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五本場34

 東四局オーラス、ドラ二。親はノノ。

 現在の点棒状況は以下の通り。


中野 二四七◯◯

日和亭二三五◯◯

七海 二七一◯◯

ノノ 二四七◯◯


 三人クビ無し状態、このまま終える事が出来れば先ほどの負けも取り返す事が出来る。

「ポン」

 三巡目、七海はノノが切った8を鳴き、9を切った。

「チー」

 更に五巡目、日和亭が切った七を五六で喰い、發を切った。

 七海が發を切った後、ノノがツモる。

(普通に見ればタンヤオ……でも發が遅かったから役牌の後付けも有り得る……)


一一二三②④④⑦⑨南南白中 三


(二も⑥⑦もタンヤオの危険牌、白中もダメ……ひとまずこれを)

 ノノは⑨を切った。

「ロン、二六◯◯点」

「えっ!?」


八八八⑧⑧⑧⑨(七五六)(888)


 三色のみ、タンヤオに見せ掛けて余り易い端牌狙い。もし和了れない方を引いても、出易そうな単騎への手変わりを待てば好い。

「お嬢さんの一人勝ちだな、結局わしらはヤキトリか」

 二回戦が終わってのスコアは以下の通り。


七海 二九七◯◯ →+七千九百円

中野 二四七◯◯ →+  五百円

日和亭二三五◯◯ →▲二千六百円

ノノ 二二一◯◯ →▲五千八百円


 中野を三着以下に落とせば差し馬の収支差を一気にひっくり返す事も出来たが、ひとまず一人浮きのトップなら好しとすべきである。これで中野にかなり詰め寄った。

 七海は場代をノノに差し出した。ちなみに場代は差し馬の収支差には繰り入れない事になっている。

(これで収支差は千六百円まで縮まりました……ここからが勝負です)

 中野はほとんど仕掛けて来ない。もしかしたら不調なのかも知れない。こちらもルールには馴れてきた事だし、このまま一気に押し返したい。

 三回戦は、日和亭の回り親でスタートである。

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