表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Freedom World Story   作者: サイト
12/13

働きすぎると人は倒れます

んではやってまいりました始まりの町の貸し工房です


「で、鑑定したはいいけど、金持ってかれるな、ほんと」


4人分のポーチに入れていたアイテム群で1万も使うとかだれが思うんだよ

でも石ころにクズ鉄、銅に、鉄鉱石。研磨石に水晶、鋳鉄とまぁ数は手に入れられたな


「とりあえず初めは溶かしてインゴットにでもするかな」


試しに一個魔法だけで溶かせるかやってみるか

炉に火魔法で着火して魔力を維持したままフイゴで火力を上げてと。

やっぱ外的要素で魔法の威力上昇するんだな、じゃなきゃ簡易鉄砲にもならなかっただろうし妥当っちゃ妥当か

火力はこんなもんで大丈夫か?そしたら鋳鉄いれて溶けだしたのを型に流し込んでと


「まぁこれくらいは素人でもできるわな」


あ、ちなみに他の人は注文だけ付けて平原に狩りに出かけましたって、誰に説明しているんだろうな

こう単純作業だと精神に異常きたすな、やっぱり

鋳鉄インゴット25に銅インゴット20、鉄インゴットが20とまずまずの量だな

魔法も外的要素で強化したからかまだまだ使えそうだし申し分ないな


「んで問題はここからだよな」


鉄を熱して叩いて不純物を取り除いて武器として使えるように製鉄する。

言葉にだして言うのは簡単だけど実際は難しんだろうなぁ

まぁ銃作る練習台に作ってやりますかね


ではでは、やるとしますか

確か物が燃えちゃだめってあったよな。溶けるのは論外として火力調整してと

んでこいつを叩いてって溶けてる溶けてる

くそ、あいつはもう一度インゴットからやり直しだな

これくらいで取り出してってかたいわ、こんなもの加工できるか


スキルがあるとはいえ、火入れだけで時間とられた、もう夕方じゃねぇか

だが大体のコツは掴んだ。とりあえず初めだし叩く回数とか数で管理できるので比較作っていくか





視点変更


「もう草原では敵なしだったね、私たち」


「そうねぇ、ユキちゃんのおかげで攻撃に専念できますし、光魔法のレベル上げに回復を少し混ぜるだけで問題ありませんものね」


「だからって魔物の群れに特攻かける必要なかっただろ」


草原最大の難所ゴブリンの集落を攻め落とせるとは思ってなかったけどさすがチートのユキだったよ

ゴブリン20体全部引き受けてくれたから首狩るだけの単純作業になっちゃたもん

ヘイト管理もできるし、周囲を見る目もあるし、防御も横流しして逆に別のゴブリンにぶつけるテクニックもある

なんでこれでゲームにのめり込まないのか分からないよ


「ところでここでいいんだよね」


「受付ではそう仰ってましたが、ここだけ音が聞こえないことが不気味ですね」


一狩り終わったからナツ姉に近況報告聞きに工房に来たんだけど、おかしんだよね

あ、貸し工房って三階建の建物があって、そこの部屋全部を生産職向けに貸し出してるところがあるんだ

いきなり自分の家なんて建てられるわけないから当然と言えば当然の措置だよね

いや、ここの運営ならそんな施設も造らないで弟子入りシステム搭載しても不思議じゃないんだけどね


「借りてなきゃ開かないわけだし、とりあえず開けてみようか」


「おいおい、聞き間違えとかで他の人のでした―とかも俺はいやだからな」


「そういうときは謝れば大抵許してくれるから大丈夫よ」


「根拠のないその自信はなんだよ」


「え、色仕掛けすれば男なんてちょろいものよ」


「姉の口から直接聞きたくないやつきて反応に困るんだが」


もう、私を置いて盛り上がっちゃって

いいもん、私はナツ姉とお喋りするもん


「ナツ姉。調子はって、きゃあぁぁぁぁぁ」


扉を開けると、そこには武器に埋もれるようにナツ姉が倒れているのが目に入った


「ユキちゃんお水持ってきて」


後で騒いでいた二人だけど私の叫び声を聞いて慌てて近づいてくると倒れているナツ姉に気づいて介抱を始めている

ちょっと私は邪魔そうだから端に避けてようかな

いや、手伝えないとかじゃないよ、二人がいれば十分だって思ってるからだよ


「刀だぁ!!!」


そうしたら机が邪魔で見えなかったけど隅に乱雑に積まれた武器の山の前に武器が立掛けてあるのを見つけたわけですよ

何かの毛皮で巻かれてるけど私の眼は誤魔化せないぞ


「ふわぁ。こんな序盤に作ってくれるなんてさすがお兄ちゃん。愛してるよぉ」


ぐへへへ、一振りしかないけど山積みの中にあるあれは何か失敗してるんだろうから触らないほうがいいよね

さっそく刀身とご対面といこうかな

刀の命でもある刀身の魅せるあの輝きが何とも言えないんだよねぇ。ウヘヘヘ


「隅に逃げないでこっちを手伝え」


「あ、私の刀ぁ」


毛皮を取るのに軽く握ってたのがいけなかったのかユキちゃんに首根っこを引っ張られる拍子に刀が私の両手から逃げるように落ちていく

カシャンっと空しく音が響くのとは逆に私は騒がしく叫びながらユキちゃんに引きずられていくのでした。クソウ



プレイヤー:ナツ

スキル: 12(SP4)

『気配20』『回避5』『素早さアップ17』「隠密4」『察知8』

『魔法:火28』『忍び足20』『目19』『足18』『魔力回復19』

『採掘13』『鍛冶20』


プレイヤー:ユキ

スキル:10

『痛み軽減15』『反動軽減20』『衝撃緩和20』『盾23』『ガード20』

『守り15』『防御アップ15』『足16』『察知10』『受け流し25』


プレイヤー:ハル

スキル:10

『剣25』『二刀1」『素早さアップ15』『攻撃アップ15』『抜刀10』

『足16』『ダッシュ20』『スタミナアップ16』『腕15』『受け流し5』


プレイヤー:カエデ

スキル:10

『槍20』『盾10』『腕20』『守り8』『魔力回復10』

『魔法:光10』『目15』『受け流し5』『魔力アップ10』『攻撃アップ10』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