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菫ノ詩集

山ゆくジイサン

作者: 堅香子 擬々

久しぶりに時間できて自由なやつ作成


てゆうか定型って字数短いから結短時間でつくれるからいつの間にかあっちのやつ40越えてました。(;゜д゜)



杖コツコツと ジイサン山登る


するする流れる汚濁な山水眺めてや


おやおや 惚けた声漏らしながらジイサン山登る


鶯 嗚咽洩らしながら 山に棲む


自分のゲップ喜ぶアホ尻目に今日も虫漁る


ジイサン ジイサン 憐れなジイサン


畜生に嗤われるジイサン 嗚呼、嗚呼


悲しや 悲しや 憐れなジイサン


そんなジイサン 今日も今日とて山登る


朗らかに 朗らかに


師走さながら走る虫ケラ


生き急ぎ 生き急ぎ


今日も今日とて 宙を舞って 地べた這いずり 喰われてく


急ぐ急ぐ虫ケラども



そんな中、暢気に飾るアゲハチョウ


ケバケバしいその姿は


紅白甚だしい厚化粧する女どもと相違無し


嗚呼、嗚呼


目も当てられない 見てもいられない


そんなアゲハ暢気にうららかに花漁る


それ見たジイサン おやおや ぼやきながらアゲハを見入る


嗚呼、嗚呼ジイサンや


とうとう美との何ぞやかを忘れたのかい


嗚呼 年取るジイサン

ハゲルジイサン

老いるジイサン

消えるジイサン


嗚呼 嗚呼 ジイサンジイサン


朗らかに 朗らかに


地蔵に餅くべ 寺に銭やり 祠にお稲荷捧ぐ


古くさきジイサン 杖持つジイサン


ジイサンジイサン


山に包まれ生きたジイサン その最後とはなんなのか


朗らかに 朗らかに


今日も今日とて山登る


遠くから聞こえる主の唸り


朗らかに 朗らかに










つづかない( ̄ー ̄)

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