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神秘のベールと旅の足跡  作者: 裏虞露
【第二章】呪われし国と無敵の天使
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【74】呪の魔王戦・前

「『光の大剣・第一章』」


るしさんがそういうのと同時にるしさんの少し横に光の粒子が収束し始めたかと思うと、そこにるしさんの身の丈ほどもある簡素見た目の大剣が出現し、それが魔王が放った第2射を先程同様に弾いて見せた、どう考えてもるしさんの【パリー】のリキャストが終わって居ないのにである、例えPL本人と武具が別々に同様のスキルを持っていたとしてもスキルのリキャストは同一のはずなので、あれは魔物召喚の一種なのだろう。


「来るわよ!」


黒蓮が上空を指さしてそう叫ぶ、るしさんの戦い方に気を取られていたけど、そういえば雑魚敵が大量に湧いてくると言う話だった。

上空へ大量に吹き上がって行っていた呪いが結実し無数の魔物となって周囲一体に降り注いでくる!

それらは『拒絶』を発動しその大部分を弾き飛ばす事に成功したものの耐性の高い個体が多かったのかそれなりの数が迷宮に激突し、そのまま迷宮を走って攻め込んでくる!


着地した衝撃でもたついている個体もいるため、最初に突っ込んで来るのは15体程度、強は黒蓮と金華がレベル上げの過程で相手にしたデカ物の二三段階上ってところだろうか?


「金華、遠距離攻撃持ちはいるか?」


「【魔物鑑定】…あ、あそこ!あのトゲトゲタイプのが持ってるみたいだよ!」


「あの三体か丁度いい数だな。分かった、あれは俺が相手にするから近付いて来る敵は少しの間二人に任せる、無理はしなくて良いからな?」


「何腑抜けた事言ってるのよ、私達だって強くなったんだからあの程度…大丈夫よ!」


「そうか…それじゃ任せる!」


加速(クイック)』【攻撃指示】【攻勢指揮】のバフを与え、突っ込んで来る敵には『減速(スロー)』をかけた後に〈浮遊人形の青大剣(フロートゴーレム)〉〈浮遊人形の青盾(フロートゴーレム)〉携え、手前にいる敵を『短距離転移(ショートテレポート)で飛び越え、遠距離攻撃持ちに強襲を仕掛ける。


当然敵もその事に気が付き迎撃しようと無数の棘を飛ばしてくるが、金華が展開する【環境改変】と【天候改変】の効果によってかなり威力が減衰していることと、周囲にばら撒かれるタイプの攻撃なのが合わさって致命傷には程遠い。


自分の方に飛んでくる棘は盾で防ぎつつ、周囲にばら撒かれる棘を掻い潜り刃を敵に深々と突き立てる….が、亀みたいな見た目をしているだけあってそれなりに耐久力があるらしく一撃では死なない。剣を突き立てた敵に『反重力(アンチグラビティー)』をかけて迷宮の外に放りなげ、これで後二体。


ーーーパスッ


そんな子気味いい音が聞こえたかと思うと敵の棘の生えた甲羅のような部分勢いよく立ち上がり叩き付けてくる!

予想外の機構に驚きながらも、これを床を転がって何とか回避し大剣の内一方を追撃して来ようとしていた方に向かわせて妨害し、自分は甲羅をはね上げて叩きつけてきた方へ走り、素早く背面回り込んで甲羅があった場所を確認するとそこには予想通り弱点らしき物があった!


「ハアッ!」


掛け声と共に飛び上がって弱点部位と思われる場所に大剣を突き立てると、予想通りそこが弱点だったらしく棘の生えた亀のような敵は粉々に崩れ去った。


もう一方の大剣が妨害していた敵の弱点にも大剣を突き刺してトドメをさして一息着いた後、二人の方を見る。当初と比べてレベルがかなり上がっている事とレベル上げの過程で散々多対一をやり続けた甲斐あってか金華と黒蓮は多数の強敵相手にかなり善戦しているようだが、白さんを守らないと行けないということもあってやりきれずにいるようだ。


それを見て急いで増援に向かおうとしたが、着地に失敗してごたついていた連中が体勢をら整えて既にこちらに向かって来ていた。これを通せばまず間違いなく金華と黒蓮は窮地に立たされる事になる…あの感じなら二人が直ぐに負ける事は無さそうだし先にこっちの相手をした方がいいはず。


[ゴーレムプラント]産のゴーレム達は飛行タイプの敵の相手に手一杯で援軍に送れないし…頑張ってくれよ2人とも。


side黒蓮


ドーンが僅かな発光と共に消え、直後に迫り来る敵の後方に現れて金華が示した遠距離攻撃持ちのトゲトゲした敵に襲いかかるのを尻目に、私は武器を構え直して気合いを入れ直す。


「金華、戦闘に参加出来そうかしら?」


「ふふ、もちろん問題ないよお姉ちゃん!」


「それじゃ、行くわよ」


「うん!」


「「【狐火】!」」


スキルの発動共に私達から放たれた冷たい炎が敵を襲ったけれど当然、その程度の殺られてくれるような敵は居なくて【狐火】を無視してそのまま突っ込んでくる敵と相対することになる。作戦ではこの後は金華が抜けて来た敵を倒しつつ、それも突破して来た相手は私が仕留める事にないってるわ。


一番早く抜けたのは狼のような骨格をした蜥蜴の魔物だった。金華は作戦通り弓矢で迎撃…【三連矢】で攻撃を仕掛けるが、この魔物は見た目通りかなり防御力が高いらしく、金華の攻撃をものともせずにそのまま白目掛けて突っ込んでくる!


「させないわ!」


当然そんな暴挙を許すはずも無く、素早く間に割って入った私は【居合】【大切断】で犬蜥蜴を切り伏せ、次は……


ーーーガツンッ!!


敵を切り伏せ、向き直ろうとしたら直後、金華が放った矢が何かを撒き散らしながら朝顔を直ぐに近くを通り過ぎる!驚きながらも咄嗟に飛び退きながら床に突き刺さった矢を見ると、そこには何と矢に地面にぬい止めてられて暴れる半透明の蛇のような影があった!


「お姉ちゃん気を付けて!」


「助かったわ」


どうやら身体と気配を消して不意を突こうと近付いて来ていた敵を金華が咎めてくれた見たいね、全く気が付かなったし本当に助かったわ。


そして突出して突っ込んできた組を仕留めた直後、続々と後続が距離を詰めて襲いかかってくる!つまり…ここからが本番ね。


迫り来る敵を見渡しその間でも護衛対象である白ちゃんを狙っていそうな敵に狙いを付けて金華の攻撃に息をわせて【居合】【連撃】で攻撃を加えると、攻撃を加えた敵の横にいた敵ぎ味方に攻撃が当たるのにも構わずに私に攻撃を加えて来たけど、【回避】で避けて【納刀】しなが距離を取る。


ーーーBBOOOOOO!!!!


そして【居合】【飛斬】で私の攻撃と味方の攻撃を食らって瀕死状態の敵にトドメを刺そうとした直後、ある程度息を合わせて進軍してきていた敵の一体が急に雄叫びを上げながら白目がて駆け出し始めたわ!慌てて狙いを変えて駆け出した敵を攻撃して狙いを白ちゃんから私に変更させたけど…再生能力が高いのかさっき大ダメージを与えた敵はかなり再生してしまっていて直ぐにトドメはさせなさそうね。


「….随分と長い戦いになりそうね」

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