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竜宮農場へようこそ!!  作者: たてみん


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125/162

新学期とお弁当

次の山場の前にコーヒーブレイク的なリアルパートです。

多分これで当分リアルパートは出てこない、はず。

二人の恋の行方はもうすこし時間をかけてじっくり温めましょう。

(一応VRを中心としたお話ですからいくら楽しくなってきたからって恋愛メインになったら本末転倒ですね。

クッ)

9月になり2学期がスタートした。

登校して教室に入れば休み前と変わらないクラスメイト達に挨拶しながら席に向かう。

うーんこうして見ると日焼けした人もいれば、若干髪を染めてる奴、はたまた全く変わらない人と様々だ。

それぞれに高2の夏を満喫してきたんだろう。

そしてその中にもちろん陽介も居る。


「さあ、海里。キリキリ吐いてもらおうか」

「出会い頭にそれか。おはよう陽介。

聞きたい事はアルフロのことで良いんだよな?」

「ああ。例の国家を建てたのって海里なんだろ?どうやったんだ?」


挨拶もそこそこに本題に入るのは陽介らしいといればらしい。

きっとアルフロの中で聞いても良かったんだけどどうせなら直接聞きたかったとかそんな感じだろう。


「そうだな。でもこれ以上話すとネタバレになるけど良いのか?」

「ぐっ、そうだな」


俺の返事に意気消沈する陽介。

やっぱりネタバレは嫌だよな。

最前線で攻略クランを率いてるんだから、攻略ルートの頂点の一つとも言える国のトップになるっていうのもクランの目標の一つだったんだろう。

クラン名からして騎士団だから国に対する思い入れも……関係ないか。きっと響きが格好良かったからとかそんな理由だろう。


「陽介たちは別に国王になることが目的ではないんだよな」

「まあな。基本的には最前線でガンガン攻略を進めていくのが俺たちのクランだ。

その為にも進化はどこよりも早く達成する予定だ。

あ……もしかしてもう進化してる、なんて言わないよな?」

「……あぁ」

「おい。なんだその間は。もしかして本当に進化してるんじゃないだろうな」

「いや、進化はしてないよ。正確にはできなかったというべきか。

条件は満たしてたみたいなんだけどな。今やってるアップデートが終わるまでロックがかかってるらしく進化に失敗した。

ついでに言うともう一度同じ方法で進化することは出来ないらしいから、もしかしたら2次進化が実装されないと進化出来なくなったかもしれない」

「マジか」


俺の言った内容に愕然とする陽介。

攻略組からしたら進化出来ないっていうのは致命的だろうからな。


「ま、俺は攻略組って訳じゃないから大した問題じゃないさ。

その分の補填に畑とかをパワーアップしてもらったしな」

「そっか。ということはカイリ印の野菜が更に美味しくなるのか。

それなら料理バフもアップしたのか?」

「うん。攻撃力とかの補正系は軒並み1割以上アップしてるってリースが言ってたな」

「そりゃ凄いな。うーむ、前までだってトップクラスの性能だったのに、さらに頭一つ抜き出たのか」


唸る陽介。多分頭の中で自分の攻略に活かせないか考えているんだろう。

と、思ったら何かに気が付いたのか、にやっと笑みを浮かべた。


「ところで、あれから涼子とはどうなんだ?」

「ん?あー……ノーコメントで」

「おおっ。その反応ってことは進展があったっぽいな」

「知らん知らん。ほら、もうそろそろHR始まるから席につけ」

「へいへい」


にやにや笑いが止まらない陽介の背中を押して追いやる。

付き合い始めたのを言っても良いのかもしれないけど、どうせ揶揄われるネタになるだけだし。

もしかしたら涼子ちゃんも隠しておきたい気持ちがあるかもしれないからな。


と、思っていたんだけど。

昼休みになると同時になぜか教室に現れる涼子ちゃん。

手には四角いものを持っている。


「こんにちは。か、海里先輩。お弁当をお持ちしました」

「あ、涼子ちゃん。うん……ありがとう」


若干照れながら挨拶を交わす俺たち。

それを聞いたクラスメイトの視線が集中する。


「聞いたかオイ」

「海里先輩に涼子ちゃん、だと!?」

「ちょ、水瀬君の照れ顔とかレアなんですけど?!」

「奥手だと思って油断してたわ」

「あれが幻の手作り弁当か」


いや幻って。俺以外にも前から彼女の弁当を毎日大事そうに抱えて食べてるやつがいるだろ。

まぁそいつは高校に上がる前からの付き合いらしく、既に内縁の妻としてクラスどころか学校中に認知されてるから今更感があるんだろう。

それはともかくこっちだな。


「ひとまず場所を移動しようか」

「そうですね」


そそくさと教室を抜け出す俺たち。

向かった先は中庭のベンチだ。

夏の日差しが強いせいか、人気スポットな気がするのに偶然開いててラッキーだった。


「ふぅ。ベンチが空いてて良かったな」

「そうですね。

その、先輩。ごめんなさい。もしかしてご迷惑でした?」


不安げに聞いてくる涼子ちゃん。

謝っているのはきっと急に教室に来て付き合ってるのがばれたことだろう。

まあ俺としては別にバレても問題はない訳で。


「いいや。むしろこれで今後は堂々と涼子ちゃんに会えるから良かったよ」

「そう言ってもらえると助かります。

それにしても、やっぱり面と向かって名前を呼ばれると照れますね」

「うん、それは俺も思った」


付き合い始めてから電話越しやアルフロの中では何度も名前で呼び合っていたけど、やっぱり直接会ってするとインパクトがでかい。


