【第一回】 《最近のミステリー小説の傾向とミステリーの繁栄》
ミステリー小説とは一般的に、怪事件を解き明かしていく小説のことを言い、主に「誰があの人をどうやって殺したのか」を探偵役が推理する小説である。海外ミステリでは『そして誰もいなくなった』、『Yの悲劇』、日本では『獄門島』、『占星術殺人事件』などが人気を博し、時代を超えてなお読み継がれている。
ミステリー小説の醍醐味といえば美しき且つ狂気を纏った殺人、完璧な論理と解決、そして何より驚愕の犯人と殺害法であろう。以上の魅力は多少違いはあろうがほぼ万人共通のものだろう。また、以前に挙げた有名ミステリーもこれらの魅力をすべて網羅している。
しかし、この魅力を覆す現象が書店で起こっている。
一般的に推理小説の売り文句といえば「驚愕の犯人」、だとか「恐るべき真実」、「~が示し合せるものとは?」などその事件に関連したものだろう。当たり前のことである。しかしこれらの売り文句が書かれていない帯を付けたミステリー小説がある。そういう小説の大概(勿論一概にも言えないが)は登場人物のことが書かれていることがとても多いのだ。とても不思議な現象である。なにしろ以前にも書いたように推理小説の面白味というのは「謎」が主なものなのである。探偵やワトスン役の個性などほんの箸休めに過ぎないはずなのだ。以前筆者もそのような売り文句の小説を読んだことがある。大変人気があり私も気になって試しに購読したのだが、中身は個人的な感想としてはそこまで面白い「ミステリー小説」ではなかった。この類の小説は「キャラ」があって次にそれを引き立たせる「謎」があるのだ。とどのつまりはミステリー小説と名乗る小説たちにキャラクターノベルが増えているのだ。
もちろん私は何も「キャラを重要視したミステリー小説を撲滅せよ」と言っているわけではない。そんなことをしていたらそれこそミステリー界はますます衰退するし、キャラクターノベルは若者をキープする重要な駒だと思っている。私がいいたいのはキャラクター重視のミステリー小説が好きな読者に本格派のミステリーを読んでもらう工夫をすべきと考えているのだ。私はキャラクターノベルミステリーのなかで紹介するのが手っ取り早いと考えている。私自身ミステリー小説に初めて触れたのが他の小説で紹介されているからであった。まあこんなことは作者が紹介するかどうかにかかっているわけであり、何かの陰謀じゃあまずいだろう。そんな策は日本推理小説協会かなんかにお任せする。
私は本格推理小説が大好きである。私はこの気持ちを他人にも味わってほしい。我ながら阿呆なことを書いたものだ。
私はじめての投稿、いかがだったでしょうか。次話はすぐアップします。
この連載かなり不定期になり、稚拙且つ面白味のないエッセイかと思いますがよろしくお願いします。レビューくれたら感謝感激(筆者はガラスのハート)