となった。


(シャー)……艦隊情報参謀。階級は大佐。ヤンキーの様な印象の少しチャラついた美人。格闘技の達人でもある。猫少佐の事が大好きで、人間への執着が比較的弱い。


シャルル……艦隊文化参謀。階級は大佐。少々ズボラな印象の美人。美味しそうに料理を食べる人間が好き。不味そうに食事する人間を料理で笑わせるのはもっと好き。


ジーク……艦隊作戦参謀。階級は大佐。以前は強襲猟兵と呼ばれる巨大ロボットのSAだったという、異色の経歴の参謀。男女問わず配属された人間には必ずアプローチを掛けるプレイガール。


ポリーナ……艦隊兵站参謀。階級は大佐。一木より大きい身長230cmの大きな美人。実は出自が一番物騒。要塞歩兵構想の産物。


ミユキ……艦隊艦務参謀。階級は大佐。三下系美少女。語尾に〇〇ッス、とつける。ミラーと一番仲が良く、一緒につるんだり添い寝したりしてダグラスに焼きもちを焼かせる。


クラレッタ……艦隊内務参謀。階級は大佐。縦ロールにドレス風軍服着用の金髪美人。実は男性型でとんでもないイチモツの持ち主。艦隊参謀の頼れる兄貴。


(ミャオ)……情報参謀部諜報課課長。階級は少佐。人間社会に潜伏する特殊な生体アンドロイドからなる現地工作部隊を率いる少女型SS。激務に次ぐ激務、頼りにならない他の課長たちによって、彼女の精神はもうボロボロ。殺大佐のウザ絡みがそれに拍車をかけている。


アーティ……外務参謀部施設警備課課長。階級は少佐。ミラー大佐の部下で、外務参謀部の施設や要員の警備を担当する戦闘要員。彼女に限らず外務参謀部のアンドロイドは皆豊満な体系だが、それの理由はハニートラップや趣味ではなく防御力確保目的。というのも、外務参謀部のアンドロイドは交渉のため単身で相手側に赴くことが多く、危険が多いため。


ジア……内務参謀部治安維持課の憲兵少佐。ルニ子爵領から動けない課長兼連隊長に代わり帝都制圧作戦の指揮を執った。


マリオスとアイナ……参謀長のアセナ大佐直属の警護課に所属する戦闘特化型のSS。M78熱光学迷彩と高密度のメタルアクチュエータ―を搭載した襲撃戦のプロ。カルナーク戦で赤ん坊殺し作戦に従事した上に、作戦立案者が糾弾され自殺した結果精神を酷く病んでいる。


シキ……一木が異世界派遣軍に入るきっかけにもなった看護用SLの少女。その正体は賽野目博士が休眠中のナンバー1を目覚めさせるために作った、死ぬことを定められた、愛を知るためのアンドロイド”死期”。


アウン……カタクラフト汎用攻撃機のSA。カタクラフトの操縦技術ではミョーに並ぶ腕前を持つ。


軌道空母ジブリール……軌道上から大気圏内の航空管制及び艦載機の整備発艦を司る軌道空母のSA。顔色が悪く、すぐ逃げたがる癖がある。


軌道コントロール艦アズラエル……軌道上から大気圏内の監視を行う衛星の管理を司るコントロール艦のSA。冷静ぶっているが、追い詰められると激昂する。


重巡洋艦メフメト二世……2605強襲戦隊旗艦のSA。第042艦隊における重巡洋艦たちのまとめ役。褐色のイケメン。


重巡洋艦セテワヨ……2605強襲戦隊所属のSA。無口なイケメン黒人。


重巡洋艦オダ・ノブナガ……2605強襲戦隊所属のSA。サーレハ司令のせいで人間との接触を渇望しており、その結果グーシュに懐いた最新鋭艦。一番艦の項羽、二番艦のジャンヌダルクからも溺愛される根っからの妹キャラ。



ルーリアト帝国


耳長の一族……南方蛮地に住む民族。見た目は耳の長い褐色なだけの種族だが、人間とは交配不能な異種族である。ルーリアト人との交流で現在はだいぶ文明的な生活をしているが、元来はかなり野生的な種族だった。


ルニ子爵……帝都西方の小領主。グーシュと一木達によって反帝国発動に手を貸す羽目になり、その上領内の行政権も奪われつつある。状況についてすでに諦めており、今では息子の顔を見ながらのんびり暮らしている。


子爵婦人……子爵とは二十近く年の離れた若妻。子供が無事に育ち、領民の生活環境が良くなっている事を素直に喜んでいる。


家宰……子爵領の行政全般を司っていた壮年の男。地球とグーシュの急進的な行動に危惧を抱いているが、どうすることも出来ないでいる。


ザシュ・ゴーウ……子爵領に住む商人。以前近衛騎士団に雇われてグーシュの動向を報告した事があった。


クーロニ・ロニス……棚ぼた的にグーシュ親衛隊隊長になった気弱な新米騎士。ルキ少尉に首ったけで、グーシュというよりは彼女のために隊長職を受けた。


ルニ子爵領治安騎士達……安月給にあえいでいた子爵領の騎士や衛兵たち。彼らの扱いが悪かったことが子爵領を切り崩されるきっかけになってしまった。現在は名目上の治安担当として悠々自適の生活を送っている。


