仮の武器は無差別武器
たぶんこれをメインに別の話を気分で書き繕っていく行くと思います
全部亀更新だけどなにとぞお許しを、、、、
「スキルのせいかここってやつがなんとなくわかるがしょせんはただの岩だよな」
いまだに後ろが騒がしいが隣にある茶色い山を見ながら溜息と共に愚痴が出てしまった
大小様々な石ころの集まりしか取れないとはやっぱり場所の問題かね
買っておいたピッケルの一つがダメになったことだしちょっと遊ぶことにするかね
「鱗固くて剣が弾かれちゃうよぉ」
「そうね、顔面突こうにもちょこまか動かれてうまく当たらないわね」
「後ろで閑談してないで助けてくれないか。っというかお前らも俺ばっか狙うんじゃねェよ!」
おうおう、ユキが楽しそうでなによりですな
トカゲ二匹に左右から攻撃されてはいるが、自前の盾でうまいこといなしているから盾も壊れないだろうし、しばらくは持つだろ
布切れで石を飛ばす簡易スリングで石ころを飛ばしてもよさそうだがそんな原始的なものじゃ満足しない
そもそも威力がなさそうで使い物にならん…腕力上げれば使えるかな
まぁどっちにしろ後回しだ
今回は市販の水筒で大砲にチャレンジだ
この水筒値が張ったけど鋼製なんだよね
そう鋼製の筒ってのがポイント高い
手頃な大きさの石ころの角を削って球状にして、筒の直径と同じか気持ち大きいこれを水筒に詰め込んだら完成…今度棒状の詰め棒作るわ
銃身30cm位だし、水筒だから狙いつけ難いけどこの世界初めての銃火器の完成だぜ
「んじゃ実験するからユキ、気を付けてくれよ」
「まて、なにする気だ」
姉妹揃って後方で歓談しているのを確認して、狙いを定めれば後は魔法だ
移動中試してみたが、火魔法を頑張って練習すれば爆撃にすることが可能だった
密閉した水筒の中で爆発させれば銃として機能するはずだ
距離10m、対象はユキを狙うのに後ろを見せているから避ける心配はない
「ファイヤァ」
えぇ、結論から言うと失敗だな、これ
水筒は原形を留めているがどうも石の強度が弱かったらしい
砕けた石が礫となって発射されてしまったんだな、うん
「威力も十分じゃないしとっとと鉱石採掘して作らないとな」
「その前に言うことがあるんじゃないかしら」
「そうだよお姉ちゃん、さすがに私たちまで被害あるとは思わなかったよ」
大小様々な礫になったもんだから戦っていた3人はもちろん、後方にいた二人にも多大な被害が出たんだよね
二人の皮鎧の部分は大丈夫みたいだが布や素肌のところに当たって血がにじんだりしている
「お三方、おれには一言もないのか」
まぁユキに比べればずっと軽微だ
金属鎧が凹むとは思わなかったからな
「でもトカゲに有効打与えて助けてやれたのはあるだろ」
「俺への被害がなきゃそう素直に思えたよ!」
クールな雪はどこへ行ったのか、最近叫んでばかりじゃないか
いや、家の中じゃいつもこんな感じだったな
「試作段階だったんだ、許してくれ」
「そういうのは人のいないところでやってくれよ」
「威力の検証もできて一石二鳥なんだから仕方ないじゃないか」
「仕方なくないわ!」
ちなみにトカゲは石ころが頭にも当たってふらついてるところを姉妹が眼球に獲物を差し込んでドロップに変えてるから安全でございます
「とりあえず、散弾としてならこの辺の敵に有効打与えられるみたいだからこのまま採掘場へいくか」
「ナツ姉のが弱らせたところをズシャーっかぁ、つまらないけど仕方ないかぁ」
「そうねぇ、スキルは育たないけど、今回は鉱石が狙いだし仕方ないわね」
「俺は後ろからやられたくないから盾しないからな」
各自好きなことだけ言うと俺の後ろに横並びになりやがった
こんな初心者装備を盾にするとはなんと薄情な奴らか
そうそうに鍛冶でいい武器作って立ち位置を交換しなくてはいけないな
「ところで鉱石ってどこで採るんだ?」
このあと口撃にあったのは恥ずかしいから黙秘しよう
プレイヤー:ナツ
スキル: 11(SP4)
『気配17』『回避3』『素早さアップ14』「隠密21」『察知4』
『魔法:火15』『忍び足20』『目12』『足14』『魔力回復8』
『採掘7』
プレイヤー:ユキ
スキル:10
『痛み軽減』『反動軽減』『衝撃緩和』『盾』『ガード』
『守り』『防御アップ』『足』『察知』『受け流し』
プレイヤー:ハル
スキル:10
『剣』『二刀」『素早さアップ』『攻撃アップ』『抜刀』
『足』『ダッシュ』『スタミナアップ』『腕』『受け流し』
プレイヤー:カエデ
スキル:10
『槍』『盾』『腕』『守り』『魔力回復』
『魔法:光』『目』『受け流し』『魔力アップ』『攻撃アップ』