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屠龍のリベカ  作者: CK/旧七式敢行
プロローグ
1/8

プロローグ:1939

「閉めるか」

 俺はキャノピーを閉じると体を震わせた。

 大陸の冬の寒さには未だに慣れない。

 それでも俺の乗る九七式戦闘機は密閉型キャノピーだから、吹きさらしだった九五戦に比べて遥かにマシだ。いや、極楽と言っていい。

 東中尉の九七戦は俺のすぐ横についている。

「もうすぐだ」

 手信号で合図すると、僚機は翼を振って答えた。

 ここから数分飛べば、そこは国境。

 先週の事件以来、哨戒飛行の頻度は週に三回だったのが今では一日一回に増えた。  目を皿にして異常がないかを探す。

 地上部隊、飛行機、そしてなにより危険な――

「いたぞ!」

 翼を振り、東中尉に知らせる。10メートル級が2頭、久々の大物だ。

 10時方向、1000メートル下方を悠々と翼を広げて飛行している。

 スロットルをじわりと開けるにつれ、エンジンの唸りが大きくなる。

 機銃の安全装置を解除。

 操縦桿を斜め右へ軽く押す。

 臓腑の浮き上がる不快感に顔をしかめ、照準眼鏡を覗き込む。

 まだ距離があるせいで、照準の中の標的は小さい。

 気づいていないのか、進路を変える様子もない。

 左に目を向けると東中尉も俺と同じく緩降下を始めていた。

「俺は右のを、お前は左」

 こちらの手信号に僚機も頷く。

 重爆ならこういうとき無線電話で便利なのだろう。

 だが機銃ですらエンジンのシリンダーの隙間を通している九七戦にそんなものを積む余裕はない。

 彼我の距離、近づく。おおよそ800メートル。

 こちらのエンジン音に気づいたのか、竜種は二手に別れた。

 右にそれた方へ狙いを定め突進、照準眼鏡を再び覗く。

 トリガーに指をかける。

 3対の翼を羽ばたかせ、尻尾をくねらせる標的の姿が大きくなる。

 竜種――羽おろちとも、欧米ではドラゴンとかワイバンとも呼ばれる――を追い払う。

 それが俺たちが飛ぶ理由の一つだ。

 日本本土ではほとんど人里に姿を見せなくなった奴らも、大陸にはまだわんさといる。

 家畜、人間、自動車、ときには飛行機ですら奴らに狙われる。

 ぱたたたたん、と小気味よく機銃が吼える。

 命中した何発かが鱗を砕くが、致命傷には至らなかったらしく竜種は雄叫びを上げる。

 絞っていたスロットルを再び開き、左上方へ離脱。

 首を左に向けると竜種が逃走をやめ、こちらに向かってくるのが見えた。

 口を大きく開け、翼を羽ばたかせて威嚇している。

 鱗に覆われていない口が赤く目立つ。

 再びトリガーに指をかける。

 照準眼鏡の中心に竜種の口が大きく浮かんだ。

 操縦桿を握る力を緩めるとぴたりと振動が止まる。

 この射撃時の据わりの良さこそ、九七戦最大の長所。

 ――今だ。

 斉射を叩き込み、操縦桿を押し込んで右下方へ離脱。

 衝撃とともに機が揺さぶられる。ペダルを踏み込んで機体を落ち着かせる。

 後ろを見上げると竜種は身体をくねらせながら高度を落としていく。

「あぁ、畜生」

 どうやら尻尾か翼が当たったらしく、左の翼に鋭い引っかき傷が二本走り、めくれたジュラルミンが風で揺れていた。

 竜種はもがきながら地面に墜ちていき、やがて見えなくなった。

「よし」

 あたりを見回すと、東中尉の九七戦が竜種の後ろを取ろうと巴戦をしているのが目に入った。

 助太刀に行くべきか、それとも横取りせず静観するか。

 俺が悩んでいる間に東中尉は旋回円の外に飛び出し、緩く上昇して速度を殺したかと思うと一気に内側へ切りこんで竜種に一撃を浴びせた。

 断末魔の叫びを上げて竜種が体勢を崩す。

 追い打ちの斉射がもがく竜種にとどめを刺した。

 仕留めたことを確認した東中尉はこちらのすぐ左に並ぶと風防を開け、スカーフを下げてにっと歯を見せて笑った。

 左手の人差し指と親指で丸を作ってそれに応える。

 左の翼がやられたせいか、わずかに機体が左に傾く。

 俺は軽く操縦桿を右に切ってバランスをとる。補助翼のトリムを弄ると少しはマシになった。

 10メートル級2頭を倒してこれくらいの被害なら十分お釣りが来る。

 燃料計の表示も心細くなってきた。そろそろ引き上げ時だろう。