ルイガリャリャカスティ……帝国皇太子。鬼才の妹二人と比較され続け、力不足と陰口をたたかれ続けたある種不幸な男。とはいえ文武、特に武においては彼もまた鬼才の持ち主であり、セミックの献身もあって地球連邦軍さえ来なければ皇帝として問題なくやっていけた。シスコンの気があり、グーシュとの結婚を内心本気で喜んでいた。


セミック……お付き騎士最強の女にして、ルイガの盾としてイツシズと権力闘争を繰り広げた鉄の女。グーシュが大人しくしていて、そのままルイガ、セミック、イツシズの三頭政治が成立すれば問題なく政権運営可能だった。彼女もまた、地球連邦軍の来訪によって運命を狂わされた被害者と言える。


イツシズ……子供の頃に見た騎士の劇(薩摩武士的バーサーカー)に憧れた結果妙な暴走を起こして帝国を支配してしまった困ったおじさん。夢と国益を同ベクトルにしてまい進するという点ではグーシュに似ているが、どうもこういった性質の人間は同族嫌悪を起こすらしく、グーシュの事が大嫌いだった。


カナバ……お付き騎士屈指の突きの達人。近衛騎士団との抗争で隻腕になったが、「身体の欠損は名誉」というお付き騎士の伝統により、暗黙の了解的にセミックに次ぐ地位にある。


エザージュ……斬撃の重さに定評のあるお付き騎士。”お嬢”と呼ばれる皇族に仕えており、グーシュとミルシャ並みに仲がいい。仲が良すぎて平然と互いの下半身をまさぐり合ったりするので、子供を近づけてはいけない。


ルライ……剣術では劣るが、指揮能力に定評のあるお付き騎士。病没してお付き騎士と別れた年下の皇族に仕えており、姉弟の様に仲がいい。


お付き騎士達……ミルシャの同僚達。基本的に脳筋集団であり、セミックがいないと無鉄砲な武力行動を行う暴力集団でもある。その上身体欠損は誉、主と深い関係になればなるほどいい、などの奇妙な価値観を持ち合わせているため、セミックが代表につくまでは大変評判の悪い集団だった。


コレク……ルイガを籠絡させるためにイツシズが用意していた女近衛騎士。単なるエロ女騎士ではなく文武に優れた逸材だったが、真価を発揮できずに鉄弓による狙撃に散った。


カカロ……近衛騎士にこの者ありと呼ばれた豪傑。妻と七人の息子がいたが、イツシズにより補償金を受け取り、帝都は危ないからと地方に移っていて本編の惨劇からは難を逃れている。


近衛騎士達……イツシズの忖度集団。イツシズがそういう組織に作り替えたので仕方ないのだが、現在では皇族に仕える護衛組織と言うよりは、皇帝直轄(実質イツシズの私兵)の秘密警察じみた組織になり果てている。お付き騎士と逆に、イツシズが仕切り始めてから世間の評判が悪くなった。


シュシュリャリャヨイティ……グーシュの姉にして、現在は帝国四天王の一人、北方のダスティ公爵の公子に嫁いでいる。非公式だが妊娠の情報あり。天真爛漫純真無垢淫乱売女の評判高く、身体を使った誘惑によりシンパを増やしていた。上の方で地球連邦軍が来なければ……と書いたが、彼女がいる事を考えると無理だったかもしれない。


サールティ三世……ルーリアト帝国皇帝。グーシュの父親。弟に比べて政治的才能に恵まれていない事を自覚し、それ故イツシズという劇薬を飲まざるを得なかった。だが劇薬ゆえに効果は絶大で、彼は権力の移譲というボスロ帝の遺言を進めた名君と呼ばれることとなった。だが、彼の心は子供たちと腹心のイツシズの争いにより疲弊しており、年齢も相まって限界が近い。


ガズル……皇帝の弟。才能はあるが、性欲が強すぎて思考がまとまらず、そのため自ら政治の道からは退きひたすらに皇族の安定化のために種をまき続けた変わり者。アンドロイドの性接待によって理性を取り戻したことにより、思わぬ働きを見せる。



七惑星連合


火星民主主義人類救世連合


ジンライ・アヤメ……ベルクマン大佐の元妻。ナンバーズに関する思想の違いから望んで火星に移住した。夫の事は娘達には知らせていなかった。


ジンライ・ハナコ……火星陸軍対SS特殊部隊のサイボーグ。階級は少佐。一木の事を先輩の敵として恨んでいるらしい。また、どうも同性にモテるようだ。

多忙にて、今回は登場人物紹介のみ。

漏れがあればぜひお知らせください。

四章が長すぎて、作者も忘れているかもしれませんので……。


さて、次回更新予定は19日の予定です。

内容は設定紹介かな?


では、よろしくお願いします。

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