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竜の姫君と巫女  作者: 剣持真尋


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オリヴァー・ホワイトヘッドの報告


「ぼくは冗談が嫌いだ。だからニコラ・ド・ドモンジョが自殺し、その巻き添えで仲間が死亡したなんて笑えない嘘を吐くはずがない。メンバーの多くがこの事実を信じられないのはわかっている。しかし僕の千里眼スコープは、確かにそれを見た。


 マリウス・ジャリリとジェレミー・オーブリー・ワトソンがドモンジョの自爆を察知して前に出たとき、彼らはおそらく犠牲になることを選んだ。ギルドマスターの防火魔法サラリによって彼自身と二人の新米は命を拾ったが、マスターの右腕は吹き飛び、我が妹リリアン・テレス・メイソンの上半身は黒焦げた。


 周囲の家は燃え盛り、付近の住民を皆殺しにした。もちろん、その中には先にドモンジョによって殺されたジーラ・ウィンコットが拷問していた少女、サラサも含まれている。


 死傷した盗賊捜索の部隊は新たな事実を掴んだ。一連の強盗殺人事件について、ドモンジョは単独犯ではなく実行役で指示する人物がいることがわかったそして、ウィロードの魔女と呼ばれるその女は、僕の視界からいなくなったんだ」


「頼むから嘘だと言ってくれ。オリヴァー」


 リリアンの夫、ルビシャ・ジェイ・メイソンが泣き崩れた。


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