どんなテキストエディタ使ってる?(創作小咄)
私が小説を本格的に書き始めた頃の話。
当時はケータイ小説全盛期でして、恋空とか天使がくれたものとかが流行ってた。
それよりも前から話を作るのは好きだったけど、文章に起こすという作業を始めたのはこの頃ですね。
挙げたような作品の読者層と自分自身がドンピシャだったというのもあり、光速で感化されたよね。わずかな期間、そういう系統の話も作ってたはずなのにどこで路線を見誤ったのか……笑
それはさておき、ケータイ小説というくらいですから、読むのも書くのも携帯電話からというのが主流なわけです。
なろうのような小説に特化したレンタルサーバーではないのですが、やっぱりケータイ小説に人気のレンタルサーバーってのがございまして。
携帯電話しか持ってなくても簡単に個人サイトを立ち上げることができる。そこで作品を発表できるというわけです。
私はおもにメールの下書き機能を使って書いていました。テキストエディタですらねえww
いざ投稿しても、後から誤字脱字を見つけたりで直そうとするじゃない。すると500字だったか1000字だったかある一定字数以上は編集画面から消えるんですよ。
パソコンからアクセスすれば大丈夫だったんですけど、自分用のパソコンは持っていなかったので。
いつでも直せるってのがWeb公開する最大の利点なのに、その利点にあやかれない一発書き的な緊張感がありました。今よりよっぽど誤字脱字は少なかったんじゃねえかなとすら思います。
時は流れ流れて、大学生になればパソコンを持ち始めたしスマホが出回るようになったので、書く方もそっちでやるようになりました。
今再び携帯電話から書けって言われたら無理だな。あの字数も100字以下しか表示されない小さな画面でフリック入力もできずの機械で書くのはもう無理だ。
今だって、常に1000字以上は目に入った状態で書いているわけですよ。直前100字しか見えてない状態で、矛盾のない文章を書くって結構大変だよな。我ながらよく飽きずにやったもんだ。
でもその頃は、それ以外の選択肢がなかったので特に不便とも思ってなかったんですよね。
色々ある今の方がかえって、どうやって書こうか悩んでしまいます。
ちなみにこれはEvernoteで書いてます。エッセイや掌編は大体これですね。ネットさえ繋げればいつでも編集できるのは便利ですね。
長編はScrivenerで書いています。仕事で使ってて、自宅でも月あたりにしたら十数万字は書いてるから慣れてるだけなんだけど、小説向きかというとどうなんでしょう。縦書きとかルビとかないしね。日本語サポートもないし。
何ヶ月か前に最新バージョンが出たようで。そちらは日本語にも対応して、縦書きできるようになったみたい。ルビは相変わらずふれないみたいだけど。
でもルビについては、なろうに投稿する分には正規表現が使えますから支障ないですね。
最新バージョン買っちゃおうかな。高いから少し悩みます。縦書きができることだけに5400円は悩みますよね……。
オフラインでも使えて、パソコンとスマホが常に同期できる。これだけとっても色々と選択肢があるわけで。
Scrivenerは特に不満なく機能も過不足なくですが、ネックはやはりお値段ですよね。もう少し安くて勝手の良いやつ、探してみようかな?