登場人物紹介(第一章終了時点)
いちおーパラメータや技能とかの設定はありますが、かなり後まで出て来ません。
数値は後々のストーリー展開に合わせて細かく書き換えるかもしれません。
橘虎徹(コテツ、13歳)
本作の主人公(ヒロインかも?)。
とある薬学研究所の職員、被験者の総数60余人全員を殺害、逮捕後も看守数人を噛み殺した殺人鬼。
19歳の未成年ながら罪状が凶悪すぎたため、早期の死刑執行で絞首刑になり絶命した。
絶命後に『神の契約』によってこの世界に渡って第二の人生を送ることになった。――女性として。
実際非常に綺麗な容姿を持つ美少女なのだが、本人は頑なに認めたがらない。
本質的には自分の吸血鬼の能力を嫌っているので、固有能力を努めて使わないように努力している。
天邪鬼でツンデレさんなので、思ってることと正反対の行動、言動を取ること多し。
一度身内と決めた人物にはとことん甘いが、敵対者には全く容赦がない。
シンディベースの作られた肉体に宿っている魂なので、保有魔力が完全にゼロ、かつ生きていない人形の身体。
『人間の身体を模した神力の塊』なのだが、制約により身体を形造る神力を直接使用して魔術を使うことが出来ない。
魔法行使の際は周囲の魔力を集める形で弱い詠唱魔術としてのみ使用出来る。
身体能力的には握力が一トンを超えてるとかで通常の人間の枠を著しくはみ出しているが、五感も超絶に鋭敏であること、特に痛覚過敏で極度に痛みに弱いため、他人が自分の素肌に触れる行為を極端に嫌う。
あと、かなりくすぐったがり。
弟として一緒に育ったエルガーのことが最近どうにも気になって仕方がないっぽい。
なお、『あんな小さくて窮屈な布っきれなんか穿いてられっか!』という理由により、ノーパン属性。
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登録名:コテツ
種 族:神器 13歳
体 力:65,535
魔 力:0
筋 力:10,800
知 力:260
俊敏性:280
耐久性:65,535
抵抗力:65,535
言 語:共通語、魔法語、エルフ語、日本語
固 有:魅了眼、魔力探知、熱源探知、神速化、血の魔力、血液毒、霧化、接触麻痺、生命力吸収
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神刀:
鍛冶神アメノヒトツメが打ち、雷神タケミカヅチが鍛え、智神オモイカネが神力を封入したこの世界で最強の神刀。
これがないと虎徹は魔法が使えない。普段から使っている魔法の魔力は神刀に封入されている神力を魔力変換して使っているもの。
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エルガー・アドン・サーティエ(13歳)
本作のもうひとりの主人公(たぶん、きっと)。
虎徹と双子同然に育った乳兄弟。エルガーの方が半年ほど年下。
『魔法戦士』の異名を取った傭兵アドンとその妻で魔法使いのサーティエとの間に出来た一人息子で、普通の人間の数倍に達する魔力を生まれながらに保持しているほか、虎徹と同じ魅了眼の力を隠し持っている。
『何をやらせてもそつなくこなす天才児』の典型で、能力に非常に偏りがある虎徹が『絶対に勝てない弟』と半ば諦め気味だが、当人は当人で虎徹のことを『絶対に負かせない姉』と思って敬愛している。
つまり、お互いがお互いに勝てないと思い込んでいる相思相愛の仲。
父親譲りの傭兵剣術と、母親譲りの魔術知識を同時に使いこなす魔法戦士の正統後継者。
姉として育った虎徹に対して含むところがあるようだ。
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登録名:エルガー
種 族:人間 13歳
体 力:330
魔 力:780
筋 力:225
知 力:180
俊敏性:160
耐久性:180
抵抗力:190
言 語:共通語、魔法語
固 有:魅了眼
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ミスリル装備:
戦士の試練の修了後にドワーフの鍛冶師ムギリから与えられた、父アドンと母サーティエからの贈り物。
鋼鉄の数十倍の硬度を持ちながら重量は三分の一以下という蒼銀をふんだんに使用した全身鎧と片手剣、円盾のフルセット装備。
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シンディ(オモイカネ)
本作メインヒロイン(だったはず)。
知識の神、なのだが実質的には『好奇心』の神で、『この世界を人間の目線で旅すること、王国を建国することで得られる知識と経験』を満たすサポートパートナーとして虎徹をこの世界に召喚する契約を結んだ。
虎徹の契約雇用主な立場のはずだが、虎徹の押しの強さと自身の受動的な態度のせいでなんだか立場逆転してしまっている。
神格が最上級レベルで宇宙の存在に必要不可欠であるため、神としての権能の99.99999...%以上を神界から動かすことが不能な最高神の強力な能力制限を受けている。
この理由で、人界で活動する実体(神体)はごく普通の女性以下の能力しかない。
ただし、最高神に次ぐ神格を持つため、必要時に自分より下位の神を呼び出して働かせることが出来る。
同様に、同じ神格を持つシンディの神器である虎徹も、シンディが召喚した神に命令が出来る。
口癖は『合理的』で全ての行動に合理性を重んじるが、裏返せば『めんどくさがり』で、なるべく少なすぎる自分の力を使いたくない。
なお、『知識はあっても何でもそつなくこなせるわけではない』の典型例で、赤ん坊の虎徹をうっかり崖下に落としたことがある。