 もう一度周囲を見回す。

 見えるのは河と平原と、東中尉の九七戦だけ。

 機体を左に傾け、下を確認する。左下方、何もなし。

 操縦桿を右に倒し、右下方を見回す。

「何だ、ありゃ?」

 ソ連との国境を流れる川沿いに低空をよろよろと飛んでいる双発機が目に入った。

 手信号で東中尉に知らせ、すぐさま急降下。めくれた左翼の外板が悲鳴のような風切り音を立てる。

 スロットルを絞って高度を合わせる。胴体の認識番号は塗りつぶされ、左エンジンは不調なのか薄く白煙を吹いている。

「どこの機だ?」

 操縦席では機長が必死に操縦している。

 と、彼と目が合った。

 彼はぎょっとした表情を浮かべ、隣の副操縦士と顔を見合わせる。

 どこを目指しているにしろ、このままでは危険だ。

 幸いこのあたりは川沿いに草原が広がっているだけで不時着する場所には困らない。

 できるだけ人里に近いところへ誘導しよう。

 スロットルを開くと九七戦は滑るように加速して双発機の前に出た。

 風防を開き、ついてくるよう翼を振って合図する。

 その時、双発機の右エンジンが火を吹いた。

 双発機は高度を下げながら、ソ連領側へ旋回を始める。

「くそっ!」

 低空で少し立て直したようにも見えたが、双発機はそこで力尽きたのか、不時着というより墜落に近い勢いで地面に叩きつけられた。

 翼を地面に引っ掛けた双発機の胴体がねじ曲がり、変形に耐えきれなかった後部がちぎれて中にいた乗客が投げ出される。

「降りるぞ」

 手信号で並進していた東中尉に合図し、着陸できそうな場所を探す。

 幸運なことに、墜落機の近くはほとんど平坦だった。墜落機から上がる煙の流れで風向きの目星をつける。

 墜落機を目標に一周して安全を確かめると、俺はスロットルを絞って速度と高度を落とす。

 フラップを開き、更に降下する。

 軽くバウンドした後、300メートルほど滑走して九七戦は止まった。

 エンジンを掛けたままスロットルを絞り、操縦席から身を乗り出す。

 勝手に機体が動き出さないよう手近な石を車輪に噛ませて俺は墜落機へと走った。

 エンジン音に振り向くと、東中尉の九七戦も着陸してくるのが目に入った。

「うっ……」

 墜落現場に広がる光景と、血とガソリンの匂いに俺は吐きそうになった。

 放り出された乗客はほぼ即死。

 後部胴体に乗っていた乗客も地上を転がったときにやられてしまったようだ。

 奇妙なことに、乗客は十代半ばの羽根つきの娘ばかり。

「誰か! 誰かいないか!?」

 生存者を探しながら、俺は違和感の正体に気づいた。旅客機にしては乗客の身なりが貧相すぎる。

「マサ、こいつは多分『小鳥屋』だ」

 倒れていた羽根つきの娘の脈を測っていた東中尉が首を横に振る。

「小鳥屋?」

「あぁ、羽根つきの娘を売り飛ばすやつだ。物好きに高く売れるって話だ」

「ひどいことを」

「大恐慌からこっち、金になるならなんでも売ってやれってな。嫌な話だぜ」

 凶作の年、隣家の娘が列車に乗せられていったのを思い出し、俺は拳を握りしめた。

「たすけて……」

 東中尉と顔を見合わせる

「おい! 誰か生きているのか?」

「たすけて」

 かろうじて原型を留めていた胴体中央部の残骸、座席の隙間からかすかに声がした。

「いたぞ」

 銀色の髪をした、やはり羽根つきの娘が細い腕を伸ばして助けを求めていた。

「痛むところはあるか?」

「はね……」

 少女は残骸に挟まれた右の翼に顔を向けた。

「挟まれてるだけだ。東、手を貸せ」

「おう」

 だが男二人がかりでも少女を閉じ込めている残骸はびくともしない。

「こいつが邪魔だ。東、何か長いもんはないか?」

「ちょっと待ってろ、探してくる」

「大丈夫だ、俺たちが出してやるからな」

 少女の不安そうな表情が結核で死んだ妹と重なって見えた。

「あったぞ!」

「よし、動くなよ」

 東中尉が拾ってきたパイプを座席の隙間に差し込む。

「よしマサ、合図したら体重かけろ」

「いいぞ」

 俺も棒を握りしめて東の合図を待つ。

「1,2の……3っ!」

 軋みながら少女を縛めていた座席が持ち上がった。

「よし、これで」

 少女の手を掴み、引き上げようとする。

「いたっ……足に、縄が」

 が、少女が苦悶の表情を浮かべた。

