高校初日
春。それは冬が終わり暖かさを迎える季節。
日本という地域の人間はこの季節を機に変わっていく。
変わろうとしない人間がいても変えてしまう社会を創った。
それが小学校、中学校の6、3年制の義務教育である。
それより先に進む人間も大勢いる。
それが高校、大学である。
この話は高校に入学したばかりの陰祓師三人の物語である。
人間は生物の中でも特に感情が豊富な生物である。
その感情の中で俺は高校入学を果たした事を表すと、緊張である。
入学の時は大抵こういう感情を抱く。
今は入学式の最中である。
とにかく色々な人があーだこーだ話をするので眠くなる。
校長先生が全て要約して話せばいいと今まで何度思ったことか。
こっそり欠伸をする。少し長い前髪が揺れる。
欠伸というのは人間がまだ活動するために酸素をより多く取り込もうとしている行動らしい。
まあそんなことはどうでも良くて。
適当に話を聞き流していたらこんな話になった。
「えー皆さんの中にも陰祓師の素質や資格を持っている方もいるでしょう。その中で…」
どこをどういう風に通ればそんな話になるんだ。
陰祓師を説明すると、この世界には人間が放った負の感情、陰氣が日々蓄積されている。
それが蓄積され過ぎると陰氣から陰妖というバケモノみたいなのが生まれる。
陰妖は人間の負の感情から生まれているので世間に負の現象を引き起こす。
それを倒すのが陰祓師である。
陰祓師は言うなれば正の感情、陽氣で戦う。
陽氣は陰氣と対になる氣なので陰氣を上回る力を以てすれば陰妖を祓うことができる。
しかし暇だ。あれだけ時間を掛けて陰祓師ってなんだっけとか考えてたのにまだ終わらん。
とか思っていたら入学式が終わった。
教室へ移動なので自分の教室に行く。
俺は確か1年2組だったな。
ということでやって参りました毎年恒例自己紹介のお時間です。
席は窓側前から三番目。大体分かってたけど。
前の人たちのは軽く聞き流していって、自分の番が回ってきた。
「えー、米山蓮です。漢検準2持ってます。以上」
周りは静まり返った。別にどうでもいいが。
席に着いてまた次の人の自己紹介を聞き流していく。
眠いな…
「おいこら米山ぁ!起きろ!」
知らん。
とまあ色々あったが終わったので帰る事にする。
廊下は立ち話をする生徒や部活勧誘の掲示板を見てる人達でいっぱいだった。
まあいっぱいって言うからには本当にいっぱいで、
「通れねえ…」
しょうがないので教室で読書することにした。
すると担任が
「おーいもう教室閉めるから出てくれー」
とか言い出す。嘘だろおい。
もみくちゃにされながら昇降口になんとか辿り着いた。
まあ廊下を抜ければ軽く通れたんだけど。
「おう蓮」
「おう翔」
黒髪がめっちゃ短い(が坊主ではない)こいつは天原翔。近くに住んでる幼馴染だ。
「連は部活決めたか?」
「おう決めたぞ」
「何にする?」
「帰宅部」
「うん知ってた」
やっぱりなんかこいつとは馬が合う。
まあ長い付き合いだし当然っちゃ当然だけど。
「陰祓師だからな…翔はどうすんの?」
「お前態々それ聞く?」
「うん」
「まあ聞いて驚け!」
「なんだとー」
棒読みで返しておく。
「おい早いしもうちょっと感情込めろよ!」
「振られたんじゃこう答える。お決まりってやつさね。はっはっは」
やっぱ翔は外さないな。
そんな事を思いながら翔と並んで歩く。
「まあ確かに俺は振ったけど…!まあいいや、俺陸上入るわ」
それを聞いて俺は跳んだ。
「まあ確かにお前足早いけどさ」
「ま、そういうこっちゃ。じゃまた明日な!」
適当に会話してたらもう分岐に来てたみたいだ。
さて、帰るか。
作者の星夜雲雀です。
眠し。最近寝れてません。
注意書きとしては
・この小説はジャンルが本当にハッキリしてないのでもしかしたらキーワードとは違う方向に物語が進む可能性がございますのでご了承ください。
・初の投稿につき読み難い箇所がある場合がございます。指摘などして頂けるとありがたいです。
・眠すぎて集中できず、滅茶苦茶な文になっている場合がございます。ご了承ください。
位ですかね。
でもお気づきの方もいるでしょう。
後書きに書かれても意味ねーよ!
ご意見ご感想等あれば書いてほしいです。(とは言ってもこれ一話で書くことも皆無だと思いますが)
それではまた次の後書きで(謎)!