お出かけ決め
これはとあるママの気が向いた時に書くブログまがい。
基本的に読んでもらうために書いているのとはちょっと違うので、興味のない方はブラバしてください。
時間のある時にだけ、徒然と思っていること、覚えていることを備忘録として記載していきます。
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さて、時間ができた時に思いついたことをつらつらと書くこのコーナー。
今日は奇跡的に暇ができました。今現在13案件の仕事を抱えていますが、まさかの全て保留です。明日はきっと締め切りに泣くこととなるでしょうが、まぁせっかくの空き時間。有意義に使わないと損というものです。
大したネタはありませんがー、昨日の思い出を思い出として記載しておこうと思います。
昨日は日曜日。我が家も休日だったので緊急事態宣言も解けたことですし遠くへ行こうかと子供達と話し合っていました。
娘ちゃんにまずは聞いてみます。
「娘ちゃん、どこに行きたい?」
「おみせ!」
「お店で何がしたいの?」
「お菓子買いたい!」
欲望に忠実な第一案。
「スーパー」
普段ならこれほどありがたい回答はないのですが、今日は久々に予定のない緊急じゃない休日。もう少し遠出がしたかった私は次は息子くんに聞きます。
「じゃぁ、息子くんは?」
「僕ね、粘土欲しい」
「粘土?」
「ポケモン作るんだ!だから、100均行こうよ」
欲望に忠実な第2案。
「100円均一」
いや、これも普段ならどれだけありがたい回答か。
でも、違うんだ。折角の遠出チャンスもう少し何かしたいことはないか聞き出したい私がいた。
そこで聞き方を変えてみる。
「じゃぁさ、どこにでも行けるとしたらどこがいい?」
「僕、ポケモンの世界に行きたい!」
「娘ちゃんはプリンセスがいいー!」
うん。違う。そうじゃぁないんだ子供たちよ。
我ながら夢を壊さないで子供達を育てたことに若干誇らしくなるが違うんだ。時刻は間もなく九時をまわる。そろそろ話に決着をつけたい。
「あ、じゃぁさ。水族館行きたい人ー!」
「はぁい!」
「行きたい!」
最初からこう聞けばよかった。と苦笑いしてしまういいお返事が返ってきた。さて、実を言うとここからが正念場だった。我が家から行ける水族館は3箇所。
とっても遠いけど無料で遊べる大きな公園が隣接している水族館A。
それなりに遠い、大型の商業施設が隣接してる水族館B。
一番近い(と、いえども1時間以上は車で移動する)水族館Cには施設内に海で磯遊びができ、なおかつ遊園地があるのだ。
どこに行くとしても魚を見た後に遊ぶこと間違いなしなので相当な体力を使う。私はどこへ行っても構わないのだが子供たちはそういうわけにいかない。
「僕Cの水族館!」
「娘ちゃんはAがいい!」
こうなると一番厄介だ。
「だって、Cには海があるからカニ探せるよ!?」
「娘ちゃん海入りたくない!お菓子買いたいもん」
「僕Bの水族館なら別にいかなくていい」
「じゃぁ、お出かけやめる?」
「やだ!!」
「ぜったいやーだー!」
「じゃぁ1箇所に決めないとね?」
こういう時に真っ先にジャンケンを思い浮かべるのだが、じゃんけんはうちの家ではうまくいかないことの方が多い。
「娘ちゃん後出ししたー!」
「にぃに、変なの出す!」
「これはグーもチョキもパーもあるから最強なんだよ!だから僕の勝ち」
「にぃにずるい!」
となりかねないのだ。それは今の状況を打破するのには悪手であるのを経験上分かっている私は違う方法を模索した。
「そうだ、あみだくじで決めない?」
「あみだくじ? いいよ!」
「水族館3つ書くね、それで決まったところに行く」
「わかった!」
そうと決まればいざ準備。ノートに3本の線を書いてから適当に脇道を書いていく。ついでに息子くんにも手伝ってもらってぐるぐるの線やギザギザの線を付け加えていくとあっという間に楽しそうなあみだくじの出来上がり。
「娘ちゃんに選んでもらおうか」
「いいよ!!」
息子と二人で作ったあみだくじを娘ちゃんに渡すと3本のうちから一つ選んだ。
「じゃぁいくよ?」
こういう時に定番の「天国と地獄」の鼻歌を交えながらペンは娘ちゃんの選んだ道をすすんでいく。ぐるぐるまわったりギザギザ道を通ったりして最後にたどり着いた水族館。
「さぁ、めくってみようか!」
折り畳んでいた端っこの行き先が書いた部分を開いてみるとそこには……
「今日の水族館は……Bに決まりました〜!!」
「………」
「………」
「あれ?w」
期待が外れた二人の仏頂面は最高傑作だったとだけ言っておこう。
結局、あみだくじ自体は楽しかったが決定は三秒後に取り消されることになったのだった。
その後、スーパーで大量におやつを購入してから私たちはAの水族館で楽しいひと時を過ごしましたとさ。
おしまい。