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徒然なるママです。  作者: いもねこ
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これはとあるママの気が向いた時に書くブログまがい。

基本的に読んでもらうために書いているのとはちょっと違うので、興味のない方はブラバしてください。

時間のある時にだけ、徒然と思っていること、覚えていることを備忘録として記載していきます。




9月13日月曜日。


朝五時に私は起床した。

この時間に起きる事はいつものことなのだが、普段は朝活に使うこの貴重な時間を今日は別のことに使わなければならなかった。中止になった運動会の振替休日予定日だったため息子は今日お弁当の日。

私はとぼとぼとキッチンへ向かった。


まずは昨日残しておいたご飯でおにぎりを作る。息子が好きなシャケの混ぜ込みふりかけをシャッシャとかけ、三角に握ってからノリを巻いた。昨日準備しておいたきゅうりの浅漬けに、ひじきのハンバーグ、庭で採れたトマトを入れていく。本当はウインナーも入れようと思っていたのに、いつの間にかなくなっていてため息を一つ。また、どっかの食いしん坊が勝手に食べてしまったようだった。

仕方がなく最後のおかずは卵焼きに決定。うち独特の甘めの味付け。子供たちはやたらと甘い卵焼きだけは文句を言わずに食べる。


さて、お弁当はできた。

次は朝食の支度だ。とは言っても、今日は入りきらなかったお弁当のおかずとトーストだけで済ませるつもりだ。

我が家はパン食が多い。というのも、子供二人とも白米が嫌いというちょっと変わった嗜好の子供なのだ。

ゆえに、朝はコーンフレークかパン。これも甘いのが多い。


娘がうさぎ、息子がライオン。

決まったお皿にささっと盛り付けしたころにアラームが鳴った。

六時十五分。

もう子供達を起こしていなくてはいけない時間だ。

起きなさい!という大声と同時にピンポーンとチャイムがなった。


時計がいまだに読めない息子の登校を見守りに両親が家に来てくれる。ありがたやありがたや。


子供達にご飯を食べさせている間に、母が娘の髪を溶かして、三つ編みをあんでくれる。

この綺麗な三つ編みがスッスと編まれていくのを見るのが実は好きだったりする。

けれども、そんな悠長に眺めている時間は実際はなくて。

その間に息子の宿題がちゃんとできているか確認・朝の音読に付き合う。

息子の音読を聞く間も体温を測り体温表に記載したり、水筒にお茶を入れたり。

なかなか鉛筆を削らない息子に鉛筆を削るように指示をだして、鉛筆削りが行方不明なことを知る。

探し回ること五分。息子の机の横におちている鉛筆削りを発見する。


やっとの思いで息子の準備が完了した。


ここまで話をして昨日の夜準備をしておけばいいじゃないか、そう思った人がいるだろう。

それどころではなかったのだ。

娘ちゃんと息子くん。かってに前髪をバッサリ切りやがった。

こうさく用のハサミで前髪がなくなってしまうほど短く切られた娘ちゃんを見て絶句したのはいうまでもないだろう。息子くんはかろうじて残っていた前髪に揃えて全体を散髪。

娘ちゃんは・・・。前髪ほぼなしで揃えて切った。ガキンチョだから許される、というレベルだった。女優木村カエラさんの前髪が短かったときよりさらに短いといえば惨状が伝わるのではなかろうか。



さた、朝の時間は七時を回った。もう家を出発しなくてはいけない時間だ。

それなのに、娘ちゃんのうさぎさんのお皿には顔が半分見えるほどにしか食事が終わっていない。大好きなとは言っても、お菓子以外の食べ物の食べるスピードはめちゃくちゃ遅い。お菓子の時はダイソンの如く早いのだが、どうしてこうご飯になるとスピードが半減するのやら。

この待ち時間がもったいないので、その間に娘ちゃんの靴下を用意しておく。


少しでも動いておかないと私に余裕があると思えばすぐに母からのダメ出しが飛んでくる。

その前に私は家を脱出したい。母にはずいぶんと世話を焼いてもらって、感謝しかないのだが、この小言だけはいただけないのだ。なんというか朝からメンタルにくる。


娘ちゃんのご飯が食べ終わるや否や私は感謝の意を述べながら家をそそくさと後にする。


庭で草むしりをしてくれている父が見送ってくれる。

シャッターは閉めなくていいよ、後で閉めておくから。

この一言が時間が押している朝にはこれでもかというくらいありがたい。


「いってきます!」


車を走らせること十分。つまりは七時十五分。娘ちゃんの保育園に到着。

この時間なら少しばかしの余裕がある。コンビニに寄って朝食が食べれそうだ。


そう安堵していた私の手には。





娘ちゃんの保育園バックはなかったという・・・。






家に取りに戻って遅刻ギリギリな朝となったのはいうまでもない。




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