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第五百二十三話 気を抜くと直ぐにグダグダします

 やっべえ……。


 グッグル先生のお世話になったけれど、スクールアイドルの知識が前より地味に増えたり、ああ、ようやくあのアイドルに声ついたんだ。良いなあ、俺もガチャ回してえイベントしてえなあ……と言った残念な結果しか得ることが出来ませんでした。


(検索の仕方が悪いんじゃ無いの……?)

(いやあ……一応色々情報は出てきたんだけどさあ、情報の波に揉まれて気付いたら二次元の方向に流されていってしまって……)

(わかりみはあるけれども……)


 いやまあ、つってもですよ。某スクールアイドルアニメのライブBDは買いましたし、某アイドルゲームのライブBDも買いましたからね。どちらも歌ってるのは声優さん達なので、アイドルライブを見たことが無いというわけでは無いと思うのですよ。


 アイドルゲームのお陰でアイドル兼プロデューサー的な感じのお仕事は無いよりはありますし? やれるだけやってみようじゃないか!



「というわけでオーディションでもしようかってなったんですけれども」


「その必要は無かったみたいね……」


 パンさんと二人、張り切ってオーディション会場の用意をしてたというのに! 一体何なんだこの!この!


「昔の仲間達を集めてきたよ。どうだい?ウチ等もまだまだイケそうだろ?」


「うわー!アケミさんにマドカさん!ミナミさんにマナミさんだ!」


「ふふ、マサエの娘、アイリ……。あんたらの歌は何時も聴かせて貰ってるよ。まだまだ青い歌だけれども、中々胸に響くじゃないの」


「ううっ!マドカさん!ありがとうございまっす!」


 ……。


 そう言えばアイリちゃん、既にユニット組んでたんでしたわね……。


(そもそもさ、そういうオーディションめいた伝統とかあって、それで村長的な物を決めてるんじゃ無いの?)

(そう言われればそんな気がする。マサエさんが先代でアイリちゃんが今のオヤカタだって言うからさ、てっきり世襲制かと思ったけど……)


「今更ですけれども、この集落でオヤカタを決めるのはどうしてるんです?」


「ほんっと今更だな! 広場の真ん中にある御神体がさ、たまーに歌を歌うんだよな。歌が止んで、しばらーくするとまた歌うんだ。それを10回繰り返したら広場で歌比べをするんだ」


「懐かしいねえ。その歌比べでまんまとウチがアンタに負けちまってオヤカタを交代したんだよねえ」


「オヤカタが負けたらジュウシャ達も交代だからね。ウチについてる子達はその時からの付きあいさ」


「へ、へえー」


(ぱ、パンさん?御神体っていったいなんなんですか!)

(待って!私も本当に身に覚えが無いから!待って!)


 御神体て。御本人が今ここに居ますがな。っていうか、一体どんな物が祀られてるんだろうか。つうか、歌を歌う御神体って嫌な予感しかしねえ。


 アイリちゃんやマサエさん達が集まっていたのはステージ前。つまりは、噂の広場からほど近い場所なのです。


 だもんで、その御神体とやらの顔を拝んでやろうと広場にやって来たわけですが……。


「む……木で作られたそれらしい社のようなものがあるな……」

「御神体って、私のフィギュアとかじゃ無いでしょうね。許可出してないわよ?」

「誰がんなもん作るんだよ……」


 流石にお社をガバーっと開けると怒られそうなので、ここはパンさんの神力を使って透視してもらうことにしました。


「まずは先にあたしが見てからね」

「なんでだよ!ずるいだろ!」

「ま、万が一あたしのヌードフィギュアとか入ってたらどうするのよ!」

「ヴォエ!」

「な!しっつれいな奴!って、そうはいかないわよ!ふふん!何といおうと私が先に見るんだから!」


 はいはい、いいですよ。どうでもいいですよ。

 

 いやあ、ぶっちゃけてしまうと、中身が何なのかっていう興味はそこまで無いんですよね。って言うか、十中八九中に入ってるのはろくなもんじゃ無いでしょうし。

 

 どうせパンさん縁の何かがあるに決まってるんです。何が問題かって、奴にとって都合が悪い何かが入ってたとき、さらっと隠蔽する事ですよ。


《ぶーちゃん》

《あら?凄いわね!いつの間に秘匿念話覚えたの?》

《こういう時に使うため密かに覚えて隠してたんだよ》

《ふふ……これで色々捗るわ》

《それはまあ、置いといて……パンにバレずに透過術的なのを使う方法とかある?》

《あらあら!ユウ君もようやくリーちゃんのお肌に興味が出たのかしら?》

《わかって言ってるのはしってるんだからな!何処からか俺達の様子みてるだろ!》

《うふふ。怒らないの。そうね、一時的に神眼スキルを目覚めさせてあげる》

《なにそれかっくいー!魔眼みたいな奴?》

《そうそう。ちょっとの間だけね。どうせ後で覚えられるし、色々お痛するのはその時までね?》

《しねえし!》


 コロコロと、ぶーちゃんの高笑いが頭の中でこだまする。そして次に訪れるのは右目の疼き。

 くっ……とうとう……抑えられなくなっちまったようだな……俺の……右目が……!いいぜえ……開くが良い……(The)(eye)(of)(truth)……ッ!

 

 とかいってたらマジで右目がカっと熱くなるからマジでビビった! 痛いとか辛いとかそういうのはないんだけど、いきなりくわわっと熱を持つもんだからさ、思わず『うわっ』と声を出してしまったよ。


「ん? どうしたの?蛙でも踏んだ?」


「なんで蛙……ぬおお」


 心配をしてなのか、からかうためなのか分からないが、くるりと此方を向いたパンさんは……その身に何も付けず、全裸の痴女と化していた……ッ!



ユウ(……)

パン(ユウ……ユウ……し、しんで……)

ブー(死んでないわよ-)

パン(げ、ゲエ!ブーちゃん!ではなくて、ユウの奴どうしたの?)

ブー(うふふ……直にわかるわよ。直にね)

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