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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自堕落な生活ばかりしている二十五歳のニートです。

作者: かとんぼ

自堕落な生活ばかりしている二十五歳のニートです。同じ経験のある方メールください。


1kのボロアパートに住み、童貞無職の男が、クリスマスを前にして掲示板に書き込みをしている。

こんな姿を親に見せたら嘆くだろう。

「はぁ…」

両親には真面目に働いてる、毎日が忙しいと嘘をついている。

しかし実際は、バイトを三日でクビになり、ハローワークに行っても就職口が見つからず、無料求人誌を読み漁っても重労働で割りに合わないものばかりだ。

「俺なにやってんだろ…」


ネットの世界にどっぷりはまり、ネトゲをやり出してからは家から一歩も出ず、貯金を崩して課金を始め、飯はピザを注文する。

おかげで体がぶくぶく太って余計に外に出れなくなってしまった。


ドンドンッ

「ちょっと、谷川さん!いるんでしょ!

今日こそは滞納してる家賃払ってもらいますよ!」


大家のババアが最近うざい。

ネトゲやってるから後にしてくれ、今狩場をやっとゲットしたんだから。


「警察に通報しますよ!?いいんですか?」


俺はふと片手に包丁を持ってドアを開けた。

なんの躊躇もなくババアの胸に刺した。

ヌメリと血液が滴る。ババアはあんぐりと口を開けパクパクさせている。

そのまま包丁を下にスライドさせた。綺麗に線が入り身体の中の腸と思われるものが見えた。肥っている身体なためかなかなか奥まで刺さないと絶命させれそうにない。俺は覗いているピンク色の腸を思い切り引っ張った。ババアは立ったまま気絶している。でも腸は綺麗な色だった。ネトゲとかで見る世界とは違って生々しい、血と臓物の色、感触。俺はなぜか勃起していた。もっと見たい、腎臓、肝臓、膵臓…色々取り出して見た。味はどんな味だろう?ストローを眼球に刺して飲んで見た。

「まずい」

俺にカニバリズムの趣味はないようだ。じゃあこの勃起はなんの現象だろう?とにかく人が来るまでにババアの遺体を処理しないと。


「キャーッ!」

運悪く隣のOLが帰って来る時間だった。

OLも包丁で躊躇なく殺した。若い女の臓物も見て見たいな。





















「という夢を見たんだ」

俺はファミレスで友人に話している。

「そうなんだ。でもお前、何でいきなり呼び出してその話?」

友人はキョトンとした顔で聞いて来る。

「あまりにもリアルで感触が残ってるから、現実で起きたことじゃないか不安になったんだ。だからお前と話して、夢だったことを確認したくて」


ハハハッと一笑された。

「馬鹿だなあ、現実であるわけないじゃん。お前ニートじゃないし、そもそも嫁と子どももいるだろ?夢なんて気にする歳でもねーし」

その通りだな、と思った。だけど

ずっと張り付いて取れないんだよなあ。

血の匂いが。


「久々に会えたしゆっくり話そうぜ。あ、喉乾いたから俺ジュース取って来る。

お前は何がいい?」


「ストロー」


友人は何だそれ、と呆れた顔でジュースを取りに行く。俺は頭の中にあの味をまた味わって見たいという欲望が渦巻いていた。今度は友人の目を…。


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― 新着の感想 ―
[一言] 小説を投稿する際に、 名前欄を空欄にすると作者マイページへのリンクを 貼れるので、知らなかった場合はぜひしてみてください。 知っててやってないんじゃい、って場合はすみません。
2019/02/01 20:12 退会済み
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