Seven story 【Ⅰ】
続きが遅くなり申し訳ございません<(_ _)>
なかなかネタが落ちてこずに年末までかかってしまいました
僕はこの国の第一王子のチー。王位継承権を持つが母の身分と、正妻との間に男子が生まれた為に扱いは酷いものだ。父はかつて魔王を倒した勇者でありその後は騎士団長になり、その時の功績を買われを王族に婿養子となった英雄だ。だが僕は英雄とは思えない。世間体はいいが裏では酷い、見境なく女に手を出し気に食わない者には手を汚さず排除する。その被害者の一人が母だ。
母は身分は低いが貴族なので、後宮で侍女として働きながらマナーを学びゆくゆくはどこかの貴族に嫁ぐ予定だった。しかし、そんな彼女を襲い傷物にしたのが父だ。妊娠したことで取り合えずといった具合に、侍女から側室と地位は上がったが父は母に会いに来ていない。勿論、王であるからそうやすやすと会いに来れないのもわかるが母以外の女にはしょっちゅう会いに来ている。つまり母は遊びで汚され、将来を壊されたのだ。しかも、側室という扱いにもかかわらず他の女の世話をさせられている。一応、第一王子を出産したのだが周りからは【王を誑かし捨てられた哀れな女】と見られていた。
僕はそんな現状を変えたくて城内の書物を読み漁り知識を蓄えていった。だが8歳の時に正妻との間に男子が生まれると、母と僕の扱いは更に酷くなった。そんな中でも母は笑顔を絶やさず料理を僕にふるまってくれる。12歳になると今まで話したことがない父…否、陛下からお話がかかった。
「チー?よ、お前は12歳になったな」
「はい、陛下」
「12歳ともなれば城下では冒険者になる奴もいる年齢だ。ちょっと魔物を見て刺激を受けてこい」
そして、父が初めて挑戦したといわれるダンジョンに入り【奈落】に落とされた。
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ー城内・王の私室ー
そろそろ消えたか。俺は片手で酒を回し片手で乳を握った。
「あん♡陛下…また出ちゃいますよ…」
「なら吸ってやろうか?ケントには2歳まで独占されたからな」
「きゃ~♡」
色っぽい妻の声に興奮する。もともとあの女とは遊びだったがまさかデキるとは…
俺は主人公だ。あのかったるい世界からこっちに来て、魔王をぶっ殺した英雄だ。だがそれだけじゃ俺は満足しなかった。騎士団長の地位もいいがやはり王になりたい。第1王子の護衛任務を受けた時、チャンスだと思った。こっそり馬車に魔物が寄り付く香物を付け、馬車を襲わせた。結果は俺も深手を負ったがこの怪我のおかげで怪しまれる可能性もなくなり大成功だった。第1王女は既に他国に嫁いでいるし王子が消えれば、元勇者である俺に話が来ると思ったが簡単に来た。
王になるための勉学は面倒くさいこの上なかったが、それだけに獲たものはでかい。第2王女を正妻としハーレムを作っていた時に侍女として入ってきたあの女。素朴なところにひかれ入れ込もうとしたが、拒否されたから襲った。王である俺を拒否するとは…
結果、そのたった1回で出来てしまった。勿論、妻に責められハーレムの方にもあまり手が出せなくなった。そしてようやく、世継ぎが生まれた。ならもう邪魔だな。丁度、チー…だったか?舌打ちの時のをそのまま名付けたからそんな名前だった気がする。を呼びつけ、事故死してもらう事にした。あいつの母親は低くとも貴族。貴族どもがうるさく言うから、息子はともかくあの女を消すのは得策ではない。あの女は死ぬまで城からは出さず、ハーレムの女の世話役に使おう。
これで肩の荷が下りた。世継ぎはたくさん作らなくてはいけないし、王というのも大変だなぁ。妻を抱いた後は久しぶりにハーレムで複数プレイとしゃれこむか