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神の娘と人の皇太子  作者: 丸
6/8

神の娘、鈍感

お久しぶりです。

続きが分からなくて悩んでいたらこんなに時間が経っていました。


 青年が歩き出してからしばらくして朱理は青年に今、外国の女神に人気な"お姫様抱っこ"をされていることに今になって気づいた。

 (こ、これは、外国の女神様達に人気らしいお姫様抱っこと呼ばれるものではないでしょうか!)

 と思うと恥ずかしくなってきて慌てて俯いた。

 しばらくすると青年は楼閣に戻っていた。

「朱理様!!だ、大丈夫ですか!?」

 と駆け寄られて、朱理は、苦笑を零して口を開く。

「すみません。力を使いすぎてしまったみたいなので、甘い物を下さい。」 

 と言うと忌部氏当主は、慌てて干し柿が入った器を差し出してくれました。

「ありがとうございます。」

 とお礼を言って忌部氏当主を見ると忌部氏当主はこちらを睨んでいた。

「ど、どうされましたか?こちらを睨んで・・・」

 と朱理が問い掛けると忌部氏当主は慌てて睨むのをやめると口を開いた。

「申し訳ありません。私は、朱理様を睨んだ訳ではなく、朱理様をここに連れて来た方を睨んでいるんです。」

 と言われた朱里は、

「そ、そうですか。」

 と、ぎこちなく微笑むと青年が、

「忌部殿、朱里姫が困っているでしょう。私を睨むのはやめなさい。」

と言うと、忌部氏当主は、

「そう言うなら、早く朱里様をお降ろしなさい!」

と、怒鳴った。

 なので、青年は朱里を降ろすと、

「朱里様、早くこちらをお食べください。」 

 と言われたので、朱里は、その場に座ると干し柿を食べ始めた。

 半分ほど食べ終わった時に今まで、何故かずっと隣に座っていた青年は、

「では、朱里姫、今日はありがとうございました。そろそろ、お暇致します。」

と言って立ち上がると部屋から出て行った。


 その後、干し柿を全て食べ終えた朱里は忌部氏当主に

「忌部氏当主様、私もそろそろお暇致しますね。例の件、よろしくお願いします。干し柿、ありがとうございました。」

 と言って朱里は天界の邸に戻った。

 そして、そのまま布刀玉命の寝所へ向かった。


 布刀玉命の寝所の前に着くと、戸を三回叩くと布刀玉命から入室の許可が出されたので入室する。

 そして、朱里は布刀玉命の前の座布団の上に座る。

「伝言を伝えて来たのだな。」

 と布刀玉命に聞かれた朱里は口を開く。

「はい。伝えました。それと呪いをかけられた人がいたので呪いを解いて差し上げました。」

誇らしげに言った朱里とは反対に布刀玉命は溜息をつくと重々しく口を開いた。

「・・・。良いことをしたのだな。・・・朱里、応接の間に天照大御神が来られている。お前に話があるらしい。」

「はい。では、失礼致します。」

 朱里は慌てて一礼すると、布刀玉命の寝所から出て行った。

 そして、朱理は応接の間に向かった。






 


 



完結まで悩みながら書くので更新が遅くなります。

でも、後味が悪くならないように頑張ります。

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