「足にもなんかつけてるのか!」

 俺は隙間に潜り込み、少女の足首につけられた革の足環を見つけた。縄でどこかに結わえられているようだ。

「げほっ、たすけて……」

 少女が咳き込む。ガソリンの匂いがさっきよりも濃くなっている。

「ダメだマサ、爆発するぞ」

 後ろで東が叫んだ。

「わかってる!」

 短刀を抜き、少女を縛っている縄に刃を当てる。

 数往復させたところで縄が切れ、少女は自由になった。

「来いっ!」

 少女の手をつかみ、機外へ飛び出す。

 よろける少女の手を無理やり引いて走らせた。

「目と耳をふさいで伏せろ!」

 30メートルほど駆けたところで少女を地面に突き飛ばし、目をつぶって両手で耳を抑えて少女の上に覆いかぶさる。

 全身を震わせる衝撃と、飛行服越しでも感じる熱波。

 ぱらぱらと降ってくる土塊と機体の破片が収まったことを確かめ、俺はゆっくりと起き上がった。

「きゃ……」

「すまんっ」

 起き上がろうとして少女の背中に手をついてしまい、小さな悲鳴が上がった。

「大丈夫か? もう目を開けていいぞ」

「だい、じょうぶ……」

「立てるか?」

 俺の差し伸べる手を少女が握る。手袋越しでも分かる程の温かさ。人間より体温が高いという話は本当だった。

「はい……」

 少女は立ち上がると服と翼についた泥を払った。

 歳はほかの羽根つきの娘と同じ十代半ば、背は俺よりも頭ひとつ分低い。

「飛べそうか?」

 少女は翼を広げ、左右の翼を軽く動かし、小さくうめいて翼をたたんだ。自力で飛ぶのは無理そうだ。 

「どうするマサ、飛べない羽根つきの娘と一緒にソ連の捕虜になるのは御免だぜ」

「どうするも何も、ソ連の連中だってすぐに飛んで来る」

 竜種だけならともかく、爆発と煙はソ連だって黙ってみているはずがない。

 おまけに俺たちは招かれざる客だ。

 待てよ、客といえば――

「おい東、九七戦の積む燃料って結構な重量あるよな?」

「マサ、お前まさか」

「連れてこう、この子」

「あぁもうお前は厄介事を拾うのが大好きだな!」

「このくそ寒い中、娘さんをほっぽっとけるか?」

「わかったよ、背もたれ外せば胴体に入れるだろ、ちょっと工具持ってくるから待ってろ、このお人好し!」

 東中尉は舌打ちしながら自分の九七戦に向かって走る。

「名前は?」

 俺の質問に少女はきょとんとした表情を浮かべ、小さく答えた。

「……リベカ」

「リベカ……か。俺は松山、松山正雄。日本陸軍中尉」

「松山中尉……助けていただき、ありがとうございます」

 何の訛りもない流暢な日本語で少女は礼を述べた。

「あっちは東」

 工具を持ってきた東中尉を示す。

「おいマサ、人が工具探してる間になに口説いてんだ」

 東中尉は俺の脇腹を小突いた。

「マサ?」

 リベカは首を傾げた。

「正雄だからマサ、あだ名みたいなもんだ」

「ありがとう、マサさん!」

 それまで陰っていたリベカと名乗った少女の表情が明るくなった。荒れ野に咲く一輪の花のような笑顔。

「マサ、いつまでいちゃついてる気だ? 始めるぞ」

「すまん、今行く」

 呆れ顔を浮かべる東中尉に続いて俺も九七戦の翼によじ登った。

「レンチのでっかいやつ」

「そら」

 東中尉に言われるとおりに工具入れからレンチを出して手渡す。

「よし、こいつを持っててくれ」

 東中尉は取り外したボルトを俺に手渡す。

「おし、これで入れるだろ」

 背もたれを外した東中尉はぽっかりと口を開けた後部胴体の空間を一瞥して満足げな顔を浮かべた。

「リベカさん、こっちへ」

 俺が手招きするとリベカはプロペラの風で煽られないよう、翼を寝かせながら近寄ってきた。

「そら、つかまれ」

 俺の伸ばした手を彼女の温かい手が掴んだ。

「そこに入れそうか?」

「たぶん……」

「この枠に手をついて、片足ずつ枠を跨いだらお尻から胴体の後ろに入るんだ」

 操縦席への入り方をリベカに説明すると彼女は頷き、九七戦の後部胴体に翼を広げたり畳んだりしながらなんとか体と翼をねじ込ませた。

「意外と入るもんだな」

「そりゃいいけどよ、鬼の児玉にどう報告するんだ?」

「ま、なるようになるさ」

 しかめっ面を浮かべる児玉少佐の顔を頭の隅に追いやる。

「要するに何も考えてないんだなこの野郎」

「バレたか」

