序章 こうして僕は負けました。
連載物です。ギャグにチャレンジしてみました。
基本的に一人称。話ごとに変えていきたいと思っています。
「ハハハ!我が暗黒の闇魔法に平伏せ!!」
魔王の高笑いが聞こえてくる。正直「暗黒の闇魔法ってどんだけ暗さアピールしたいんだよ」とか「ってかセリフベタすぎだろ」とかツッコミたくなるセリフだったが今の僕にそんな余裕は無かった。
頼れる仲間たち、完璧な装備、そして最強の王子の僕。全ては順調だった。
魔王の部下たちを倒しあとは魔王さえ倒せば世界を平和に出来るはずだった…のだが。
率直に言って魔防が無かったんだ。
だって魔王が全ての魔道士を(自分を引き立てるために)殺したせいでこの国には魔道士が一人もいなかった。
しかも、某SRPGの様に「魔法に強い普通職の兵士」なんて都合のいいものは無い(いても役にたたない)この世界には魔王の魔法を受けれる人は居らず、またこちらから先行出来るということもなく、しかも1ユニットは1回のみ攻撃可能なんてルールもなく、もちろんボスは動かないなんてことも無かったので。
(自称)頼れる仲間たち…以下略は1秒で僕以外壊滅しました(泣)
以上長い言い訳。
「ふん!誰がお前なんかに屈するものか!」
お決まりのセリフお返ししたのはいいけどさ少年マンガじゃねーんだから助けとか99%来ないし、ぶっちゃけもう降参したいんだけど。いやマジで。僕の(心)のライフはもうゼロよ!
「ほお、その威勢のよさいつまで続くかな?最強の王子よ。」
一秒も持ちませーん。
ってゆーか、途中に魔道士が敵味方合わして1人もいない上、主人公(僕)の職業剣士なのにラスボス魔王とか舐めてんの?それとも頭おかしいの?
最後の奴あたりも虚しく魔王の手の上から魔法エネルギー?が僕の方に向かってきて…
そうして僕は魔王の暗黒の闇魔法によって死亡したのでした!
BADEND!
(注)続きます。
まだ王子しか出せていませんね。
なかなかペースが分かりませんが頑張ります!