雪対策
これはとあるママの気が向いた時に書くブログまがい。
基本的に読んでもらうために書いているのとはちょっと違うので、興味のない方はブラバしてください。
時間のある時にだけ、徒然と思っていること、覚えていることを備忘録として記載していきます。
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フォロワーさんの中で知っている人も多いかと思う。
うちの家は雪がひどいんだ。
どうひどいかというと屋根の雪が丸ごと玄関前の階段に落ちてくる。朝起きるとソリでしか道路に出られないんじゃないか、という景色が毎朝のように見られるわけで……。私は朝になるとせっせと、階段を掘り出す作業から始めなくてはならないのだ。
だが、もう限界だ。もともと腰痛持ちなのだが、さいきん腰に加えて肘や膝が悲鳴を上げ始めている。今年こそバキっと行くのではないかと恐れているのだが、そうなる前に対策を練ろうと思い、色々と考えを巡らせているだけというのが現状だ。
とどのつまり、何もしていない(苦笑)
毎年苦労しているため、割と早々に案だけは出してあった。ドアの真上にあるちょっとした屋根を覆うように大きなドームのような雪除けの制作だ。
しかし、父親に製作の協力を仰いだところ一秒後には笑われながら却下されてしまった。こんなのは素人には作れない、それくらいなら自分が雪をかきに行ってあげるから諦めなさい、と。
確かに父親の手を借りれば済む話といえば済む話だが、それでは父親に苦労を押し付けただけになってしまう。歳も歳だし、本来ならむしろ私が実家の雪かきを手伝ってあげるべき存在なのだ。
それではいけない。と伝えると父親は困った顔でこう言った。
大きなドームを素人が作って、雪の重みに耐えきれずに倒壊したら目も当てられないぞ。
確かになるほど。その通りだ。
基本的に私の考えは甘い。なんとなくで作ってきた試作品は悉く塵と化してしまった。
だが、今年の私は諦めが悪い。父親の協力も得られないとなると自分でなんとかするしかない。しなければ、父親にさらなる苦労を押し付けることになる。
そう思い色々と考えた結果行き着いたのは、塩化ビニール製のパイプで、温室のようにポリカーボネイトの板を張る衝立を作成すること。ドームは無理だとしても、コの字の衝立を作って屋根からの雪を除ける。
これならなんとかいけるんじゃないだろうか。
さてネットで材料を購入しよう。と思った矢先一抹の不安がよぎった。
【雪の重みに耐えきれずに倒壊したら……】
父親の言葉が頭をよぎる。
倒壊してしまっては元も子もない。むしろ材料費がマイナスだ。その上寒い雪の中残ったガラクタを片付けるというおまけ付きになってしまう。勘弁願いたい。
そこで私はグーグル先生に知恵をご教授願うことにしたのだ。
さぁ、いまこそ人類の叡智にすがるとき!(とは言っても計算式をググるだけだが)
ぽちっとな。
……まず。
雪の比重は0.2~0.5の間。カーポートの計算だと0.3(※3kg /m2)が標準らしいのでここでは仮に0.3とする。ちなみに圧縮された雪だと0.5とかになり、氷の粒が集まった屋根(一回溶けて固まった氷)などは0.7になることもあるらしい。
つまり、ぎゅうぎゅうになればなるほど重い。
まぁ、なんとなくわかる。
ぎゅうぎゅうさが0.3だと仮定することにする。
比重×雪の体積=重さ(キログラム)となる。
10cm四方の容器に入れられた水の重さが1kgなので、同じ体積の雪の重さは1kg×0.3で300g。
積雪の例を27cmとすると300g×2.7cm=810
1cm四方の面積に8.1gの重さがのしかかる訳だ。
面積が400cm×170cmと仮定。(←これはカーポートの大きさぐらいだから)
すると400×170=680000cm2(へーほーせんちめーとる)
これに1cm四方当たり8.1gなので、550800g=550kg
ここいらの地域の降雪の深さ平均(日最大平均)が34cmなので、
300g×3.4=1020g
結論
車一台分の表面積には6958664.4≒695kg対重量の建築が必要……
え、まって。そんなに重いの?
まじ?
………
……
…
まぁまぁ、これの重さを支柱になる塩化ビニルパイプが持ってくれればいいわけで。しかも6本も建てる予定なので!!一本当たり100キロ超えてくれれば……と思い、今度は塩化ビニールのパイプの対重量を調べる。
これはなかなか回答に行き着くまでに時間がかかった。なんせ、垂直に力を加えた場合の強度が書いてあるサイトがすくないからだ。
だが、私はなんとかその答えにありついた。
そこに書いてあった対重量。
塩化ビニールパイプの垂直強度。
なんと。なんと。驚異の!!!
5kg!!!!
無wwww理wwwwwwwwwwwww
……さ、今年も頑張って雪かきするぞーっ!!!!