また、調理の知識、栄養学の知識はあっても味覚に関する知識が欠落しているため、パーティ内随一のメシマズ女として調理禁止令が発動されている。
現在の人ならざる絶世の美女の姿は『虎徹が最も親近感を抱きやすい人物(地球で亡くなった実妹)の容姿を借りたもの』で、本来は姿形を持たない力だけの存在。
最上位神格を持つシンディが人間の姿を模したことで、放つ雰囲気が神気を纏ったもの。
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登録名:シンディ
種 族:神族 10代後半に見える
体 力:65,535
魔 力:0
筋 力:15
知 力:30,000
俊敏性:25
耐久性:65,535
抵抗力:65,535
言 語:全て
固 有:神力変換、血流術
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血流術:
虎徹の発案で自分の身体を流れる強大な神力を含む血液を直接魔力の行使に利用する触媒魔法の一種。
含有神力量が現世最高品質のため、通常の魔法、魔術の枠を遥かに超えた強力な神術が使用可能。
……ただし、未だ研究途中であるほか、シンディの身体にも制限があり、ある程度の量を使用すると貧血に陥る。
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レムネア・レイメリア(12歳)
本作ヒロイン(のはず)。
シスの街で生まれ育った盗賊。
白髪紅眼に白磁のように透き通った肌を持つアルビノで、初めてレムネアを見た虎徹は『妖精のようだ』と表現した。
働けなくなった病弱の母を看病して暮らす過程で、必然的に盗賊ギルドに登録し裏仕事を受けるようになった。
自身もアルビノで先天性免疫系疾患を持つため『体力的には問題ないが病原体に感染しやすい』という病弱な一面があるため、身内の苦しみを放置出来ない虎徹に非常に過保護に扱われている。
エルフ姉妹のシルフィンとシフォンと知り合ってからは自身の体質を改善するために精霊魔法を教わっている。
10年前から父同然に慕っている雷神タケミカヅチと一緒に暮らしており、母レイメリアが健在だった頃に神弓の異称を持つ森の戦士だったこともあり、愛用していたという鉄の弓を引けるようになるために武神でもあるタケミカヅチに弓術を習っているが、道は遠そうだ。
母レイメリアがエルガーの実母サーティエの姉であるため、エルガーとは従姉妹に当たる。
このためと、エルガー、虎徹と年齢が一歳年下ということで実の妹のように扱われており、本人も唐突に出来た姉と兄を非常に慕っている。
12歳時点で142センチ、パーティ内最年少。
味音痴。シンディが天性の壊滅味覚なら、こちらは天然の個性派味覚。パーティ内ローテーションで必ず調理担当から外される。
どうも最近、実姉と慕う虎徹の影響でノーパン派閥に転んだ様子。
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登録名:レムネア
種 族:人間 12歳
体 力:160
魔 力:190
筋 力:130
知 力:190
俊敏性:330
耐久性:120
抵抗力:70
言 語:共通語
固 有:なし
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俊敏性:
神器である虎徹をも抜いてパーティ内最速。
タケミカヅチ直伝の体術を使いこなし、格闘術をやらせるとかなりの使い手。
でも弓使いを志す娘が格闘術の使い手ってどうなんだレムネアちゃん。
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ムギリ(153歳)
シスの街で鍛冶師を営んでいたドワーフ。
アドン、サーティエ、レイメリアとは現役傭兵だった頃からの付き合いで、シスの街でも最高品質の武具・防具鍛冶師。
戦士の試練で店に訪れたエルガーと虎徹を介して祖神として崇める鍛冶神アメノヒトツメが現世に顕現していることを知り、虎徹とシンディを介してアメノヒトツメに出会った結果相互に意気投合し、正式に弟子入りすることになった。
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登録名:ムギリ
種 族:ドワーフ 153歳
体 力:180
魔 力:240
筋 力:230
知 力:100
俊敏性:150
耐久性:150
抵抗力:170
言 語:共通語、ドワーフ語、エルフ語
固 有:土の精霊術、炎の精霊術、冶金術、岩石ゲート
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冶金術:
土の精霊魔法の一環で、触媒となる元の金属を精霊力の続く限り増殖させることが出来る。
岩石ゲート:
自分の身体が入る岩石に融合して別の地域の同じ程度以上の大きさの岩石へ移動することが出来る。
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シルフィン・フェイ(133歳)
シフォン・フェイ(132歳)
大陸南方にあるエルフ王国の双子の王女。水と風の精霊使い。
名付け親であるシンディとは生まれたときからの知り合いで、エルフ王国がシンディに大恩あることからシンディの要請で旅の仲間として呼び出された。
呼び出された旅先で知り合った、生まれつき免疫障害を持つレムネアを気の毒に思い、レムネアに精霊魔法を伝授することに決めた。
