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彼と同じ部になるなんて

ミラは寮のベッドに顔から倒れ込んだ。

腕をだらりと伸ばしたまま、まるでこのマットレスだけが現実の足場みたいに。


キャンパスの中庭は、想像以上に人であふれていた。

旗、声、無数のブース。

クラブに申し込むだけなのに、あの雑踏をかき分けて歩くのは、まるで人の波に流されていくようだった。


まだ耳の奥が、うっすらとざわついている。


ヴァレリアに半ば引っぱられるようにしてレアプラント部へ入ったけれど……それ自体は悪くなかった。

植物は、いつも呼吸を整えてくれる場所だったから。


ミラは仰向けになり、小さな寮の天井を見つめた。


――まさかアドリアンと同じ部になるなんて思ってもいなかった。


彼は天才だと誰もが言う。

学内の噂にも、研究ポスターにも、よくその名前が出てくる。


そんな人が、どうしてこのクラブを選んだのだろう。

理由なんて、全然見当がつかない。


しかも、部長なのに――

今日の勧誘には姿も見せなかった。


ミラは枕に向かって小さく息を吐いた。


あの人は、いったいどんな人なんだろう。

同じ部にいるって、どういうことになるんだろう。

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