「覚えとけよマサ、今度奢ってもらうからな」

 俺が愛想笑いでごまかすと、そう言い残して東中尉は九七戦の翼から降りていった。

 俺も操縦席に戻り、残燃料を確認する。いける。

「いいぞ!」

 輪留め代わりの石をどけた東中尉が叫ぶ。

「飛ぶぞ、リベカさん、しっかり掴まってろ」

「つ、掴まるって、こう?」

 リベカは少し戸惑ったような声を上げてから俺に抱きついた。

「うわたっ!? とりあえずそれでいい。操縦索を踏むなよ!」

 ブレーキを緩めてスロットルを開くと、がたがたと揺れながら九七戦は滑走を始めた。

「あう、うぐっ!」

 跳び上がった拍子にどこかをぶつけたのか、背後から鈍い音とともに悲鳴が上がる。

「このっ……!」

 勢いがつき、九七戦の尻が持ち上がる。

「いけっ!」

 操縦桿を引き、再び空に舞い上がる。一人余計に乗せているとは思えないほど、九七戦の舵は軽かった。

「飛んでる……!」

 俺に後ろから抱きついたままのリベカが眼下に広がる光景にため息を漏らした。

 まだ高度は300メートルほど。羽根つきでも飛べる高さだ。

「このくらいの高さなら、飛べるだろう」

「許しがないと、飛んじゃダメだったから……」

「……悪かった。忘れてくれ」

 しがみつくリベカが寒さで震えていることに気づいた俺は、風防を閉じた。

 旋回しながら東中尉の九七戦の離陸を待ち、再び編隊を組み直して南東へ進路を取る。

 上昇するときは気にならなかったが、後ろにリベカを乗せた分九七戦が上を向こうとする。昇降舵のトリムを抑えて釣り合いをとる。

「わぁ……」

 それまで空を覆っていた雲が割れ、河の水面に太陽の光が反射して輝かせた。



 報告を終えて司令部から出てきた俺を東中尉が煙草を吹かしながら待っていた。

「どうだった、マサ? お嬢さんはどうするって?」

 東中尉は捨てた煙草を靴底で潰し、俺に並んで歩く。

「とりあえず翼が治るまでは病院でみてくれるそうだ」

 六族協和の王道楽土という建前上、酷い扱いはできないはず。

「その後は?」

 東中尉に問いかけられた俺は言葉に詰まった。まさか売り飛ばした家族のもとに帰すわけにもいかない。

「少佐いわく、手元に置いておきたいなら嫁にするか養子にするかだと」

 強面の児玉少佐が真顔で「松山、嫁にするか?」と聞いてきたときは心臓が止まるかと思った。

「この度は六族協和のさきがけとなって羽根つきを嫁にしました、とでもしときゃいいんじゃないか?」

「東、お前は俺を出世街道から蹴落とす気か」

「龍殺しの英雄、羽根つきの娘を拾って嫁に迎えるなんて、実に宣伝向きじゃないか。新聞がほっとかないぜ」




「そんな理由で新聞に載りたくねぇよ……」

「マサ! マサってば!」

「んー……」

 荒々しく肩を叩かれて俺は目を開けた。

「早くしないと美味しい仕事持ってかれちゃうよ」

 猛禽を思わせる鋭い目が不機嫌そうに見下ろしていた。

「リベカか、随分でっかくなったな」

 寝袋から這い出し、銀色の癖っ毛を撫でてやる。

「マサ、もしかして寝ぼけてる?」

 リベカは眉を歪め、純白の翼を揺らして威嚇しながら俺の手を払いのけた。

「昔の夢を見た」

 肩を回してほぐすと関節がパキパキと音を立てる。

「昔?」

 寝袋を畳みながらリベカが首を傾げた。

「あぁ、満州でお前を拾った時の夢を」

「今は17年だよ?」

「わかってる……屠龍は?」

「弾も燃料もばっちり。マサが起きるのを待ってたの」

 白銀の二式複座戦闘機――俺達の翼、屠龍が朝日を浴びて輝いていた。

「さて、今日は何して稼ぐ?」

「とにかく、燃料代にもならない仕事だけはやめてよ!」

 相棒の厳しい言葉で、一日が始まろうとしていた。




 ――武装民間機。

 世界大戦後に生まれた、軍用機でも民間機でもない、第三の種別である。

 元軍人、少数民族、亜人種、野望に燃える若者、あらゆる半端者が空を目指し、払い下げられた軍用機で竜種の討伐をはじめ護衛から物資の輸送、報酬次第であらゆる「厄介ごと」に手を出す彼らは大恐慌の爪痕残る世界を股にかけた。

 空の傭兵として有事に召集したい軍部や、非合法な活動に従事させたい政府もまた彼らを後押しした。


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