クイズ・これはなんの儀式でしょう?
「女王様がお呼びです」
突然、そう告げられた。
※※※※※※※※※※
女王の許へと赴いた。
「もっと近う寄れ」
そう言われて、ほんの気持ちだけ前へ出た。
「もっと」
そう言われて、半ば諦めて思いきって前へ出た。
「これが何か分かっているかしら?」
そう言って女王は一通の手紙を取り出した。
「手紙が届いたわ。あの国王から」
そう言われて、自らの海賊行為を思った。
女王は刀を抜いた。
「そこに膝まずきなさい」
言われるがままにする。
刹那、刀が振られる音がした。
終わった。
ん?
よく周りを見回すと、生きていることに気付いた。
肩にある刀を見ると、どうやら峰打ちのようだった。
そして、女王に声をかけられた。
「よくやったわ。これからは私の許で働きなさい。それと二人目の世界一周も素晴らしい功績だわ。励みなさい」
何年かして、艦隊が攻めてきたのは、また別の話である。