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Freedom World Story   作者: サイト
10/13

出会いたくない時ばっかり出会うよね

トカゲの襲撃がたびたびあったがどれも楓姉とハルに眼球を突かれ消えて行ったので問題という問題もなく発掘作業を行えたのだが

ピッケルで発掘個所を掘っていくとポロリと塊が落ちてくるこれは、表現に困る違和感の塊なのだがどうなのだろうか


とりあえず全てポーチに収納しポーチの収納限界の検証とアイテムの整理しやすさを見てみたが、ポーチはいらなすぎだろ。10ストックくらいしか入らないようだ

アイテム一覧も何かの石ころ×○○とか意味不明だしどこか設定はないものかね


「町に鑑定屋でもあるのか?」


「そうだよ、初入手は鑑定してもらわないといけないものがいっぱいあってお金が足らなくなっちゃうんだよね。まぁ私たちみたいな戦闘組は未鑑定のものそのまま売りに出しちゃうけどね」


「それだと足元見られて安く買いたたかれるだろ。レア物かもわからんし」


「仕方ないのよ、売値が高いものほど鑑定料も割高になるみたいで、鑑定料に利益を乗せた分を売値にすることが商店で流行る程なんだもの」


「ならば鑑定のスキル取ればいけるのか」


「鑑定なんだか不遇スキルみたいだよ。どこぞの物語みたいにチートスキルになるはずだって息巻いてた人がβテスト終盤に真っ白になってたっていうしね」


「あれはご愁傷様としか言えないわね。鑑定をかけても冒険者では知識がありませんっという認識で鑑定結果が?マークいっぱいになるみたいですし。しかも敵に鑑定をかけても同じようなことになるようですよ」


「それは、図書館で調べれば変わるとかじゃないか?」


「ゆきちゃんの手にかかればなにか起るかもしれないけど、噂の人図書館で見つかったって話だよ」


「ぞっとするなそれ、ゲームの中で廃人になったのかよ」


むしろよくそこまで本の虫になれたな。まず間違いなく文字関連で躓くな

どうせこの世界の文字で蔵書されてるんだろうしな


「ナツ姉、そろそろポーチいっぱいになるんだけど、まだここで採掘するの?」


「ん?未鑑定品ででるならそう言ってくれなきゃ予定が変わるにきまってるだろ」


「おれ、すっごいいやな予感がするんだが気のせいか」


「奇遇ね、私もそう思ったところよ」


「まぁまぁそう邪険にするな。あとで武具作ってやるから今は手伝え。採取に恐ろしく時間がかかるって判ったところなんだから」


なんだか三人が遠い目をしているがここは知らん顔して手伝ってもらおう

さすがに鍛冶仕事なんてやったことないからな。うまくいく保証がない


「なぁ、死に戻りした場合ってペナルティなんになってる」


「え、アイテムとお金の喪失に、経験値半減にステータス一時間の間一律1だけど、どうかしたの?」


「それ嫌がらせに近いな。生きてるだけマシってか」


「運営の心が判るってすごいねナツ姉」


「それだけマイナスならば、素人じゃなければ判ると思うのだけれど」


「それより逃げるぞ、またゴーレム様のお通りだ」


「まて、あっちって帰り道じゃなかったか、ちゃんと出れるんだろうな」


「さすがに私も坑道の道順はすべて覚えていないわね」


「姉ちゃん、それできるなら現実世界に少しは還元したらどうなんだよ」


「あら、ちゃんと他のゲームでも生かしているでしょう?」


「遊びにだけじゃないか」


「ほら、口じゃなく足を動かせ―。死に戻ったらアイテム分働いてもらうからな」


まったく緊張感が足りないがうちの家族はこんなもんだろ

とっとと町で鍛冶仕事になれなきゃなぁ、スキル取った方がいいよなぁ…


「ちょっと試しに坑道壊せるかぶっぱなしてみるか」


「不吉な単語が入ってるんだけどぉ」


「諦めなさい、ナツちゃんは昔からすこしおかしな子だったでしょ」


「そうだよユキちゃん、ナツ姉に振り回された日々を忘れたの。しょせんお遊びだったのね」


「あえてひどい言い回ししてるだろ」


「お前たちの俺に対する言動もひどいからなっと『爆発1号』投下」


ゴーレムに向き直って投げたのは密封した水筒だ

あの中には水の代わりに俺の魔力を詰め込んである

十分に離れたところで最大出力で魔力を爆発させれば爆弾もどきの完成よ

水筒一個しかないからすこし痛いが背に腹は変えられん

やつを埋殺せるタイミングで天井付近を爆発してやったがこれはあれだな


「火力不足だったかぁ」


「なんかゴーレムの動き若干速くなってないか」


「怒らせてしまったみたいねぇ」


火力不足で天井が壊せなかったのか、さすがに干渉できない様にプログラミングされてるかのどちらかだな

結構威力あったと思うんだがなぁ、もっとちゃんとしたの作ってリベンジしなきゃいけないな


「あぁまたロクでもないこと考えてるよ」


「そういう時は無視するに限るよ。じゃなきゃ真っ先に巻き込まれちゃうよ」


疫病神みたいな扱いを受けるとは心外だな

ただ、エリアを壊せるかどうかの検証をしようとしていただけだというのに


プレイヤー:ナツ

スキル: 11(SP7)

『気配20』『回避5』『素早さアップ17』「隠密4」『察知7』

『魔法:火23』『忍び足20』『目16』『足18』『魔力回復11』

『採掘13』


プレイヤー:ユキ

スキル:10

『痛み軽減』『反動軽減』『衝撃緩和』『盾』『ガード』

『守り』『防御アップ』『足』『察知』『受け流し』


プレイヤー:ハル

スキル:10

『剣』『二刀」『素早さアップ』『攻撃アップ』『抜刀』

『足』『ダッシュ』『スタミナアップ』『腕』『受け流し』


プレイヤー:カエデ

スキル:10

『槍』『盾』『腕』『守り』『魔力回復』

『魔法:光』『目』『受け流し』『魔力アップ』『攻撃アップ』


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