「ま、それより折角のお弁当をいただくとしようか」

「そうですね。海里先輩のお口に合うといいんですけど」


涼子ちゃんが見守る中、お弁当の蓋を開ける。

出てきたのは、ごくごく普通のお弁当だった。

これで桜でんぶでハートマークとか描かれてたらどうしようかと思ったけど、そんなことは無かったな。


「ミニハンバーグに卵焼き、蛸さんウィンナーにキュウリの酢の物。

ご飯にもふりかけが掛かってて色合いも綺麗だね」

「ありがとうございます。お味のほうは如何ですか?」

「うん。じゃあ卵焼きから」

「どきどきどき」

「……うん。美味しいね。甘さも丁度いい感じだ」

「ほっ。良かったです」


俺の感想を聞いてほっと胸をなでおろす涼子ちゃん。

これだけ美味しく作れるならそんなに心配しなくてもいいのに。


「さ、昼休みも有限だからね。涼子ちゃんも見てないで食べよう」

「はい!」

「しかし、これは明日のお弁当を見てがっかりされないか心配になってきたな」

「だ、大丈夫です。私はどんなお弁当が出てきても驚かないですから」


最初お弁当を作ってくれるって電話で話をされたときに、俺もいままで自分で弁当を作ってたんだって言ったら、ぜひ食べてみたいって言われたんだ。

なので、ひとまず交代で作ってくることになった。

更にその際に涼子ちゃんから注文があって『今まで通りの内容でお願いします』と言われた。

自分の為に特別な料理を作らないでほしい、というより、俺の普段の味付けを知りたいってことらしい。

早く俺好みの味を覚えたいから、だって。


後書き掲示板


No.109 通りすがりの獣人

大型アップデート中で暇すぎて死ぬ


No.110 通りすがりの魔族

リアルに復帰する良い機会w


No.111 通りすがりの人間

がんばれ廃人


No.112 通りすがりの妖精

まぁここにいる時点で同じ穴の狢っていうな


No.113 通りすがりの魔族

バレたかw


No.114 通りすがりの人間

否定はすまい


No.115 通りすがりの獣人

素直に喜べない複雑な心境


No.116 通りすがりの妖精

よし、せっかくだから新システムの予想大会でもするか

進化の仕方についてはまだ公開されてないし。


No.117 通りすがりの人間

あとは国の造り方?

竜宮王国だっけ?誰がやったか知らないけど、なにをどうしたらできるのやら


No.118 通りすがりの魔族

それならヘルプに一部載ってたぞ。

確か国民と領土とあと何かが必要らしい。


No.119 通りすがりの獣人

あと何かって何さw


No.120 通りすがりの魔族

さぁな。


No.121 通りすがりの人間

普通に考えたら……税金?

近々消費税がまた上がる可能性があるって話だし


No.122 通りすがりの妖精

いやゲームにリアルを持ち込むなよw

もっと夢のある話にしようぜ


No.123 通りすがりの獣人

ならあれだ。

聖剣を抜く必要があるとか


No.124 通りすがりの魔族

聖杖とか聖弓とかが世界のどこかに眠っている訳か。

確かにそれなら探し甲斐があるし夢があって良いな。


No.125 通りすがりの獣人

もしくは7つの玉を集めて、とか?


No.126 通りすがりの妖精

ちょっ。それ以上は危険だ。消されるぞw


No.127 通りすがりの人間

おい、お前の後ろに金髪ヤンキーが!!


No.128 通りすがりの獣人

なに!?っている訳が……


No.129 通りすがりの魔族

ぐあああああっ

やっぱりあの屋台絶対詐欺だって。

訴えてやるぁ!!!


No.130 通りすがりの獣人

ビクッ!!?


No.131 通りすがりの人間

……何事かと思ったらまた湧いたか。

というか、まだ言ってるのかw


No.132 通りすがりの妖精

先日の射的の屋台でボッタクられた奴w


No.133 通りすがりの魔族

いやおまいら聞いてくれよ。

あの屋台の的は絶対チートか詐欺だったんだって!!


No.134 通りすがりの人間

いや。仮にそうだったとしても訴えるのは無理だろうな


No.135 通りすがりの魔族

何故だ!?


No.136 通りすがりの人間

だってデカデカと『最高難度の的は絶対に当たりません。狙うのは自己責任です』って書いてあったんだから。


No.137 通りすがりの魔族

そんなことを言われたら狙いたくなるのが漢のサガだろう!!


No.138 通りすがりの妖精

気持ちは分かるがなw

それを狙った屋台だったんだろうし。

ちなみに当たらなかった理由は中に人が居て回避系のスキルを使いまくってたと思われる。


No.139 通りすがりの魔族

くっそーー次見つけたら絶対に当ててやるからな!


No.140 通りすがりの人間

がんばれー


No.141 通りすがりの妖精

応援(だけは)してるぞー


No.142 通りすがりの獣人

まぁ盗賊落ちしないように気を付けろよなw



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― 新着の感想 ―
[一言] 運営の落ち度だよな
2021/03/09 11:15 退会済み
管理
[一言] そんな射的が
[一言] >楽しくなってきたからって恋愛メインになったら本末転倒ですね。 メインで書きたいならば外伝としてリアル側メインの作品として独立させるという手もありますよ。
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