表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜の姫君と巫女  作者: 剣持真尋


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/89

最強の剣士


 全ては一瞬の出来事だった。セドリック・アルベルト・モワナはドモンジョの両腕を斬り落とし、彼の大剣は空を舞い、さらに真っ二つに折れた。


 そして、ルークは納刀を済ませていた。何事もなかったかのようにその場に立っているだけだ。


「ぐあああっ!?」


 ドモンジョは叫んだ。痛みに吠えたわけではない。驚きをもらしたのだ。


 痛む暇もなく――正確には、ルークの剣の切れ味が良すぎて、痛みすら感じなかった。そしてようやく、血飛沫が雨に混じる。


「さすがお兄さま!」


 ロベリアがぴょんぴょん跳び跳ねて喜ぶ。


「貴様、何者だ」ドモンジョが問いながら、吹き出した血が止まった。治癒魔法ヒール


「ルーク・ユーバンク・ラッセル」


「お兄さまは最強の剣士ですの」ロベリアが微笑む。「終わりですわ」ドモンジョの首に刃を振るった。


 ――そのとき。


 落雷がロベリアに直撃した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