シンディと同じく非常に好奇心旺盛で、初めて一緒に過ごした人間たちのことが気になり、シンディと一緒に人間の生態を学ぶことにした。
殆ど同じ容姿で、シルフィンが青目、シフォンが緑目の違いしかない。
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登録名:シルフィン・フェイ
種 族:エルフ 133歳
体 力:170
魔 力:260
筋 力:140
知 力:160
俊敏性:200
耐久性:140
抵抗力:210
言 語:共通語、ドワーフ語、エルフ語
固 有:風の精霊術、水の精霊術、植物育成促進、樹木ゲート、双子念話
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植物育成促進:
触媒となる元の植物の成長を促進させることが出来る。
樹木ゲート:
身体が通る大きさの樹木に一体化して、別の地域の同じ大きさ以上の樹木と空間を接続し移動することが出来る。
双子念話:
シルフィン、シフォンとの間で距離、空間を無視して念話で接続会話することが出来る。
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タケミカヅチ(武御雷)
シンディの要請でこの世界にやって来た雷神。
15歳になった虎徹に武術を教え込め、との要請だったが、少々時間を間違えて10年前(虎徹二歳時)に到着してしまった。
この世界に顕現した際に巨大な雷撃と共に落下したが、運悪くそこにレイメリアの家があり落雷焼失させてしまったため、弁償するために森を切り開いて家を新築することになった。
あと、病弱なレイメリア、生まれたばかりのレムネアと一緒に暮らすうちにすっかりレムネアに懐かれてしまったガチムチのおっさん。
虎徹が15歳に達するまですることがないので、同じくシンディの命を受けてこの世界に顕現した親友のアメノヒトツメの鍛冶鍛錬の手伝いをしたり、レムネアに格闘術や弓術を仕込んだりして過ごしていた。
偶然12歳の虎徹がシンディの張った人払いの結界を抜けてタケミカヅチの元にたどり着いたことで、少し早めながら武術鍛錬を開始することになった。
シンディ相手のときと同じく虎徹に逆らえないことと、レムネアを非常に甘やかしているため、かなりいいように扱われている不幸の星を背負ったおっさん。
最高神制限で戦闘時に一切雷撃能力を使用出来ないが、神としての実体は稲妻そのもの。
一応、現時点で武力最強、のはず。
※能力パラメータは全て65,535でカンストするので割愛。
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アメノヒトツメ(天目一箇)
シンディの要請でこの世界にやって来た鍛冶神。
15歳になった虎徹に史上最強の神刀を与えろ、との要請だったが、鍛え始めて12年経過した現在でも未だに完成しない、というか要求仕様が現実を見ないレベルで高すぎて割りと涙目になっている。
この世界に顕現してはいるものの、鍛冶場がマグマに近い地下深くにあり常時超高熱の環境にあるため、普段は神力ゲートにより空間を接続する形でアメノヒトツメの元に用事のある人物たちが行き来する形で出会っている。
身長三メートル以上の巨大な一つ目巨人の外見。
※能力パラメータは全て65,535でカンストするので割愛。
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アドン(38歳)
エルガーの実父で、虎徹とエルガーの剣の師匠のひとり。
現役時代は『魔法戦士』の異名を取った歴戦の傭兵だった。
引退後はシャトー村で一介の農民として暮らしていたが、妻サーティエの姉の子であるレムネアの盗賊ギルド騒動に巻き込まれた結果、引退を返上して現役時代に雇用主だったカスパーンの元で軍人として再雇用されることになった。
カスパーンからは実の息子同然に扱われている。
非常に寡黙で、発言に言外の意味がたくさん込められている。
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サーティエ(36歳)
エルガーの実母で、エルガーと虎徹の魔法の師匠のひとり。
現役時代は戦士アドンを魔法で支え続けた縁の下の力持ち。
本人は詠唱魔術を覚えられなかったらしく、詠唱魔術を使いこなすシンディよりも遥かに格下、と自称していたが、豊富な実戦経験を経た応用技術はシンディ経由で詠唱魔術を極めた虎徹から見ても遥かに洗練された魔法陣技法になっていた。
アドンと同様に軍人としてカスパーンの庇護下に入ることになった。
カスパーンからは実の娘同然に扱われている。
明朗快活で世話焼き、肝っ玉母さん。
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カスパーン・クルマルス(59歳)
シスの街の守備隊を率いるカーン帝国の軍人。
過去はカーン帝国東方軍将軍で『カーン帝国三本槍』の異名を取った猛将で、現役時代は西の国境での国境紛争で数十年に渡って攻勢を跳ね除け、領土拡張を推し進めて来た帝国の重鎮で英雄。
現役を後進に任せてからは外敵の居ない帝国領奥地の東北側に引き篭もって道楽がてら、他地域から送られて来る新兵たちの育成修行をメインにしている。
名目上は領主の下にある街守備隊の隊長、ということになっているが、実態としては東方軍指揮官であり領主の遥か上の立場で、ご隠居としての仮の姿が守備隊長。
アドンの剣の師匠でもあり、アドンとサーティエを実の子同然に可愛がっていたことから、その実子として出会った虎徹とエルガーのことは実の孫と思っている。




