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研究室がキノコ王国になったんだけど!?
12:05 PM ― 10月15日
ヴァーミリオン大学
菌類研究センター
ノアは廊下を駆け抜けていた。
フックに掛けてあった白衣を走りながら掴み取り、その布が後ろで大きく揺れる。袖には外気の冷たさが残っており、雪解けで濡れたブーツは床に細い跡をつけながら、彼をフィールド・シミュレーション棟へと運んだ。
取っ手を掴んだとき、息はすでに乱れていた。
そのまま勢いよく扉を引く。
「……は? マジかよ。」
ノアはその場で固まり、目を見開いた。
そして両目を力いっぱいこすり、夢かどうか確かめるように瞬きを繰り返す。
部屋の中は――
キノコで爆発していた。




