①昼間の月 ②想い
①昼間の月
昼間にさりげなく私の上で在る月よ
あまりにも静かに佇んでいるせいか
雲の中にぽつん、とまるい形作ってた
わたし、ここから見つけることできたんだ
たまたまかもしれないけれどとても嬉しかった
前を見たら道があって
上を見たら白い月が在って
両側には木々が堂々と…
大きな何かがあるわけでも
何か掴んだわけでもないみたいだけれど
ただ景色を見ているという、
そのことが穏やかさ感じさせる…
②想い
掌に
ぐっと力を込めた
どこにも出せない想いを
微かながらにも出すかのように
そしてそれでも流れ続ける思いは
今度は腕全体を震えさせた
今では出ない涙を
腕で感じているかのように
人は自分の想いを出すことをせずに進もうと思うとき
どうやって乗り越えてゆこうとするのだろう
熱い想いはいつまでも心を燃やし続ける…
2008年9月に作り上げた作品。
高校の文化祭のときに発表した作品です。
どこかに保存しておきたくて今回記載。




